スタッフレポート ~NZ 2日目です | 新井敏弘オフィシャルサイト

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現地の大田尾です。

本日から本格的なラリーカーのリビルト作業に入りました。
前回のラリーメキシコで負った車体のダメージを完全復活させるため、ニュージーランドにてボディーのフレームを交換・修正を行っており、コンテーナーがニュージーランドに入港すると早々に地元のボディーショップにラリーカーを入庫し作業を行ってました。
しかし、元来ボディーは丈夫なインプレッサですし、それに補強、丈夫なロールバーまで装着されていますので、そんなに大掛かりな作業では有りません。
あくまでも、ラリーカーをベストの状態にする為の作業です。その作業が昨日終了し、本日29日よりRally New Zealandに向けた、車両のリビルト作業の開始です。
E/G、T/Mをはじめとする主要部品は一旦ラリーカーから全て取り外されます。そして、個々に点検を行い必要があれば交換し、再組立されます。
また、全てのパーツは各パーツごとにライフ(寿命)管理がされており、外観上異常が無い様に見えるパーツでもライフに達したものは交換していきます。
一般的な使用では、問題なく10万キロもつようなパーツでも、ラリーカーでは1,000km、2,000kmで交換していくのです。これは、パーツに問題があるのではなく、ラリーで受けるパーツの疲労度が大きく、1ラリーで一般車の受ける疲労度の10倍近くの衝撃を受けているからなのです。

今回のサービスパークは目の前が海というロケーションで、作業をしていても気持ちが良いです。また、地面がコンクリートである事も、われわれメカニックにとっては非常にありがたく、作業も効率よく進みます。
本日でほぼ全てのパーツの点検が終了し、明日からは組み付け作業に入っていきます。夕方にはエンジンが始動でき、月曜日のテストに向けたラリーカーのセットアップに移れると思います。

ボディーショップから運び出されるRally Car
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オークランドの街を望むサービスパーク
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リビルト中のパーツ
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