こんにちは、早坂です。

前回に引き続き「ひとり起業家のビジネスモデル」を説明していきますね。

この記事では、ひとり起業家さんのために、ビジネスモデルの設計方法を

図を使ってわかりやすく順番に説明していきます。

前回までの記事では

・カウンセラーや鑑定士の方たちのビジネス上の悩み
・ビジネスモデル設計セミナーの目的
・安定的なビジネスに必要な要素とは?
・世の中の変化をとらえてビジネスを考える
・これからの時代に本質的に求められること
・目指すべきビジネスモデル

を説明しました。


前回の記事こちら↓


今回は「具体的なビジネスモデルの設計方法」をお話しします。

ビジネスモデルとは何なのか?



ビジネスモデルとは
どのように価値を創造し
顧客に届けるかを
論理的に記述したもの
と定義します。

つまり
価値の創造と顧客への届け方を体系的に整理したものになります。

この定義を前提に話をすすめます。

図を使って、視覚的わかりやすく作っていきます。
難しいとその後使えないものになっていくので
図やイメージを使って整理するのはとても有効です。


それでは、早速、始めますね。

準備はいいですか?

「ビジネスモデルキャンバス」という思考のツールを使って設計していきます。




ビジネスモデルキャンバスは
オスターワルダーさんらが作られたフレームワークで
マーケッターの神田昌典さんも推薦されているツールです。


ビジネスモデルキャンバスは
9つの領域に分かれています。

1)顧客セグメント
2)価値提案
3)チャネル
4)顧客との関係
5)収益の流れ
6)リソース
7)重要な活動
8)パートナー
9)コスト構造

の9つです。

それでは、それぞれ領域についての内容を話していきます。

1)顧客セグメント


顧客セグメントには
・誰のために価値を創造するのか?
・最も重要な顧客はだれなのか?
という質問に対して、答えを書いていきます。
僕の場合は
「教えることを生業としているが利益が安定しない人」
としました。
あまり深く考えずにサラッと書いていきます。
まずは、全体を作りあげることが優先です。


2)価値提案


価値提案には
・顧客にどんな価値を提供するのか?
・どういった問題の解決を手助けするのか?
という質問に対して、答えを書いていきます。

僕は
・コミュニティ化コンサル・講座
・集客システム・コンテンツ配信システム
を書きました。

3)チャネル

チャネルには
・どのチャネルを通じて、顧客セグメントにリーチするのか?
・認知度、価値評価、購入、提供、アフターサービス
という質問に対して、答えを書いていきます。

僕は、
①ブログ/SNS
②メルマガ
③FBグループ
としました。

①、②、③と3種類書いたのは
お客様との関係性によって価値の届け方が
違うと考えてるからです。

①は、認知してもらうために、お客様の悩みを解決する情報
②は、同じ方向に進む仲間に対して、僕の経験をお伝えする。
③は、仲間として一緒に進む。
という感覚です。


4)顧客との関係


顧客との関係には
・顧客はどんな関係を期待しているか?
という質問に対して、答えを書いていきます。

僕は
①役立つ情報をくれる人
②同じ方向に進む先輩
③同志
としました。

関係性は変化するものだと思います。
③の同志が集められたら最高ですね。
人生ハッピーですね!


5)収益の流れ


収益の流れには
・顧客はどんな価値にお金を支払うか?
という質問に対して、答えを書いていきます。

僕は
・コンサル
・アフェリエイト
・オンライン講座
としました。

お客様との関係性や求める価値によって提供する商品は変わると思います。

いろいろな商品を多くかってもらえたら最高ですね。

つまり、お客様が満足され、購入頻度が高かったら
お互いとても満たされた気持ちになりますね。


6)リソース


リソースには
・価値を提案するのに必要なリソースは何だろうか?
という質問に対して、答えを書いていきます。

僕は
・ITシステム
・時間
をかきました。

自分の時間をリソースに含めるのがポイントです。
時間をどのように使うのかを意識します。


7)主要活動



主要活動には
・価値を提案するのに必要な主要活動は何なのか?
という質問に対して、答えを書いていきます。

僕は
・コンテンツ作成
・コンサル
・情報発信/勉強
をかきました。

どの活動が重要なのか?
割合はどうすべきなのか?
なども考えると、効果的です。


8)パートナー


パートナーには
・主要なパートナは?
・サプライヤーは?
という質問に対して、答えを書いていきます。
僕は
・販売パートナー
と書きました。
自分ひとりではビジネスがなりたたない場合や自分の不得意な分野はパートナーに任せるのも重要な戦略です。
自分で全てを行う必要はありません。


9)コスト構造



コスト構造には
・このビジネスモデルにおいて最も重要なコストは何だろうか?
という質問に対して、答えを書いていきます。

僕は
・ITシステム
・パートナー
・交通費
・家賃
・時間
と書きました。

ここでも時間が入ってるのがポイントです。
時給いくら欲しいのか?を考えていくと
月の時間×時給単価で
コストがわかると思います。


最後出来上がったのがこれ↓



全部がうまったでしょうか?
問題を抱えてる領域はありませんか?
全体を整理して初めてどこに問題があるのかが
わかります。
どこに問題があるかがわかれば、
対策をとることができます。


まとめです。



今回のセミナーで伝えたかったことは三つです。
①コミュニティを前提としたビジネスモデルを作ろう
②お客様にとっては自分の居場所を作ろう
③ビジネスは一部分ではなく全体を見て設計しよう

最後に



自分でビジネスモデルを設計できるようになることで、幸せな人が増えることを願っています。

長文でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。またお会いしましよう!