こんばんは。
トシムリンです。
GWはいかがお過ごしだったでしょうか。
私は会員様向けの動画作成などで大忙しです。
さて、前回の記事では結論として以下を述べました。
「もしかしたら下落トレンドに転換してしまったのかもしれない・・・」と焦っている方も多いと思います。
しかし、私はそうは思いません。
上述したように長期のエリオット波動の上昇3波目が終わり、現在は4波目調整中という認識です。
つまり、今起こっているのは下落調整であり、この後にもう一度5波目で上昇すると見ています。
さらに、「株式市場にはお金が回る金脈のようなものが存在する」とした上で「その金脈がまだ暫定的ではありますが、ほぼほぼ掘り当てられたようなニュースが最近出ている」と述べました。
その後、S&P500も日経も反発しました。
皆さんが普段目にするニュースは嘘ではないのですが、一部権力者の人達にとって都合のいい部分を切り取って報道されており、印象操作されているケースが多いです。
また大手メディアなどで記事を寄与しているアナリストなども閲覧回数が命であることから「ついにドル高終焉!日銀の介入が起点!」や「株式の暴落はもう目の前!」と言ったような目を引くタイトルをつけて、それについて論じなければいけないため、見解が正しくないことも多いのです。
そのため、それを鵜呑みにばかりしてしまうと目先の相場の動きに振り回されてしまいます。
ファンダメンタルズ分析にしろテクニカル分析にしろ上手く読み解くためには「一貫した軸」がないといけません。
相場に絶対はありませんから、完璧な予測は不可能であることは大前提ですが、その軸に沿って相場の値動きや経済の動向を読みといていけばある程度相場の方向性は読ます。
私が運営しているオンラインサロン「トレード帝王学」はその「軸」を学ぶ場であり、それがわかると相場を分析するのも圧倒的に楽しくなります。
私は利益を生むことよりも、まずは学習や相場を分析する楽しさを実感するべきだと考えており、楽しんで学習と分析を続けていれば結果は自ずと後からついてくると考えています。
しかし、ほとんどの人は目先の利益ばかり追い求めてしまい、切羽詰まった状態で”当たっているらしき情報”を血眼で探し、資金管理も行わず投資を行うから上手くいかないのです。
投資で成功するためのコツはどっしり構えてまずは学習に集中することです。
運転免許も持っていない人が交通ルールや運転の仕方も知らずに運転すれば事故を起こす確率は非常に高いですよね。
投資もそれと同じです。
普通に置き換えて考えればわかることが、なぜか自分のお金の賭け事になると、その当たり前のことを忘れてしまいます。
冷静に考えて、自分が頑張って稼いだ大切なお金だからこそ、しっかりとルールを学び、軸を作って取引に臨むべきなのではないでしょうか。
さて、公的には公表していませんが、日本(政府か日銀かは定かではない)はGWの4月29日と5月2日に二回為替介入を行ったと見られます。
私は会員様に4月15日週まで日銀はすぐには介入できないだろうと主張し、22日週から「そろそろ警戒が必要」だとお伝えしました。
そして4月27日の土曜日に介入に関して「GWの間は商いが薄くなるので、その時を狙ってくる可能性があるので注意」と警告しました。
その後、まさに週明けの月曜日(4月29日)と5月2日に介入を行ったと見られる動きが起こりました。
これに関しては我ながらベストなタイミングで警告できたと感じています。
私が15日週までは日銀の介入は「今すぐではない」と述べ、22日週から「そろそろ警戒が必要」だと述べた理由は主に2つあります。
①日本はこれまで介入に関しては円安になる「スピード」を重要視していたから
②ファンドのポジションが円売りに偏りすぎていたから
まず①に関してですが、ドル円は4月19日までは緩やかに上昇していたものの、19日から29日にかけては一気に約6.6円も円安となり、これまでと比べると明らかに円安になるスピードが加速したため警戒が必要だと考えました。
ドル円は150円を超えたあたりから様々なメディアで介入実行に関しての憶測が飛び交っていましたが、結局160円前後まで行われませんでした。
それはなぜかというと日本が最も気にしているのは水準(価格)ではなく、どちらかというと円安になるスピードだったからです。
このように日本側が何を基準に介入を検討するかを事前に知っておくことは重要です。
そして、円安になるスピードが加速したことに加えて、ファンド勢の円ショートが過去最大に積みあがっていました。
これは私のブログをお読み頂いている方は何度か目にしていると思います。
日銀に在籍している人達も勤め人なので、大きな資金を使って失敗するわけにはいきません。
そのため、相場を大きく動かせるタイミングではないといけません。
つまりは、「円ショート(ドルロング)に大きく偏っているとき=狙い時」ということになります。
なぜなら、日本が巨額な資金を使ってドル売りを仕掛ければ、ドルロングを行っている投資家達のロスカットが誘発されて一気に円高に振れやすいからです。
2022年にも3回介入が行われましたが、その時にも私はこのデータを活用して大まかな介入タイミングを言い当てました。
今回の介入で、ここからドル高相場が終わり、円高になるのではないかと考えている人もいるでしょう。
しかし、私はそうは思いません。
これからもドル高は続くと思います。
そして、目先の介入は今回の2回で終わりだと見ており、今回の介入が起点となって起こっている調整はドルの買い場だと捉えています。
その理由は様々ありますが、この世界の「カラクリ」を理解すれば、今後もドル高が続く可能性は高いと言えるでしょう。
※当ブログは教育を目的とするものであり、この情報に対する責任は負いません。
大概は会員様にリアルタイムで配信している内容の一部を断片的に記載してることが多く
一般公開情報にはタイムラグがある場合もございますので予めご了承ください。
学習を行わず、”情報”だけで投資判断を行うような安易な行動はくれぐれもお控えください。
最終的な投資決定は読者様ご自身の判断でなさるようにお願いします。