こんばんは。トシムリンです。
前回の記事では結論として、
「2022年のビットコインは最終的に200週移動平均線を下回った後に大底を形成した。そのため今回も同様のパターンを辿るのであれば、200週移動平均線を割り込んでから最終的なボトムを形成する可能性が高い」
「具体的な価格帯としては49,235~59,110ドル付近が大底候補として有力である」
「ただし、現在の波動構造はエリオット波動における下落3波目に見えるため、価格帯だけで判断するのではなく、その後に形成される5波目の完了も確認した上で最終的な判断を行う必要がある」
と述べました。
その後、ビットコインは200週移動平均線を一時的に下回り、49,235~59,110ドルのゾーンにも到達したため、現時点では概ね想定通りの展開となっていると言えるでしょう。

そこで次に焦点となるのは、「既に大底を打ったのか」という点です。
確かに、私が以前から注目していた条件である200週移動平均線割れと49,235~59,110ドル到達という2つの条件は既に満たしているため、この時点で大底を形成したと考えることも十分可能です。
しかしながら、まだ慎重に見ておきたいポイントも残されています。
まず注目したいのが大口ファンドのポジション動向です。
現在、大口ファンドのショートポジションは過去最大級まで積み上がっています。一見すると強い弱気姿勢に見えますが、過去を振り返ると2022年の大底局面でも同様にショートポジションは過去最大水準(左から一つ目の緑丸)まで積み上がっていました。
さらに2023年の押し目形成局面でもショートポジション(左から二つつ目の緑丸)が急増しており、これまでの傾向を見る限りでは、大口ファンドのショートが極端に積み上がる局面は、むしろ大底や重要な押し目と重なるケースが多く見られます。

また、大口ファンドのロングポジションに目を向けると、現在は大幅に減少しており、その水準は2022年の大底形成時とほぼ同等まで低下しています。
これらのデータを総合すると、ビットコインは既に大底圏に到達している可能性が高いと考えられます。
ただし、依然として気になる材料も残っています。
その一つが長期保有者の平均取得価格です。これまでのサイクルでは、ビットコインが長期保有者の平均取得価格(緑線)を明確に下回った局面(赤丸)で最終的な大底を形成するケースが多く見られました。
しかし今回はまだその条件を満たしていません。ちなみに現在の長期保有者の平均取得価格
さらにエリオット波動の観点から見ると、現在は下落3波の副次波動における4波目を形成しているように見えます。そのため、この調整が終了した後に最終的な下落5波が出現し、もう一段安値を更新する可能性が高いという判断になります。
以上を踏まえると、大局的には既に大底圏に到達していると判断できます。そのため、大底を狙い過ぎて買いのチャンスを逃すリスクを避けたい方や、中長期的な視点で多少の含み損は許容できるという方であれば、現物を段階的に買い集めていく局面に入っていると考えています。
一方で、機会損失よりも正確な大底を重視したい方は、エリオット波動における赤の下落5波終了の確認に加え、長期保有者の平均取得価格を明確に下回る展開を確認してから参入する方がより慎重な戦略と言えるでしょう。
いずれにしても、大底形成はかなり近づいていると考えています。そしてこれまで繰り返しお伝えしてきたように、今回の下落局面は暗号資産を大幅な割安価格で仕込める最後の機会になる可能性が高いと見ているため、この重要な局面を見逃さないようにしていただきたいと思います。
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