鼻いびきは、鼻腔内のトラブルにより上気道が狭くなることで発生するいびきです。


「睡眠中に口を閉じているのにいびきをかいてしまう」といった方は、鼻いびきかもしれません。


鼻いびきを発生させる、鼻腔内トラブルの原因としては主に以下の3つが挙げられます。


鼻づまり

乾燥

アルコール摂取

上記の内容を解説していきます。


鼻づまり


鼻腔内トラブルの原因として、1番多くみられるのが鼻腔内の炎症や鼻水による、鼻づまりです。

風邪や花粉症といったアレルギー反応により、鼻腔内に炎症が発生し鼻腔内の粘膜が腫れあがります。

また、粘膜にウイルスなどが付着することで、ウイルスを排出しようと粘液が多量に分泌され鼻水が発生します。

すると、粘膜の腫れや鼻水により鼻腔が狭くなることで、上手く呼吸をすることができません。

この状態で呼吸をすると、空気の流れが乱れてしまうためいびきが発生します。


乾燥

空気の乾燥も鼻いびきの原因の1つです。

空気が乾燥した状態で呼吸を続けると鼻腔内も乾燥していき湿潤環境が保てず、カサカサとした状態になります。

この状態を「ドライノーズ」と言い、治療せずにしていると次第に痛みや出血、炎症を伴う危険があるため注意が必要です。

空気の乾燥を防ぐために加湿器を設置したり、濡れたタオルを掛けておいたりして、乾燥対策をすることで改善されます。


アルコールの摂取

アルコールには筋弛緩作用があるため、舌根沈下により、気道を塞ぐことから発生する喉いびきが知られています。しかし、アルコールの摂取は鼻いびきの原因にもなっています。


アルコールには筋弛緩作用の他に血管拡張作用があるため、鼻粘膜内にある血管が拡張することで粘膜が腫れあがり鼻腔が狭くなります。

すると、空気の流れが乱れるため、鼻いびきが発生します。

アルコールが原因の場合は、アルコールの摂取を控えることで改善する場合がほとんどです。


対策1 ナステント

柔軟性の高いシリコンでできたチューブ状の医療機器です。装着することで、鼻腔内から上気道にかけて空気の通り道を確保することができるため、鼻いびきを予防することができます。


対策2 タバコ、アルコールを控える

タバコの煙は鼻の粘膜に炎症を起こし、鼻腔内を狭くしてしまいます。

アルコールは血管拡張作用があるため粘膜が腫れ鼻腔内を狭くする恐れがあります。


対策3 ダイエット

肥満は喉いびきの原因として挙げられることが多いですが、鼻腔内にも脂肪が溜まることで空気の通り道が狭くなり、鼻いびきが発生する場合があります。


あとは乾燥に注意しましょう。

部屋の中に湿度計などを入れ、調整することで睡眠環境改善になります。


家族にも迷惑かけず、ストレス無く寝ることで、より一層健康な生活に近づいていくと思います。

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