セックスの謎

トーマス・H・バーゴイン著『エジプトの光』第1巻(1889年)からの抜粋

公開日 : 2023年1月9日•更新日 : 2023年12月29日




コンテンツ
I.   セックスの起源
II.  セックス、その性質と機能
Ⅲ.  男女間の関係
IV.  イシスの謎

 

男性と女性の両方が全体を完成させ、オシリスとイシスとして互いに関係しています。

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オシリスとイシスとは

オシリスは、偉大な善神として、あらゆる神々の中でも最も尊ばれていました。そして妹のイシスと結ばれ、睦まじい夫婦になっていました。

・オシリス:男性原理を象徴し、太陽神の精神を象徴するとされることもある。

      死と再生の神であるとされた。

・イシス:女性原理を象徴している。オシリスの妹であり妻でもある。

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兄弟姉妹 ; 彼らの個性は、彼らの精神的なアイデンティティの形で永遠に保存され、彼らの統合された意識と彼らの分離した意識は、彼らの輝かしい不死性の属性となります。

 

セックスがなければ永遠の命はあり得ず、人間の組織のこれらの原理を吸収または破壊することは、人間とその神性との間に離婚をもたらし、したがって意識のある人類から不滅の不死性を奪います。

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IV.イシス( 女性原理を象徴 )の謎

人間という有機体は、より内的な意味では、イシスの神秘的な子宮であり(つまり、人間という有機体は自然の子宮である)、聖霊(受肉した魂)を常に妊娠している。

妊娠が完了すると(進化のサイクル)、神の御子が誕生しますが、その王国は地上のものではなく天国にあります。

(これは、不滅を獲得した魂が神の子であるなどを意味します。)

  ( その将来の状態はスピリットの無限の領域です。)

私と父は一つであり、人間のエゴは父の原子にすぎないことを意味し、アデプトシップ( 熟練 )や存在のより内面的な状態と同じ考えではありません。

神と一つ。

 

この一体性は、人間の魂の中にあるキリスト(霊)の神秘的な贖罪( しょくざい=罪滅ぼし )です。

(あなたは自分の霊的な良心と平和です)

これらの考えを瞑想すれば、キリストと汚れなき御方の神秘全体が明らかになります。

 

人間の有機体は自然の神秘的な子宮であるという考えは、聖域の古代の司祭が壮大な葬儀、ヒンドゥー教の火葬、ギリシャとローマの儀式、エジプト人の防腐処置を綿密に行う原因となった。

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有機体とは

生活機能をもち、有機物からなる組織体。生物のこと。

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それは古代において最も重要な儀式であり、それは魂が物質から霊へ、つまり「父の家に戻る」ための最も神秘的に重要で最も崇高な儀式だからである。

古代の性崇拝の男根の象徴から、愛と憎しみ、欲望と残忍さという二重の力を通して、同じ法則が当てはまります。

 

セックスは、目に見えるものと見えないもの、客観的と主観的なものを含む、自然の偉大な根本法則です。

 

人間の愛と憎しみの力は、女性的なものと男性的なものです。

 

愛することができない男や女は非人間的な怪物です。

 

彼らには、人間の外側の物理的形態以外に人間的なものは何もなく、それは、内に貪欲なオオカミをうまく隠している子羊の服にすぎません。

 

真に愛することができるのは真の人間だけであり、愛することで魂はあらゆる低次の情熱を超越することができます。

 

欲望は愛ではありません。

 

情欲とは動物的、または情熱的な食欲であり、人間的なものは何もありません。

 

愛が情欲の次元を超えられない人は悲惨です。

妊娠に対するいわゆる「チェック」の意図的な使用は恐ろしい犯罪であり、いかなる状況においても決して利用すべきではありません。

 

無駄にされた重要な細菌の種はあなたから離れることはありませんが、飢えた吸血鬼のように、神聖な魂の圏の中で発芽するでしょう。

 

あなたの残酷な行為は、神の輝きを彼らから引き離しました。

 

動物の部分だけが残り、それらはあなた自身の創造物の精神的な要素となり、寄生虫のようにあなたの命を吸い取ります。

自分の性的情熱が純粋であり、自分が魂と親和性を持っている相手にのみ反応するという完全な自信と確信が持てないのであれば、魂は健全に進化できないので、直ちに永久にその情熱を完全に禁止し、独身の生活を送りなさい。

 

欲望や不純な人生の汚れたカビがそのまま残る超能力

 

もし超能力がそのような状態で発達した場合、それらは異常で不純であり、単なる魂の霊的菌類であり、温室用の植物よりも柔らかい。

 

なぜなら、それらは人工的な条件下で強制的に育てられ、その結果、環境にさらされると枯れて死んでしまう可能性があるからです。

 

アストラル光の最初の壊滅的な流れ、そのときは常に悲惨な結果が続きます。

これらの偉大な基本的真理を読み、印を付け、学び、心の中で消化してください。

 

自分の魂のオカルト的な力を実際に実現することを目指す初心者にとって、中間のコースはありません。

 

それは天国であり、永遠の進歩の究極の栄光であるか、あるいは黒魔術師の恐ろしい環境と魂の世界の初等領域における最終的な絶滅がほぼ確実である地獄と破滅です。

確かに、いわゆる霊的な賜物は道徳的純粋さに依存しませんが、これらの属性の有用性は依存します。

 

したがって、(無責任な)霊媒の呪いを避けてください。

 

支配的な霊のガイドを信頼しないでください。

 

いかなる犠牲を払ってでも、常に自分自身の生命の完全な主人であり続けてください。

 

一度催眠術や何らかのコントロールに服従してしまうと、自分を自由にするのは難しく、服従する回数が増えれば増えるほど、自分自身で決定を下すことができなくなり、すべての意志の力を奪われてしまうまで弱っていきます。

 

あなたは無力な道具になってしまうので、言われたとおりにしなければなりません。

 

現代の心霊主義的な交霊会、あるいはスピリット・サークルは、多くの場合、非常に多くの場合、悪徳と霊的不純物の蒸し暑い温床に過ぎません。

 

すべてがそのようなわけではありませんが・・・

 

そこからは程遠いが、同族の魂が集まった家庭内での神聖な家族の輪だけが、その非の打ちどころのない生活と道徳的純粋さによって、初等的なものへの通行不能な柵を形成しており、霊的性交が安全であると言えます。

 

そこでのみ、スピリチュアリストは知る価値のあるものを入手したり、危険から解放されたりすることができます。

私たちは今、男性と女性の両方にとって最も神聖であり、最も重要な主題にアプローチします。

 

なぜなら、それは男性と女性の存在の基本原理を扱い、人間の情熱の魔法のような魅力を通して、どのようにしたら男性と女性が計り知れない悪の無意識の道具になる可能性があるかを説明しているからです。

 

すでに苦しみを抱えている人達に、人間の姿をした残忍なモンスターが襲いかかります。

自然界には人間以外に何も存在しないと主張する精神主義的な教師はたくさんいますが、まだ動物であるものを人間として受け入れることを神は禁じています。

 

オカルティストには、自然の神秘的な法則を説く暇はありません。

 

神はそのような法則が存在することを知っており、それだけが彼に関係しているのです。

 

善と悪、道徳と不道徳を構成するものについての教師の概念は、オカルティストが一時的に受け入れられる基準ではありません。

まず第一に、平均的な人間の子孫は、平均的な条件下では非常に人間的であり、出生前の状態を取り巻く偶然の条件に応じて多かれ少なかれ知的になるということを理解しなければなりません。

 

しかし、霊性が低く、動物的な情熱の支配的な影響下にある親は、人類の平均以下であると考えられます。

 

私たちが話すのは主にこのクラスについてです。

第二に、私たちの地球の中や地球上、そしてその周囲には、ほとんどの人には見えない広大な領域の種族が存在することを知らなければなりません。

 

これらの存在は初等霊でも元素霊でもありませんが、人間に対して非常に強力な親和性を持った空中の存在です。

 

それらには 7 つの惑星国家に対応する 7 つのグレードがあり、したがって、人類の 7 つの大きな部門に対応します。

 

人間の組織に転生することができるのは、この種の存在です。

 

これらの存在を転生させる手段として最も頻繁に使用される人々のクラスは、大きな動物的傾向と小さな霊性を持つ人々です。

 

条件は一般に、男性が酩酊( 酒酔い )状態にあるときの性交、または両方が酩酊状態にある場合です。

 

このように飲酒、欲望、その他の卑劣な情熱や思考で燃え上がったとき、人間にはいかなる可能性もあり得ません。

 

このような条件下で受胎が行われると、その結果として非人間的な魂が生まれます。

 

歴史上の非人間的なネロスとナナ・サーヒブは、このような結合から生まれました。

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ネロスとは、

男性ダークエルフの魔術師。 

ソルスセイムのテル・ミスリンで暮らしている。 

モロウウィンド五大家の1つテルヴァンニ家のマスターウィザード。 

魔術に関してはトップクラスのエキスパートで様々な高位の魔法を扱える。

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社会的地位や人為的な教育が自然な結果を変えることはできないことを忘れないでください。

 

この階級の人々は最高位から最低位まで数多く存在し、「ドープ」中毒者も同様の法律と刑罰の下に置かれます。

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ドープ またはドーピング とは、

結晶の物性を変化させるために少量の不純物を添加すること。

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そのような受肉の手段となる可能性のある第二のクラスの個人は、神経質で敏感な人々であり、実際に性的結合中にエレメンタリーに取り憑かれています。

 

なぜなら、そのような強迫観念によって、エレメンタリーは自分たちの好色な情熱の興奮を認識し、楽しんでいるように見えるからです。

 

そのような場合はすべて、非人間的な受肉が結果として生じます。

 

このような条件下で妊娠が起こった場合、これらの人々が持つ唯一の救済策は、完全に控えるか、人生の道徳的純粋さによって初歩的な強迫観念の可能性を防ぐことです。

 

そして最後に、女性は妊娠期間中に、本来は人間である自分の子供に邪悪な存在を磁石でくっつける可能性があり、子供は生涯その子供に完全に執着し、間違いなく子供を断頭台や亡命所に連れて行きます。

 

この磁力的な執着は、彼女の情熱の突然の極端な行使によって引き起こされます。

思慮深い学生がセックスの偉大な謎を完全に理解できるようになるには、もう十分だと言われています。

 

彼らは今、セックスの利用と虐待について知っています。

 

彼らは家族のために善良で高貴で知的な人間の魂の親になる方法と、怪物の発生を避ける方法を理解しています。

同じ法則を継続して、私たちは今、物質的なものを離れ、精神的または磁気的な存在の状態に入りますが、セックスが依然として最高法則であることに気づきます。

 

それと同じ原理が、動物の親としての本能と猛烈な情熱として現れます。

 

そして人間の愛情と欲望、嫉妬と憎しみとして。

 

この最も内なる状態において、愛と知恵として、天使のような、あるいは天上の状態で、それ自体の純粋な状態が開花します。

 

天使的または霊的な存在のすべての外部状態におけるその属性は、直観と理性、各人間の魂の女性性と男性性です。

磁気には 2 種類あります。

 

動物と鉱物、そしてそれぞれの種類には二重性、つまり男性と女性、陽性と陰性があります。

 

それは、それが接続されている体の特性を含むアストラル液です。

 

したがって、セックスは常に自然のまさに魂の力を支配します。

 

なぜなら、さまざまな現象すべてが生成されるのはこのアストラル液の作用によるものであり、存在の物質面と精神面の両方におけるあらゆる影響の実際の原因だからです。

 

この力は、すべての熟練者、魔術師、または魅惑者にとって不可欠な要素であり、すべての磁気現象とオカルト現象の原因です。

 

それは広大な宇宙のあらゆる原子に浸透しており、惑星や恒星を含むすべての生命は、性、行為、安息というこの二重の法則の対象となります。

 

夜が人類を日中の活動から休ませるのと同じように、この力は自然の精神面と宇宙面の平衡を回復させます。

磁性流体とアストラル流体は両性具有または両性愛的であり(まさに人間の魂と同じです)、なぜなら平衡は永遠に相互作用する 2 つの力の結果に過ぎず、これが生命であるからです。

 

これら 2 つの力が拡大し、互いに等しくなり完全に静止するまで非活動状態が長く続くと、その状態は死です。

 

同じ魂の力が、熟練した魔術師の手にかかれば、生と死を支配することができます。

 

なぜなら、魔術師が何かを望み、その意志が十分に強ければ、そのことは完了し、これが積極的な行為だからです。

 

ミディアムシップとはその逆で、否定的または受動的であり、受け取るのは女性的なものです。

さて、エロスの等級の最後の謎に迫ります。

 

それはセックスの潜在的な力の最高潮であり、人間という有機体を自然の壮大な神秘的な子宮として認識するというこれまでの教えをすべて包含しています。

 

それは、宇宙の母である輝かしいイシスの神聖なヨニ( 膣 )です。

 

この神秘こそが、私たちの内なる幼子キリスト、つまり神聖な人間の無原罪の宿命を説明するものなのです。

 

それは父から生まれた不滅の魂であり、肉体(人間という有機体)に閉じ込められているか、転生しています。

処女の子宮。

妊娠期間(この物質界内または物質界での人間の受肉)が完了すると、不滅の神の子が誕生します。

 

もちろん、この妊娠期間は必然の大きな周期です。

 

なぜなら、「あなたがたは生まれ変わらなければ、天国に入ることができない」からです。

確かにそうではありません。

 

人間のは、物質的な有機体に転生している間、自然の子宮の中にあり、その完全な時間が経過し、不死性を獲得したときにのみ、の領域に生まれ変わります。

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とは

1. 生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。

   古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。

2. 心の活力

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とは

1 不思議な力や働きをもつ存在。万物に宿る精気。「山霊・神霊・精霊」

2 肉体に宿ってその活動をつかさどる精神的実体。

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精気とは

1.  万物を生成するもとになるもの。万物の根源の気。「自然の—」

2.  人の生命を活動させるもとになる力。

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母の子宮、自然の子宮から脱出し、再び自由になります。

親愛なる読者の皆さん、これでセックスに関する章は終わりました。

 

本を閉じて、セックスが実際に何を意味するのかを冷静に、静かに、そして真剣に考える時間をいただけますか?

純粋で神聖な思いの中で、あなたの魂をできるだけ高く上げましょう。

 

美しく香り高い花を咲かせる人生の神秘的な何かだけを考えています。

 

美味しくて甘美な果物と栄養価の高い穀物食品。

 

すべては地面に植えられた小さな種から生まれます。

これがどのようにして達成されるのかは、私たちの理解をはるかに超えています。

 

しかし、男性も女性も、土壌、鳥、魚、動物界の産物よりも高い地位にあります。

 

私たちには思想と行動の自由があり、泥沼には近づかないようにすべきです。

 

もし私たちが人生の良いこと、崇高なことを心から望むなら、私たちは自分の思うように生きることができ、そうしてこの地上に輝かしい天国を築くことができます。

 

男女の真の、誠実で、友好的な兄弟愛。

 

貪欲で利己的で不道徳な争いやお互いに対する悪意はありません。

試してみませんか?

本当に、これは、この地上に平和と調和がもたらされることを願う、すべての正しい男女の永遠の祈りです。

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[ 超能力の秘密 ] ジナ・サーミナラ著 より一部引用

 

肉体という奇跡の小宇宙のセックスは、肉体の他のすべての面と同じように、魂にとって試練であると同時に機会でもあり、処罰であるとともに褒賞であり、また審査場であるとともに遊戯場であるという二重性をそなえている、ということが分かります。

 

ほかのあらゆる体験と同じように、セックス体験は、教育的経験であります。

 

セックスから喜びも苦しみも生まれますが、魂がゆたかになり完成するためには喜びと苦しみが両方とも必要なのです。

 

男女のあいだに、性の優越に関するあらゆる利己的な考えが消えてしまったとき、また「男女は補い合っているものだ」という宇宙的な角度からさらに必要な見方が人々の心にしっかりと根をおろしたとき、私たちは初めてこの地球上に健全な、道理のとおった文明を打ちたてることができるのです。