日記四十四日目~先見の明~


皆様こんばんは。

明日から研修最終週が始まります。




人生において、「完全に選択を間違った・・・」と後悔する時ってたまにありますよね。


普通の場合は、「あっちの選択の方が良かったかも知れないけど、まあこっちも悪くないし別にいっか」みたいな場合が多いと思うんですが、今日は完全なる後悔を致しました。笑



それは明日の授業で使うための道具を買いに家を出る時。



「雨降るかな・・・。まあでも30分くらいで帰ってくるし、めっちゃ暑いし降りそうな気配も無いから大丈夫だろう」という希望的推測の下、傘を持っていかないことに決定。




行きの道でかなーり大きな雲を空に見て、「うわーめっちゃデカイ雲やなーあれ!あれって積乱雲って言うのかな??」みたいなことを呑気に考えてたわけなんですが、正にそれが「積乱雲」だったわけなんですよ。笑





数十分後買い物を終え、いざデパートを出ようとすると滝のような雨。




ケニアに来て今までこんなに強い雨は経験したことがないんじゃないかというくらいの強さ。



「しばらく待てば止むだろう・・」という俺の甘い期待も叶わず、数分後には雷が鳴り出す・・。




即座に観念し、買いましたよ、新しい傘を。250シリングで。




ケニアにてかなりストイックな生活を送っている俺にとって、傘を持っているのにまた250シリングも支払って傘を買わなければいけないことに対する後悔といったらありませんよ。笑



なんとか帰国まで換金しないでいたいんですが、お土産を買うとなると絶対的にお金が足りないような予感・・・。




傘を買ったはいいものの、帰りは車に水をかけられるわ、靴はお逝きになられるわで、本当に踏んだり蹴ったりでしたよ・・。





とまあ今日は大変だった一日なんですが、書きたかったことはこんなことではない。




昨日の日記でも「グリーンアフリカファンデーション」の日本学生支部を立ち上げると書いたと思うのですが、今日もそのことに関してボスとお話をしてきました。




彼と話していて感じたことは、ビジネスで成功するような人間って、本当に常に大きなビジョンを描いているということ。


俺とTOのメンバーEPが日本人的思考で、やらなくてはならないことを細かいタイムラインに落としてそれを話すと、決まって大きいスケールでの返答がかえってくるんですね。




「私はこういうことを考えていて、こういうことを将来的にはやりたくて。」みたいな感じです。



しかもその案全てが、思ってもみないようなことばかりで、「思考を引っ張られる」という感じがするんです。




企業とかにおいてリーダーになるべき人材って、こういった「常に大きい未来を描いている」ような人間だと思うんです。




そして、そのようなリーダーの理想を達成するために、細かくやらなくてはならないことやタイムラインを策定できるような人材が集まることによって、初めてその企業は成功することができるんだと思うんです。




この人は先述したようにケニアでもとても有名な方なので、今現在ケニアで開催されている国際会議にもゲストスピーカーとして招聘されたそうです。



つまり、テレビに出るということ。笑



そんな方とここで巡り会えて、これから一緒に組織を動かして行くって、ワクワクしますよね!



日本で講演会を開催したいと言っていたので、とりあえずは早稲田と東大で宣伝して周るつもりです。




スタツアや短期的インターン、長期的インターンも視野に入れており、帰国してからも常に働かなくてはならないような気がしてなりません・・・笑





そんな忙しい未来が予想される中で、考えなくてはならないこともあると思います。




自分は将来何をやりたいのか、どういった活動をしたいのか、どういった道を進みたいのか。



自分の興味関心の分野としてはやはり、「民族紛争」が揺ぎ無いものであるので、日々の激務に忙殺され、自分の軸を見失わないようにしたいと思っています。


日記四十三日目~「偶然」という名の必然~


皆様こんばんは。 
日記43日目になりました。



きょうは昨日の日記で書いた、ケニアのお金持ちの家で日記を書いております。


Green Africa Foundationとの共同に関して打ち合わせを進めるために、泊りがけで出張しておりますw


帰国後のリインテとして、外部EPを巻き込んだPJを立ち上げてアイセックの新たなグッドケースを創出したいと考えていましたが、どうやら話はもっと大きなものになりそうです。笑


結論から言って、TOのメンバーEPと色々話をした結果、日本への帰国後に団体を立ち上げることになりました。


それはこの団体が持続的に、かつパフォーマンスの質を向上させるにも必要な施策であると思ったし、自分が帰国後にやりたいと思っていた漠然とした活動のイメージが、形を為して来そうな気がしたからです。




まだ完全なるアイディアベースですが、全体的な流れを説明します。



最初のきっかけとしては、そのTOの子が現地レイズをしたいと言い出したのがきっかけ。




今現在その子が働いているGreen Africa Foundation(以後GAFとします)がインターン生受け入れに前向きで、特に日本人の学生を欲しがっているみたいなんですね。


それならば、日本人専用の研修をこっちにいる間に作ってしまえ!ということで、彼女は活動していたわけなんです。


GAFの活動は主に支援活動で、2時間かけて学校に通っているスラムの学生に自転車の提供をしたり、NGOと共同して薬を提供したり、学校に植林するための苗の提供等を行っています。



そこで二日前に彼女が俺を訪れ、どういった研修内容にすれば良いか、と相談しに来たのですが、俺は「学校に植林をする」という活動にピンと来たんですね。



そうです、俺のTNのMARA CHILDEREN’S CENTRE(以後MCCとします)とコラボしちゃえばええやん!というわけです。


俺のTNには彼女も訪問したことがあるのでボスのことも知っているし、何より俺が今まで働いてきたので色々な情報は簡単に手に入れることができます。


0ベースで何かを始めるよりは、既存の資源を利用して活動をした方が早いというのは自明です。


思い立ったら即行動!ということで早速彼女に話を通してもらい、今丁度さっき、そのボスとの話が終わりました。


新しく作るインターン内容としては、「MCCに植林技術を提供し、そのプロセスを観察し、レポートに纏め上げる」というものになりました。


他にも4つほど彼女が考えたインターンがあるのですが、まず実現可能性という面からいって、優先順位はMCCとの連携です。




ここで重要なのが、「何で日本に帰って団体を立ち上げる必要があるんだよ」ってことですよね。



今現在ボスが新しくインターン生を受け入れるとして要求している条件は、「日本人で且つ優秀な人材」です。


そういった条件に適う人材を日本で選別し、そしてより良い研修を行うことができるようにするために、事前に色々と研修に必要な知識をインプットするのが、いずれ立ち上げる団体、というわけです。


GAFは実は日本にも支部を持っているので、正確には「日本支部」という位置付けになると思います。


今現在考えている活動内容としては、まず「初手」として先述した、研修生選考や知識インプットなどの主に「準備」のための活動ですが、いずれはもっと活動内容を拡大していきたいと考えています。


将来的な活動内容としてはTable for 2のように、大学の学食などの1メニューに数十円分の値段を上乗せして、そのお金がケニアの現地スラムの活動に宛がわれる、みたいな仕組みを作り上げたいと考えています。


また、今後もしケニアにおいてGAFが巨大なマンゴー輸出プールを確保することができれば、その輸入権みたいなのを日本企業に売って契約を取り付け、資金を獲得することも可能になります。


アイセック的な文脈においても、環境マイクロファイナンスに興味あるようなEPさんに、有益なプレパの機会を提供することができるような存在になれば良いと思っています。





とまあ、今後立ち上げようと思っている団体の活動内容としては、こんな感じです。



まだ完全なる思いつきベースなので、具体的なアクションプランをタイムラインに落とし込むことができていないので穴だらけです。


ですが俺の感じるところだと、こういう風に思ったときはすぐに行動した方が良いと思うんですよねw


時間が経つとこういう思いって薄れて来がちですし、アイディアがぽんぽんと出て、まだやる気があるうちに早いとこ初めてしまった方が良い。笑



それにしても、去年の選挙の時期から自身のアイセックに対する問題意識として、「研修後にEPが主体的に活動する機会が少ない」と思っていましたが、それがまさか「団体を立ち上げる」という答えになるとは夢にも思っていませんでした。笑




今日の日記にも書きましたが、今回の話がどんどん進んで行く過程で不思議に感じたことが、「人生は本当にどこかで繋がって行く」ということ。


その時その時に答えや行き先が見えなくても、方角を見失わずに歩いていると、思わぬ形でその道が繋がったりするんですね。



今回が正にその場合で、偶然ケニアでインターン期間が被った東大からのメンバーEPと、偶然ケニアで知り合った権力者の力をお借りすることになったわけなんです。


GAFのボスは本当にお金持ちでケニア内において著名な方なので、物凄くコネクションが強い。

そんな方がバックに就いてくれるなんて物凄く貴重なことだし、ケニアにインターンに来てTOのEPである彼女と知り合っていなかったら、それはありえなかったことです。




「縁」って本当に不思議なもので、人生という旅も本当に何かの偶然で、思わぬ行き先にたどり着くこともあるもんだな、と感じた一日でした。



参考までに、GAFのホームページのURLを載せておきます。
www.greenafricafoundation.org

日記四十二日目~世知辛い世の中その2~


皆様こんばんは。

研修6週間目も終わりを迎えました。




今日は研修後、日本人主体のNGOに初訪問してまいりました。


記念すべき最初の団体は「Can Do」さんで、日本でも名前を一度は聞いたことがあるような気がした団体。




そして驚くべきことに今日お話をして下さったスタッフさんはなんとAIESEC出身で、4年間もアイセックに身を捧げていたというバリセッカーでした。笑



いやあ、初NGO訪問でいきなりアイセック出身の方に出会うとは!笑



改めてアイセックのネットワークの広さを実感致しました。





ということで今日はCan DOがケニアでどういった活動をしているのかということを中心にお話をお伺いしました。



98年に東京に本部が設立され、同時にケニアに支部という形で設立されたみたいです。


つまり13年間一貫してケニアにて活動を続けてきている団体で、本当にコミュニティーに根ざした団体である、というような印象を受けました。



学校を軸としたコミュニティーに対してアプローチしており、具体的な活動内容としては、学校建設の際に使うコンクリートであったり木材であったり等の物質的支援、HIV/AIDSの啓発活動、「土」が流れないようにするための農業支援活動等を行っているみたいです。





そしてこれも驚きなのですが、なんと創始者が早稲田法学部の教授。笑



話を聞いて「まじか!」と思って早稲田生必読のマイルを開いてみると、確かにケニアに関する授業をなさっている方ではありませんか。笑



昨日の日記にも書いた?か忘れましたが、俺が明日お会いするケニアのお偉いさんの団体の日本諮問も早稲田の教授で、早稲田強し!と言った感じでした。w




ケニア支部では現在4人のインターン生を受け入れているみたいで(アイセックではない)、出身校を聞いてみたところ、外語大やICU,イギリスの大学卒など、それはまぁ第一印象として「英語!」って言葉が出てくる大学の方達でした。





今回のお話で特に印象的だったことは、特に活動資金が政府やJICAなどによって賄われているNGOなどにおいては、基本的な活動範囲を拡大して新しく何かに着手する、といったことはまずしないということ。



やはりこういった活動をしていると、「うちの団体を支援してくれないか」みたいなアプローチが沢山くるみたいなんですが、そういった提案を受け入れる可能性はほぼ0と仰っていました。

それは、そういった提案の実現可能性やメリット、その団体の信頼性などを吟味した上でどうこうといった問題ではなくて、そもそもの「余地が0」といったレベルでの話らしいです。



もしそういった提案を受け入れることになった場合、それは他団体から援助してもらったお金を他の団体のために「割く」ということを意味するので、そうなると説明責任が生じてきて、ドナーを説得しないといけなくなったり等、制度上色々と厄介な問題が生じてくるんだそうです。



つまりそれは、基本的に海外で活動しているNGONPOの資金源というのはDonaitionによって賄われていると思うので、よく考えれば当たり前のことですが、そういった問題がどの団体においても付き纏ってくるということを意味するんです。




これは見落としていた視点で、俺も今回の研修で、ネットワーキングやファンドレイジング活動において日本のNGOの協力をこぎつける事はできないかと考えていたことだったので、思ったほどうまくいかないというわけなんですね。




なんか俺のイメージとして、NGOってもっと柔軟性があって応用が利くイメージがあったんですが、現実問題そこまでではない、という印象を受けました。




日本企業の渉外計画も、商工会会長の一言で頓挫しましたし、総じてそんな簡単に支援獲得なんてできないんだ、というのが今までの活動で学んだ教訓です。



他にもケニアの教育事情に関して学ばせて頂くことがとても多く、色々とためになったNGO訪問でした。



ですが、先述した通り自分の考えの甘さや、現実の厳しさというのを、改めて思い知ったような気がします。



研修の日を重ねるにつれ、どんどん厳しい現実に直面し、色々と可能性が狭まって行く。計画が頓挫していく。



今振り返ってみると、今回の研修においてそんなことばかりを経験しているんじゃないか、と感じました。