日記四十一日目~研修が研修を呼ぶ~


皆様こんばんは。

41日目になりました。



今日は研修後に、TOからのメンバーEPと共同プロジェクトに関して話しました。



彼女は今正式にはアイセックのTNでは働いていなくて、「グリーンスクールプロジェクト」という団体で活動しているのですが、そこはアイセックの研修生受け入れに凄く前向きらしくて、特に日本の大学生を欲しがっているらしいんですね。



彼女はそこで今働いていて、新しくアイセックのTNとしてそこのNPOをレイズするために、Job Discriptionを作成しているというわけなんです。



そのため、そのNPOの理念に沿った活動をするためにはどういったJDの内容が良いかということで相談に来たというわけなんですが、一体どんなNPOなのかと話を聞いてみると、とりあえずネットだけは凄くしっかりした所なんですね。



代表がケニアの「エネルギー省バイオディーセル会長」と、なんとも物凄い肩書きを持っており筋金入りの大金持ちみたいです。



色々精力的に活動なさっていて著名らしく、数多くの日本人ともコネクションがあるみたいです。

日本にも支部を持っているらしく、なんと諮問が早稲田の政経の教授らしいですw




子供は3人いて、一人は夏に渡米する予定があるらしく、他の二人も英語がとても流暢に喋れるみたいです。

長男は15歳で、他は11歳と13歳らしいです。

俺が担当しているクラスと全く替わらない年齢の子ですが、恐らく天と地の差の暮らしを送っているんでしょうね。



その子いわく日本の家の100倍豪華らしく(どんだけだよって感じですが笑)、ケニアでもこんな金持ちいるのか!と思ったらしいです。



そういえば俺はケニアに来て底辺層の暮らしは今まで見てきましたが、上位層の暮らしというのは見たことがありませんでした。





でまあ上述したことに関して話をしたわけなんですが、そのNPOの活動の一環として学校で植林を行っているらしく、今現在アプローチ対象を拡大しようとしているみたいなんです。



俺の働いているTNCBOですがほぼスクールみたいなものなんで、コラボレーションできるんじゃないか!?とのこと。



その植林の活動内容としては、木を植えて実った種を売り、持続的な収入源を確保するというもの。



こういった途上国におけるNGOなどにとって「持続性」ほど重要なものはないので、もし生徒達に「エコ」の心得を植え付けることができると同時に、マイクロファイナンスのような持続的な収入源を確保することができたら、正に一挙両得の策!




今まで異なったTNで異なった活動をしていた研修生が現地でコラボレーションして新しいPJを作り上げるというのは例に聞いたことがなかったので、これは面白くなるのでは!?というのが今の感想です。



これは「ネットワーキング」という活動の一環でもあるのかなーと俺は考えているので、もしこのPJが頓挫したことになっても、この繋がりからお互いの組織に新たな可能性が訪れることがあればそれはそれで良いことなのではないかと思ったり。



しかし俺の研修期間は残り5日間と物凄く短く差し迫っており、もし新たなPJを立ち上げるとすれば早急にコンテンツをつめて行く必要があります。



この活動が実を結べば、新たな研修を日本人の学生に提供することが可能です。



しかも俺とその子はそれぞれの研修先に関して色々な情報を持っているので、新しくEPがレイズされたとしたらその人とやりとりをして、良い準備をすることができると思うんですね。



今までのアイセックの問題点として、出国前になかなか研修先の情報を集めることができないというものがありましたが、少しはその問題も緩和することができるのではないか、と思っています。





俺のケニアでの研修がそこで終わるのではなくて、それが新たな日本人EPの研修に資するようなものになるとすれば、凄く素敵ですよね。




さしずめ、「研修が研修を呼ぶ」と言ったところでしょうか。





残された時間は数少ないですが、お互いメンバーEPなのでキャパのある所を見せ付けなければなりません!(誰に)


日記四十日目~stay hungry, be foolish!!



皆様こんばんは。

ついに40突破です。

6週間目も半分を終えました。早い。





ケニア滞在も残り3週間ほどとなり、研修に関しては出勤する日はあと7日という事態となってきました。


時間が経つのは本当に早いですね。ボブが帰国したのが昨日のようです。


そういえば書き忘れてたんですが、タンザニア人のリチャードが帰国した後、新しくドイツ人のマイクが来ました!

やっと男が・・・って感じですが、リチャードと入れ替わりなので結局男女比はかわらず・・笑

ていうかドイツ人比率高すぎ!w




先日の日記にお金を盗まれた、ということを書いたと思うのですが、ケニア人の名誉のためにフォローしておきます。



とりあえず盗まれたというのは疑いも無い事実なのですが、それがケニア人である保証はないということ。

そして、俺の推測する限りでその可能性は限りなく0に近い。



ケニアにも本当に色々な人がいて、生徒達を見ていても各々が個性を持った子達です。




基本的にケニア人に共通する特徴としては、「明るい」「フレンドリー」「優しい」「快活」といった所でしょうか。





日本人の特徴とは真逆ですよね。「明るい」「フレンドリー」とか特に。笑




ケニア滞在も6週間目を迎えているわけなんですが、今まで本当に沢山の親切なケニア人と出会ってきました。




日本人の方とyaya centreという所で待ち合わせをしていた日、マタツの中で乗り合わせた大学生が声をかけてきてその場で仲良くなり、yayaのバス停で降りる必要も無いのに彼は一緒に降りて、わざわざyaya centreまで連れて行ってくれた。





大雨の翌日、ぬかるんだ道に足を取られ左足が見事に泥で真っ黒になってしまった俺に声をかけ、わざわざ靴を洗ってくれたケニア人。





マタツの中で、どこで降りればいいのかとかいくら払えば良いのかと聞けば、基本的に優しく対応してくれるケニアの人たち。

そして場合によっては、「バス停で降りてからどこ行くとかちゃんとわかってるの?」と余計な心配までしてくれる人も。





道端で通りすがっただけで、「コンニチワ」とか「マンボー!」とか声をかけてくれる人たち。




そして何よりも、出会った当日から深い愛情で俺のことをもてなしてくれ、「お金が盗まれた」と言ったら、


「アフリカを訪れた人達に、アフリカの悪いイメージを植え付けて帰国させることは非常に悪いことだ。」


と言って、自分にはそんな余裕が無いのにも関わらず、「私がアナタにお金をあげる」と言ってくれたボス。





勿論中には金を騙し取ろうとしたりするケニア人もいて、他のケニア人の好意や善意を無碍にするような行いには憤りを感じることもありますが、基本的にはケニア人は良い人達ばかりです。




最初はスラムの中を歩くって物凄く警戒していましたが、今となってはむしろナイロビの都内の方が危ないんじゃないかと思うくらい。




ナイロビで、マリアの友達が酔って夜中に通ってはいけないとされている道に行ってしまったらしく、殺されかけたと言う事件がありました・・・。



如何せんマリアの話すスピードがとても早いので正確に聞き取れていないのですが、俺が聞いた所によると、1対4くらいの状況になって、ナイフで顔や腕などを数個所切られ、殺されかけたがなんとか撃退した。とのこと。



犯人は付近に縄張りを持つギャングらしく、マリアの友人は目元を切られて今現在入院しているそうです。



そういう話を聞くとやはりケニアは途上国なんだな、と改めて認識する次第です。




最後に何でこんな重い話を持ってきたんだよ、って感じですがw




何が言いたかったかって、やはり日本みたいに夜も安心して出歩けるような環境ではないけれども、一人で出歩けないってほど危ない環境ではないし、一般のケニア人はとてもフレンドリーだということ。



経済的にもナイロビ市内はとても発展しているし、大きなショッピングモールも沢山あるので、生活に不便はありません。


流石「アフリカの玄関」と称されているだけのことはあります。




ということで先日の日記の埋め合わせをしたつもりなんですが、今ふと見返してみたら題名と全く関係のない記事だということに気付いた^^;;





今日の日記で何を書きたかったかというと、これからケニアで活動している日本人主体のNGO5つほど、出国までに訪問するつもりです、ということ。




いつも強調してきましたが、あくまで「学ぶ」という姿勢を忘れてはいけないと思うので、貴重な現地NGOの活動のお話を聞けるということで、まだアポを取っていない団体もありますが、できる限り沢山のNGOを見てまわりたいと考えています。




こういったNGOで活動なさっている方のお話を聞くのってとても楽しいし刺激になるので、自分にとっても凄く良い経験になるだろうと今から楽しみです。

日記三十九日目~patriot



皆様こんばんは。

気付けば日記ももうすぐ40突破です!





「海外に出ることによって自国文化を相対的に見ることができる」


とは紋切り型の海外インターンシップの利点の一つとしてWAでも良く言われていることでしたが、その言葉の意味を、特に今日身を持って実感いたしました。




今日は日本とケニアの違いについて子供達に授業したわけなんですが、その内容としては「日本人の特徴」「人口」「面積」「政治」など。



そして驚きだったのが、ここの生徒達はケニアの総人口がどれほどか知らなかったということ。



世界で一番人口が多い国は中国であるとか、世界で一番大きい国はロシアであるとかは、もしかしたら知らないこともありえるかもしれませんが(日本の中学生でありえますかね?^^;)、自国の人口の予想すらできないって、おいおいそれで本当に社会の勉強しているのかよ・・・って感じ。





とまあ上記のことをつたない英語で説明したわけなんですが、「日本」という国の良さというか、自分が日本をこんなに好きなんだと感じたのが、「政治」の時です。





憲法で日本は世界で唯一交戦権を否認した国である、ということを子供達に教えたわけなんですが、その時の俺のコメントとして、「だからこそ日本は平和のイニシアチブを取っていかないとならないし、俺は日本こそ平和な世界のリーダーと成り得る存在であると信じている」みたいなことを言ったんですね。



そんなことを言いながら俺が自分で感じたことは、授業で子供達にインパクトを与えるために誇張しているとかではなくて、「案外本気でそう思っている」ということ。




ケニアに来て、様々な点において異なる国で2ヶ月暮らしていると、日本の「良さ」というものが(それは俺が日本人であるからという理由も大きいと思うが)はっきりとしてくるんですね。




日本ほど平和に敏感な国はないし、日本人ほど周りに気を使える人種はいないし、日本人ほど素直な(と言ったら過言かも知れませんが)人種もいないし、日本人ほど細かいところまでこだわれる人間もいない。




皆さんも勿論ご存知の通り、先日日本でとても大変な地震が発生致しましたが、特に外国からの応援メッセージが、本当に勇気付けられ、本当に誇らしいんです。




俺は東北大震災を被災している人間でもないし、全くその影響を受けていない人間なんですが、それでもとても心にぐっと来るものがあるんです。




そして日本人が一致団結して今回の大地震のために力を合わせている。



世界中が日本のそんな様子に称賛を送っていますし、遠いケニアから、俺としてもそんな日本人が凄く誇らしいんですね。







こんなこと外国でありえるか??





ありえるでしょう。恐らく。





それでも、日本でこの大地震が起こったというのは、何かの「暗示」の気がしてならないんです。




アメーバニュースにも内戦中のアフガニスタンが日本の支援表明をしたと書いてありましたが、先述した通り、日本は平和のイニシアチブを取るべき、そして唯一取りうる存在として、天災にすら選ばれているんじゃないか。


そんなことすら感じたんですね。



今回の日本の被災をきっかけに世界の結びつきが強くなるとしたら、それはとても喜ばしいことだし、アフガニスタンの例のように、もしかしたらそういった内紛中の国が平和への道を辿る際の道しるべの役を担えるかもしれない。




今回の東北大地震をケニアで経験する、という滅多に無い経験をしたことにより、より国際的な観点から日本を捉えることができたのは自分にとってとても有益でした。






「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する」





そんな言葉を国連から与えられた「日本」という国に対して本当に誇りを持つし、今まで数多くの国を救ってきたという日本の功績に対しても、本当に誇りを持ちます。





日本人で良かったって思えたし、ケニアの生徒達に、「どうだ俺は日本人なんだぞ!こんなに誇らしい国なんだぞ!」って言うこともできた。




アクティビティーの時と違い、普通の授業となると集中力を欠き、興味無いような感じの生徒達ですが、この震災の話の時だけは真剣に耳を傾けていました。




多分それは俺が涙ながらに訴えたからというのもあると思いますが、本当に熱意を持って、本当に日本を誇りに思ったから。






「愛国心」って、古臭くて暑苦しくて堅苦しくて、歴史的に良くない言葉のようなイメージがありましたが、今日は人生で初めて、「日本」という自分の国を心から誇ることができた日だと思います。