日記三十二日目~世知辛い世の中~



皆様こんばんは。

体調は良いんだか悪いんだかわからない、微妙な感じです。




今日は日本商工会inケニアの会長さんにお会いしてきました。



この日のために色々頑張って情報を収集し、clean water system確立にいくら必要だとか、月々の水代のコストはいくらだとか、食べ物代はいくらで教師の給料はいくらだとか、とりあえずできる限り沢山の情報を集めました。




そんな万全な体制で臨んだ今日の渉外ですが、やはり賛助獲得活動はうまくいかないもの。




トヨタほどの大企業ならポーンと気前良く数百万くらい出してくれるんじゃないかとか甘い期待を抱いていましたが、そんな期待通りに物事が進まないのが世知辛い世の中。




会長さん(と言っても凄く若い方なのですが^^;)の仰るようには、悲しい哉まだアフリカにおいて日本企業の進出度合いは著しく低く、まだまだ援助だとかそんなことを言っていられるような状況ではないみたいです。


トヨタほどの企業の方がそう仰られるんだから、相当難しい状況なんでしょうね^^;



それに企業の体制によっては、アフリカ支部では予算の決定権がなかったりする企業が沢山あるらしく、そういった企業にアプローチする場合は日本の本部の人間を納得させ、そして本部からお金を送金してもらう必要があるらしく、そういった場合とても面倒な手続きになってしまうみたいです。


駐在員みたいな形で現地に日本人を派遣している会社はとても少なく、多くてもせいぜい2、3人程度の日本人が現地にいるくらいで、まだまだ日本のアフリカ進出は先みたいです。



確かに良く考えてみるとケニアにおいて目にする日本製品は専らトヨタやホンダなどの車、もしくはソニーなどの電化製品くらいです。



他はもう中国に圧倒的といっていいほどシェアーを奪われ、日本の誇るソフトパワーでさえも、まだまだアフリカには浸透していないというのが現状です。



ナイロビ大学の生徒とか、そういったネットを良く使ったりしてyoutubeを見たりしているような若者は日本のアニメを知っていますが、ハウスメイトのタンザニア出身のリチャードは流浪人剣心くらいしか知りませんでしたw



ちなみにるろ剣の海外nameは「Samurai JACK」みたいですww



インドネシアに行った時は日本のアニメに社会が汚染されている、と言っていいくらいの浸透具合でしたが、ここアフリカの地で浸透しているものと言えば悲しいことに「カンフー」ww


アフリカ人にとってはアジア人は皆中国人みたいなもんなので、街中を歩いているといっつもチャイナチャイナ言われます。

そして彼らの頭の中では中国文化はカンフーから構成されているらしく、異口同音に決まってカンフーカンフー言ってきます。w


いい加減この絡みにも嫌気が差します。笑



でも、「いや俺日本人だからw」って言った後の相手の反応が見直したような目で俺のことを見るので、なんとも言えない快感を覚える場合もあります。笑




話が逸れましたね。




とまあそんなわけで、まだまだアフリカにおける日本企業の力は大きいものではなく、基盤を確立するだけで手一杯だそうです。



途上国におけるファンドレイズ活動って、日本における渉外みたいにリストアップしてテレアポやメルアポをして渉外を獲得しまくって、そして色々な企業に行きまくる!みたいな印象でしたが、完全にフィールドが違うみたいです・・。



このことに関しては今までどのEPAlumniの方からも聞かされていなかったので、予想外の事実でした。

そういえば確かにファンドレイズ活動をしたって言っていた研修生の方は何人かいらっしゃいましたが、具体的にどういう風に活動したのかってのは聞いていなかったので、こんな展開になるとは思ってもいませんでした。




予想では色々な企業の情報を入手して、今週そして来週は渉外weekになる予定だったのですが、さてどうしようと言った感じです。





ですがこの会長さんとても親切な方で、具体的な力にはなれないみたいですが、代わりにJICAの方を紹介していただけることになりました。



しかも「本部の方」と仰られていたので、ある程度裁量権があるお方を紹介してくれるみたいです。




ここで出ましたJICA!!!って感じですよね。笑




途上国開発はJICA無しには語れないような所があるので、改めて本場の土俵に戻ってきたような感じというかなんと言うか・・・笑



でもとりあえず今現在袋小路に嵌ってしまったわけではなくて、むしろ可能性を見出せる道が開けたので、前向きに考えるようにしています。



ですが俺のインターンも残すところ2週間と少しなので、時間はありません。




前の日記にも書いたように、実質授業をしただけでまだ大きなインパクトを全然残すことができていないので、なんとかしてボスの力になりたい、という思いが俺を焦らせます。

日記三十一日目~リアル「マリオカート」~



31日目です。

5週間目が始まりました。

しかし体調は相変わらず優れず・・・。






今日はケニアの交通手段、そして経済に必要不可欠な「マタツ」に関して書きたいと思います。

いつ書こうか、と前々から考えていたんですが、ついに今日記すことになりましたw




マタツは日本に例えて言うなればバスみたいなもので、人々が移動する際に利用する移動手段です。



これがしばしば外国人にとって試練の壁として立ちはだかり、ドライバーが金をふんだくろうとしたり、狭い車内でスリに遭ったり、何に乗れば良いのかわからなかったり、降りるべきところで降りられなかったりと・・・・w



かくいう俺も、5週間目を迎えた今現在においても未だに焦ることがありますw




ケニアの交通システムはやはり「途上国」と言った感じで、正に「カオス」!!ww

特にマタツが色々と無茶苦茶やってくれます。


マタツのドライバーにとってはできるだけ多くルートを行き来して、沢山の乗客を拾った方が儲かりますからね、1分1秒でも早く先に進むために、あらゆる手段を使います。笑


渋滞で先に進めないもんなら対向車線に乗り出して爆走し始めるし、もしくは歩道に乗り上げて爆走。

これが本当に怖い。w

特に対向車線を進む時なんて、目の前から車向かってきてんじゃねーか!!という状況なのに前に進もうとする。w


しかしこういった無茶苦茶な運転を皆するので、彼らは皆とても運転の技術に優れています。ww

本当に狭い車と車の間をスルスルッと抜けていくので、正にリアル「マリオカート」状態。


インドネシアも同じような感じで、もはや途上国の移動手段といえばこれしか思い浮かびませんw



しかも驚きなことに、ほとんどのマタツが日本の中古車。

しかし中古車と言っても本当にボロボロで、日本では中古車として売ることすらできないであろうくらいの廃れ具合。笑

どんだけボロいんだよ^^;って思う人もいらっしゃるかもしれませんが、まあメーターは当たり前のように動きません。w

クーラーなんて動くわけもなくて、マタツによっては車内の一部がぶっ壊れ、エンジンなどが剥き出しになっているのもありますww

彼らにとっては音楽をかけることができれば良いみたいで、乗り心地は最悪。w


前の日記にも書きましたが、日本だったら金とってアトラクションとして子供達に提供できるんじゃねーかというくらい。w

俺的にはディズニーの退屈過ぎるアトラクションより楽しいww

悪路によっては数センチ尻が跳ね上がりますからねw


それに耳がおかしくなるほどの大音量で音楽をかけているアホなマタツもあるので、それに運悪く乗り合わせてしまった場合は本当最悪。笑


インドネシアでもそうでしたが、何でこう途上国のドライバー達は大音量で音楽をかけたがるんでしょうかね^^;





しかしこの一見無茶苦茶に見えるマタツも、実は一応ちゃんとシステマティックに機能しているんですw


よく見ると実は毎回同じ場所で止まっていて、ケニアに来て最初にマタツを乗った時は乗客がいればどこででも止まっている印象を受けましたが、ちゃんとバス停があるんですね。笑

日本だったらバス停の目印となるものが立ってたりしますが、ケニアではそんなのは一切ないため、ちゃんとしたところで止まっていないように感じるんです。w


降りるときは専属の添乗員に降りることを伝え、ドライバーに伝えてもらう。

この伝え方も凄く原始的で、窓を叩いたり口笛を鳴らしたりして知らせる。そうすることによってドライバーは次の停留所で止まるんですね。

そしてこれがまた大変。


特に沢山人が乗っていて後ろのほうの席に座っている場合なんて、添乗員まで物凄く距離があったりするときもあるので、うかうかしているとバス停を通過してしまうw

今はもう慣れましたが、最初は本当に不安でしたw


特に俺なんかはTNまでマタツを3つも使わないといけないので、そこらへんの研修生よりかはマタツの使い方になれていると思われます。笑



利用料金に関しても一応決まりがあって、基本的な判断軸は「距離」と「時間帯」です。

最初は日本みたいに料金は全て一定だと思っていたので、少しでも違う金額をふっかけられようもんなら抗議してやる、くらいのつもりでしたが、それは間違い。


「郷に入れば郷に従え」とはよく言いますが、正にその通り。


でもまさかマタツが距離に応じて料金を変えるとか、そんなシステムを持っているとは思いませんでしたよww



とまあそんなこんなで、ケニア人の生活に欠かせないものとなっております、マタツです。



他にも色々と書きたいと思っていたことがあったはずなんですが、ちょうど今、うちのインターンハウスに大勢の訪問者が来てカオスなことになっているので、今日の日記はこれくらいで終いにさせていただきます。笑

日記三十日目~あるべき姿~


皆様こんばんは。

ついに俺の日記も30突破です。

早いですね。



今日は俺の最近の悩みといいますか、葛藤を整理の意味も込めて記したいと思います。





今現在ファンドレイズに向けて提案書を作成中なんですが、一番問題となっているのが


「何に対してお金が欲しいのか」


ということなんですね。



「お金を下さい」といったところで使い道がはっきりしていなければ企業だって出す気にはならないし、そもそも具体的なプランを明示することができなければ、わざわざ面会の時間を設けて下さった企業の方に失礼になってしまいます。



そんなわけで提案書と格闘しているわけなんですが、「どこにお金を拠出すべきか」というのがなかなか難しい問題^^;



4週間このTNで働いて感じた問題点や、色々とボスにヒアリングしてきて、このTNにおいて何処が一番vulnerableなポイントなのかとか、そういうのを文字に落とすべきなわけなんですが、それが中々簡単にはいかん。


例えば「fooding program」で言えば、持続的なsupportが必要になってくるんですね。

一回きりの援助をもらったところでいつかはそれを使い果たしてしまいますし、こういったNGOにとって一番重要なのは継続的なサポートなんです。

ボスもそのことは重々承知していて、一番重要なのはsustainabilityだと言ってました。

だから、donatorには依存しないと。


でも「食料の提供」ってのは一番重要なポイントなんです。ですから、個人的にはfooding programへのパトロンを見つけたいところなんですが、そういうこととなると「毎月お金を出してください」ってことになっちゃうわけなんですね。

普通、そんなことぬけぬけとお願いできないですよねw

どこの企業が好き好んで毎月お金を無償で払いたいと思いますか?w

もしお願いするのであればそれに見合うようなメリットを提示しなければいけないところですが、そんなの見つかるわけもない^^;

長い目で見てスラムやケニアのためになる的なことは言えますが、企業の直接の利益となる文句など見つけることができない・・。

そんなわけで、どうしようかと悩んでいる今日この頃です。



他に今現在一番説得力のある支援の形としては、ありがちな「教科書」の購入。

このNGOは基本的にありとあらゆるものが不足していて、教科書も絶対的に不足しています。

クラス6の数学の教科書は1冊しかないらしいです^^;

教科書の支援であれば、例え一回の投資であっても持続的に利用できますし、費用対効果が極めて高い対象なんです。

それに必要経費を極めて簡単に明示することができるので、企業の方にとってもわかりやすい。

教科書がなければ家に帰っても勉強できませんから、もし子供達全員に教科書を提供することができれば、子供達の学力向上にとても寄与できることになります。




他に俺ができれば支援したいと考えているのが、「水」と「遊具」です。


水に関しては、生徒達が毎月近くの水汲み場に買いに行ってくるんですね。

飲料用、料理用、洗濯用、色々な場面で水は使用されるので、月々のコストも馬鹿にならない。

幸い水汲み場はそんなに遠い場所にはないので、パイプを引っ張ってくるのもそんなに不可能な話ではない。

これも教科書と同様に、一旦確立してしまえば後世まで使える資源となりますからね。それにとてもお金の節約にもなるので、色々とメリットがある。


遊具に関しては、今現在生徒達が遊んでいるグラウンドには何も無い状態なんです。

あるのはど真ん中にpublicトイレ。それだけ。

いつも子供達は走り回ったりそこらへんに落ちている石ころやゴミを使って遊んでいるので、ブランコや滑り台の一つや二つくらい提供してあげたいところ。


ただ、ここで気をつけなければならないのが、遊具を設置することによって子供達が怪我をする危険性が増すということ。

もし子供達が怪我をしてしまった際、治療費を負担するのは親かこのNGOになりますからね。そうなった場合は、余計な負担をかけてしまうことになる。

こういったリスクを踏まえた上で、設置するか否かをボスと相談しなければならない。




とまあこんな感じで、今現在提案書に記載しようと考えている項目は

食料援助、水援助、遊具援助、教科書援助の4つになります。

最有力なのが教科書と水ですかね。






一応他にも衣服援助や新校舎建設費なども視野に入れているのですが、果たしてどういったことになることやら。