春は雨が多いですね。
関東の桜、そろそろでしょうか。
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「ミジンコ」を作っていました。
昨年ご依頼をいただき、
先日やっと完成したものです。
依頼主様にブログなどへの掲載を
快くお許しいただきましたので、
ご紹介しますね。
ご依頼主様、ありがとうございます!
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とっても小さな生き物「ミジンコ 」。
不思議な形をしています。
細長い方は「ノロミジンコ」、
まるい方は「ホロミジンコ」といいます。
フレームの大きさは A3 です。
両手を広げたようなポーズのノロミジンコ。
実物は全長1センチくらい。
ミジンコとしては大きいタイプだそうです。
全身がほぼ透明なので
なかなか見つけられないとのことでした。
作品では濃いブルー系でまとめています。
フリンジで作った赤い部分は目(複眼)!
一つ目、だそうです!
腕は数本あって、
先の方に長い毛がふさふさとあります。
胴体は細いです。
下半分に何かが溜まっている様子なのは、
食べたものだと思います。
胴体の先(しっぽ?)が分かれて
鋭くとがっています。
「刺したりするのですか?」
と依頼主さんに伺うと、
「そういうことはないですよ^^」
とのことでした。
こちらはホロミジンコです。
全長は、ほんの数ミリ。
からだよりも大きくて透明な
膜に覆われています。
長い腕(!?)の先だけが
膜からひょろりと出ています。
背中側にベビー(幼虫?幼ミジンコ?)が
2匹入っているんですよ
・・・わかります?
すっと伸びている長い腕。
その先に、
本当に不思議な形ですよね。
ミステリアスという表現がぴったり!
使った紙は5㎜幅です。
4つ切りを買ってきて自分で切りました。
ミジンコ本体の輪郭には
少し厚い紙(100~120kg)を、
それ以外は
中くらいの厚さの紙(80~100kg)を
使っています。
お話をいただいてから仕上がるまで、
14か月もかかってしまいました
とにかく、まったく無知でしたので、
まずは二つのミジンコを
ある程度知ることから始めました。
(依頼主さん、しつこく聞いてすみませんでした)
色・レイアウト・紙の選択、
そして表現についても学ぶところが
いくつもありました。
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楽しくも貴重な経験をいただき、
本当にありがとうございました。
m(_ _)m
それでは、また