期間限定のポップアップなどで顧客の反応を見ながら、
後々店舗展開して、確実に売り上げ拡大を目指す
日経クロストレンド
「匿名宝飾店」で再注目の4℃ 過去の反省生かした新ブランド開発より
記事タイトルの「新ブランド開発」に眼が留まり一読した記事です。
「4℃」のエフ・ディ・シィ・プロダクツグループが、
ブランド改革の一環でブランド名を隠して2023年9月8~24日、
約2週間の期間限定で仕掛けた期間限定店舗「匿名宝飾店」。
4℃は男性のギフト需要を意識してきたそうで、
それに対して、最終顧客である女性に焦点を当てた商品開発に取り組んできたとか。
男性向けの「ベーシックで着回しが利く」「安心感がある」ではなく、
女性目線で個性があることを重視。
4℃はエレガンス系だが、新ブランドKAKERAはクラシカルな温かみ
ただし、
こういった新ブランド開発は必ずしも当たるわけではなく、
テストマーケティングがとても重要。
テストマーケティング自体、マーケティング戦略の一部として
広く認知されているが、実際に取り組む企業がそれほど多いわけではありません。
企業側の思い込みが強く、「これなら行ける!」と思い、
莫大なプロモーション費用をかけて市場投入することが多いと思われます。
テストマーケティングは仮説検証の意味でも、必ず「期間限定」、期間の設定が必要。
新ブランド開発によって、ブランド価値も希少であるべきだし、
期間限定、さらには販売エリア限定をすることによって、
希少価値を高めながら、顧客の反応を観るというのが定番。
テストマーケティングに取り組む企業は伸びる
テストマーケティングをしない、ないがしろにする企業は伸び悩む
伸び悩む企業には、社内で喧々諤々と議論を重ね、様々な仮説を立てて、
じっくりとテストマーケティングに取り組んでいただきたいものです。