ムーンフォール(amazon prime) | アレレの映画メモランダム/休日は映画の気分

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ジャンルや新旧問わずに週末に映画館に通っています。映画の感想から、映画がらみで小説やコミックなんかのことも書ければ。個人の備忘録的なブログです。

 

ムーンフォール(amazon prime)

 

2022年作品/アメリカ・イギリス/130分

監督 ローランド・エメリッヒ

出演 ハル・ベリー、パトリック・ウィルソン

 

2022年8月6日(土)の夜、自宅で観賞しました。

 

原因不明の力によって月が本来の軌道から弾き出され、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実がNASA(アメリカ航空宇宙局)にもたらされる。NASAは現地調査を試みようとするが、同時に組織内部で、とある情報が隠ぺいされていたことが発覚する。地球と月を救うため、NASAの副部長ジョー・ファウラー、過去のある事件からNASAをクビになった元宇宙飛行士のブライアン・ハーパー、天文学博士を自称するKC・ハウスマンの3人が立ち上がり、未曽有の危機に立ち向かう(以上、映画.comより引用)、という物語です。

 

Netflixが「グレイマン」ならAmazon primeは「ムーンフォール」を絶賛配信中ということでこちらも観賞しました。監督・脚本が「インデペンデンス・デイ(96)」のローランド・エメリッヒなんですね。特撮を使った大味の大作娯楽映画で有名な方ですが、あんまり感心できない作品が多いんですよね。さてさて今回はいかがなりや?と見始めました。

 

 

《感想です》

 

  • お話は真面目に考えると馬鹿らしくなるので、映画の中の〝月と同じく〟頭を空っぽにして見たほうがいいです
  • 宇宙や地球を舞台にしたいろんなSFパニック、ディズアスタームービーをごった煮にしたテイストを感じます
  • 監督・脚本がエメリッヒだと分かって観る配信作品だから腹も立たないですが2000円払う気にはならないです

 

ドラマは2011年、宇宙に浮かぶスペースシャトルから始まります。人工衛星を修理する3人の宇宙飛行士は突如飛来した正体不明の無数の物体に襲われるのですが、ジョー・ファウラーとブライアン・ハーパーの二人は辛うじて地球へ生還。それから時は流れて2021年、NASAオタクのK・C・ハウスマンは月が軌道を変え地球に向かっていることに気づきます。

 

なぜ月は突然軌道を変えたのか、2011年のシャトルに起きた事件とこのことはどう関係しているのか、そして人類はこの問題にどう対処するのか。このお話は、アポロ11号をして初めて人類が月へ降り立った1969年にまで遡っていきます。ということで、数々の目を見張る見せ場が展開される宇宙と地球をまたにかけてのアクション、パニックムービーです。

 

過去の汚名返上ということで心に傷を抱えながら生きてきたジョーとブライアンが宇宙飛行士として返り咲き、そこにちょっとお調子ものでNASA陰謀論を説くK・Cが絡んでいきます。あまり筋はかけませんが〝月のなかは空洞(からっぽ)〟になっているそうです。お話は真面目に考えると馬鹿らしくなるので月ではなく頭を空っぽにしたほうがいいですね。

 

色んな過去のSF作品を彷彿させますが、「アルマゲドン(98)」「ディープ・インパクト(98)」といった隕石が地球へ落下する映画のような見せ場や、「コンタクト(97)」「インターステラ―(14)」に似た〝大切な人〟との邂逅、それから実は「マトリックス(99)」を色濃く感じさせたりも。そういうSF映画群のごった煮的なテイストがありますね。

 

これは監督がローランド・エメリッヒと分かっているのと、何といっても配信映画の基本料金のみ(つまり無料感覚)で観ているから腹も立たないのですが、劇場で2000円出して観る価値があるかと言われると〝お暇なら涼みがてらどうぞ〟という感じでしょうか。正直、わたしは途中でウトウトしたので、映画館の快適な環境だと爆睡したかもしれないです。


そういう映画だと分かっていくのも映画を観る楽しみではありますが。

 

 

 

トシのオススメ度:2
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3 良かったです
2 アレレ? もう一つでした
1 私はお薦めしません

 

ムーンフォール、の詳細はこちら: 映画.com

 

 

この項、終わり。