やっぱり哲学って大事?!カルロ・ロヴェッリ「規則よりも思いやりが大事な場所で」を読む | アフターコロナを生き抜く!これから起こる変化について発信するブログ

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こんにちわ。
本日は哲学のすすめについて
ブログを書かせていただきます。

参考書籍:「規則よりも思いやりが大事な場所で」

カルロ・ロヴェッリ著











今読んでいる書籍から
思うことを書きます。









著者のカルロ・ロヴェッリさんは
イタリアの理論物理学者で
「世界は関係性でできている」という
世界的ベストセラーを執筆した人です。









今回の「規則よりも思いやりが大事な場所で」
は氏の最新本となります。









その中で、哲学について
書かれた箇所があり、
とても興味深いので
紹介したいのです。









あるとき、「科学に哲学は必要か」という
テーマで氏は講演を依頼されます。









その講演内容を考える上で大いに
参考にしたのが、
アリストテレスの「哲学のすすめ」でした。








アリストテレスは紀元前4世紀を
生きた哲学者です。















こんな大昔に書かれた書籍であるにも
かかわらず
今でも十分通用する考えで
とても参考になったというのです。








そもそも哲学とは何か?








哲学とは事物の根本を考え抜くことです。







これは古くはプラトンが主張した考え方で、
プラトンは「哲学のすすめ」を著した
アリストテレスの師匠にあたる人です。








根本を考えるとはどういうことか?







たとえば、
 

どうすれば裁判官になれるかとか
 

良い彫刻を彫るにはどうすべきかとか
 

いかにして都市を治めていくかとかを
 

人は個別の方法論を考えがちです。







しかし、そうではなく哲学を
おのおのの事例に当てはめてみると、






正義とは何か





美とは何か





理想の都市とは何か









こういったように事物の根本を考えることが
哲学なのだということです。
(本書199頁から)







ここまででわかるのは
哲学は何かことを
成す上での大切な道しるべ
だということです。







人は哲学をよく理解できないあまりに

軽んじて、思いつきで行動してしまったり
してしまいます。





でもそれはとても危険な行為なのかもしれません。

 

 

 

 


哲学的にものをしっかり
捉えなければ
活動が間違った方向へ
いっていたとしてもわからない。





間違った方向へ行っていたと
後で気づいて後戻りなど
するのでは非常に大変ですし、時間も

もったいないですね。






で、早速実際に置き換えて
みるとどうでしょう。








私は子ども食堂の運営をやっていますが
どう運営していくかは方法論に過ぎない

わけです。








でも、気が付くとその
方法に終始して大きな目標を
忘れてしまいがち。









子ども食堂の活動の
根本は??と問うた時
導かれる哲学的な解答は
「理想の社会」でありましょう。










だから問い続けなければいけないのは

理想の社会についてだと思うのです。

 

 

 

 

 


その考えを深めればおのずと子ども食堂を
どうやっていきばいいかがわかる。






美について考え抜けば
素晴らしい彫刻が自然と手が動いて

彫れてしまうように。






この本からはとても大切な

指針を頂きました。
 

 

 

 

 

 

 

カルロ・ロヴェッリさんに

感謝したいと思います。






本日は やっぱり哲学って大事?!カルロ・ロヴェッリ「規則よりも思いやりが大事な場所で」を読む
ということでブログをお届けしました。

ではまた。