プラ製12品目が規制対象に!  さらに踏み込む必要性について | アフターコロナを生き抜く!これから起こる変化について発信するブログ

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コロナ後は価値観の変容が起きます。新しい時代に向けた準備をはじめましょう。テーマは環境保護、自然農、瞑想、健康食品など、興味があればコメントください!

本日は8/22日経新聞記事から
廃プラ削減についてブログを書きます。

「6月に成立したプラスチック資源循環促進法
にもとづき政府がまとめた事業者向けの具体策の原案がわかった。」


コンビニ飲食店
で無料配布する使い捨てのプラ製スプーンなど
計12品目を削減対象商品にする。

12品目はコンビニなどで配られるスプーン、ストロー、マドラー

ホテルのヘアブラシ、歯ブラシ、

クリーニング店のハンガー、引き渡し時に衣類を覆うビニールなど

業種的には対面・サービスだけでなく
ネット通販配達サービスも規制対象です。

対象になる事業者は当面
年間5トン以上プラを使用する事業者に限るとのこと。

国内の大手コンビニ、百貨店、スーパーは
ほぼ対象事業者になるようです。

大手のプラ使用量が全体の
かなりの量を占めることがわかりますね。

適用は22年4月からを目指すとしています。

環境省ではこれに先立ち
省内のセブンで実証実験を行っていたようです。

期間は6/16から7/15まで

環境省HP https://www.env.go.jp/press/109645.html

「環境省では、プラスチックごみの削減に向けて、
令和3年6月16日(水)より、株式会社セブン-イレブン・ジャパンと連携し、
環境省が入居している中央合同庁舎5号館内のセブン-イレブン店舗などの
都内6店舗にて、スプーンやフォークといったプラスチック製カトラリーを
辞退した利用者を対象にnanacoポイントを付与する実証実験を開始致します。」




規制の内容ですが、
事業者は引き続き、プラ製品を
使う場合には具体的な削減目標
つくるように求められます。

そのうえで使用量を減らしていくために、

①有料化

②回収して再利用

③消費者の受け取り意思確認

④提供を断った人へのポイント還元


といった7つの対策から
最低一つを講じるように国が要請する。

罰則としては
取り組みが不十分な場合には社名を公表
命令に従わない場合は50万円以下の罰金
科す。

、としています。



今後はさらなる拡大が必要

ここからは私見ですが、
コンビニのプラ袋から
12品目に拡大したのは前進だと思います。

でも、これで十分効果はあるのか?というと
そうではないと思います。

昨日も私、コンビニでロックアイスを買いました。



その際、プラ袋は断り、手持ちを選択しましたが

ロックアイス自体はプラ容器に入っていました。

お店を見渡せば、弁当も、パンも、ほぼすべて

の商品がプラ容器に収まっています。

問題となっている廃プラの多くを占めるのは

このような商品自体を入れているプラ容器です。


遅かれ早かれ、そこにメスをいれないと

この問題の抜本解決にはならないと思います。


やはり、可能な限り量り売りを導入する。

ひとつの方向性だと思いますがいかがでしょう。

 



でも、これはかなり至難の業です。




プラ容器の商品をダンボールに入れて
トラックに積み込んで各店舗へ配送する
という現在の流通形態が成り立ちません。

まず、今の流通形態は根本から変えないと
機能しないでしょう。

想像ですが、
何か大きな樽のようなもので、商品を
まとめて運び、各店舗も、それを
店舗用の樽を用意してそこに移してもらって、、とか?



工場、運送業者、店舗の体制の
すべてを一新する必要があるわけです。


大改革の費用をだれが負担するかなど

実現困難な問題の山積みが予想されますが

本当にこの廃プラ問題を解決したいと思ったら

避けられないのではないでしょうか?





2019年の国内プラスチックの使用高は
1000万トン。

廃プラになったのは850万トンだったそうです。

そのうち638万トンはリサイクル処理されず
燃やされたり、埋め立てられたりしました。
(プラスチック循環利用協会)



本日はプラ製12品目が規制対象に! 
さらに踏み込む必要性について
と題してブログをお届けしました。

ではまた。