脱炭素で注目! 洋上風力によるグリーン水素 | アフターコロナを生き抜く!これから起こる変化について発信するブログ

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こんにちわ。

お盆ですが、今日群馬県も雨です。
断続的ですが今は強く降っております。

九州など大雨特別警報がでている
地域の皆様には厳重な警戒が必要だと思います。


本日は脱炭素で注目! 洋上風力によるグリーン水素
についてブログを書かせていただきます。





北海道電力は2023年度までに
洋上風力を稼働させて水素を製造し
企業に販売する。

再生エネ由来の電気でつくった
つくった水素は「グリーン水素
と呼ばれて脱炭素の切り札と期待されている。

(日経新聞より)

日本は海に囲まれているため
洋上風力の設置余地が多い。

また水素は貯蔵や輸送がしやすいこともメリット。

北海道で製造した水素を
海上輸送により各地へ供給する予定のようです。


水素エネルギーとは

経産省HPから
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/advanced_systems/hydrogen/about/



洋上発電を使う意義

水素は一般的に天然ガスから
作ることが多く 製造過程で二酸化炭素
発生します。


これに対してグリーン水素は
製造過程で二酸化炭素が発生しないので
脱炭素につながるというものです。


ちなみに洋上風力は
着床式と
浮体式があります。


それぞれの代表的な方式による
メリット・デメリットは以下の通り。

モノパイル型 (着床式)

メリット
・施工が低コスト
・海底の整備が原則不要

デメリット
・地盤の厚みが必要
・設置時に汚濁が発生


バージ型(浮体式)

メリット
・構造が単純で低コスト化可
・設置時の施工が容易

デメリット
・暴風時の浮体動揺が大。
・安全性等の検証が必要


それぞれコスト的には優利ですが
安全性や環境の面でデメリットが
心配というところでしょうか。


洋上風力の全世界市場では
2018年23GW
2040年562GWと24倍に拡大するとされています。

買い手としては中国、台湾、韓国が急成長すると予想されています。

参考:経産省の洋上風力試算
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/green_innovation/green_power/pdf/001_04_00.pdf





欧州が先行するグリーン水素


グリーン水素に関しては欧州が先行しています。

欧州はグリーン水素が将来の水素社会

主役になると予想し、

30年までにグリーン水素で年間

1000万トンの生産能力を導入する予定です。




課題はコスト

課題はグリーン水素の製造コストです。


日本は1kgのグリーン水素を製造するのに
6~9ドルかかってしまいます。

米国は2~4ドル程度

ドイツは3~6ドルなので

日本はかなり割高なのです。



あと大量輸送するにはそれなりの
技術開発をしなければなりませんし、





大型の製造施設の導入なども課題です。



北海道電力はコストの削減に
取り組むとしています。

海上輸送に通じた販路の拡大

政府の補助金活用で

コストを吸収したい考えのようです。



また再生エネを使った電気という点を
アピールし、企業の需要をいかに喚起できるかがポイントだと思います。


本日は脱炭素で注目! 洋上風力によるグリーン水素
ということでブログを書かせていただきました。

ではまた。