先日、教養試験には①文章理解、②数的処理、③自然科学、④人物科学、⑤社会科学の5種類があることを説明しました。
では、これだけある試験科目の中から、どの科目を優先的に勉強していけばいいでしょうか。
どの科目で点数を取ればいいかという観点から見て行きましょう。
教養試験は、基本的に40問中25点取れればOKという前提で考えてみてください(25点取れれば、専門試験の点数に左右はされますが、筆記通過は間違いないです。)。
典型的な教養試験の出題数を下記に示します。
①文章理解(8問)
②数的処理(15問)
③自然科学(5問)
④人物科学(5問)
⑤社会科学(7問)
合計40問
さて、この出題数からなにが見えてくるでしょうか。
そうです!教養試験は①文章理解、②数的処理の出題がめちゃめちゃ多いのです。
この2科目の合計だけで23点。なので教養試験はこの2科目で全問正解を叩き出せば、残りの17問を目をつぶってマークしても確率的に25点は越えれます(17問の5択なら3問は取れますよね?笑)。
ということは、必然的に①文章理解、②数的処理を勉強すればいいということになります。
しかし、ここで注意しなければならないことがあります。①文章理解は点数が伸びにくい科目であるということです。
①文章理解は
現代文(4問)
英語(4問)
で構成されているのが基本ですが、現代文については、国語が得意な人は別に勉強しなくても点数は取れるでしょう。しかし、苦手な人はいくらやっても点数は伸びない傾向にあります(暗記したらできるようになる科目とは違います。)。また英語についても同様に、得意な人は勉強しなくても点数は取れますが、いままで英語をあまりやってこなかった人が英単語から始めるのはあまりにも非効率すぎます。
詳しくは後日説明しますが、文章理解は時間対効果が著しく低い科目であるということができます。
なので、教養試験の効率的勉強法の結論としては数的処理をやってください!
数的処理は数学が苦手な人にはちょっと厳しい科目なのかもしれませんが、効率のいい得点法を身につければ、得点源になること間違いなしです。
数的処理の効率的な得点法も後日説明しますが(後日書くこと多すぎですね。)、とりあえず今日は教養試験の総論として、
「数的処理をやれ(むしろ時間がなければ数的処理のみやれ)」
を頭に刻み込んでおいてください。