得恋の裏とは失恋のことですが、誰も恋の裏側に身を

置きたいと思う人はいません。ですから人はどうにかして、

得恋の表舞台に立ちたいと思うのですが、世の中は我が

意のままにはならないものです。

 私の数少ない経験を考えても、裏街道まっしぐらだった

ように思います。得恋の裏にある苦しさは、ちょっと表現し

にくいものです。それが嫌で、恋を回避しようとする人さえ

いるくらいですから。



 最近では、中高年が「歳の差婚」を目指して、あちこちで

高齢の方が活躍しておられるニュースが、珍しくなくなりま

した。恋物語には、いくつになっても魅了されてしまいます。

 けれども、自分のこととなると、不器用な私などは、その

ような風潮の遥か彼方から、羨ましいという気持ちからも

見放されて、ただただ、唖然と眺めているだけなのです。




 それなのに、得恋や失恋について考えたのは、明らかに

韓流ドラマの影響です。「君は僕の運命」や「トキメキ

成均館スキャンダル」など、韓流ドラマの胸キュンドラマ

は、枚挙に暇がありません。

 もっとも、最近の私のブログには、韓流ドラマの記事が、

極端に滞っています。これは、私が韓流ドラマに飽きたの

でもなければ、見なくなったわけでもありません。

 相変わらず、時間の合間を縫って、胸キュンとなりながら、

真面目に安物の涙を流し続けています。ただ、記事にする

ために、まとめることができないでいるだけなのです。



 最近私が見ている韓流ドラマは、純愛もののストーリーに

加えて、複雑な家庭環境や、目まぐるしい事件が相次いで

起こるのです。よほど集中していなければ、全体像を掴む

ことができません。

 悪いことに、ほとんどの韓流ドラマは、時間の関係で物語

がカットされています。それで、最近のドラマは、筋そのもの

が、とても理解しずらくなっているのです。

 もちろん、個々のドラマについては、韓流ドラマのテーマの

中で論じるべきだと思います。ここでは、今も見続けている

ドラマの中の恋愛物語が、私の恋愛への関心を、蘇らせて

いることを、強調するに留めておきたいと思います。