森本防衛大臣の記者発表のニュースを見て、私は驚きと

怒りを抑えることができません。この感情が、いずれ哀しみ

に変わることは、これまでのこの種のニュースに対する、私

のいつものパターンです。

 私の早とちりであれば幸いです。墜落事故の原因が曖昧

なまま、オスプレイの配備が決定されたというのです。当初、

岩国での試験飛行が予定されていましたが、そのステップ

を省略するとの報があります。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2900B_Z20C12A6EB1000/

 少し、報道も混乱しているようで、半数は岩国に到着し、

試験飛行を行うという報もあるようです。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120629-OYT1T00674.htm


 詳細は追って明らかになるのでしょうが、日経の記事から

考えれば、最悪の事態は事故調査結果が8月末までに出な

ければ、10月には普天間基地に配備されるそうです。

 その後の飛行訓練は、東北、四国、九州などで実施される

ようですが、その都度、普天間基地を発着することは明らか

です。墜落リスクのある物体が、沖縄を始めとした日本国土

を縦横に飛ぶことになるのです。


 日本政府は、リスクを認識しながら、日米安全保障条約に

従って、事前協議をすることもなく、米政府の決定事項を受け

入れるようです。国民を守るためだとの名目は、どこに行って

しまったのでしょう?

 私のような平和主義者でなくても、いつどこで墜落するかも

しれない物体には怖れを抱くはずです。その配備を唯々諾々

として受け入れる防衛省とは、また日本政府とは、一体何を

金科玉条にしているのでしょうか?