あまり意味のないことなのですが、いつからか私は年寄り

らしく、万歩計を着けています。人並みに、一万歩を目標に

していますが、いつもは、あまり達成することはありません。

要するに、現在の私は、運動不足が顕著なのです。

 漫然と健康づくりのために時間を割くのが、性に合わない

などと、それらしく私はうそぶいています。けれども、実際は

単なる物ぐさであり怠け者なのです。これは、じわじわと私

の体力を蝕んでいるのではないかと思うのです。


 その意味では、昨日の京都行はよい試金石になりました。

結論から言うと、今の体力では、私が目論んでいる体験型

の取材には無理が多いということがわかったのです。

 四条烏丸から、西本願寺正面にある龍谷ミュージアムへ、

そこから御所を経て百万遍まで歩きました。三時間程度で

しょうか。それだけで、全身が浮腫んだようになり、足は棒

になってしまいました。

 この散策の様子は、どうしても、ちょっと感傷に浸ってしま

うので、次の記事にします。


 私の計画では、ぼつぼつ隠遁生活から抜け出し、小説の

ための取材活動に専念する時期に入ります。取材は、体力

勝負でもあることから、体力づくりに励む必要があると痛感

するのです。

 昨日は、平坦な道をただ歩いただけのことです。これから

相当鍛えなければ、どこかで客死してしまいかねない状態

あることがわかりました。これでは、ハードな海外の取材

旅行などは、とても望むことができません。



 昔から苦手にしていた語学と体力が、私の本格的な創作

活動を前に、大きく立ち塞がっているのです。