同業他社を見に行って、相手の売れているモノや価格帯を自社でもやろうとするのか、
相手の得意分野は相手に任せておいて、自社の独自性はどこにあるのかを考えようと
するのか、
結果として似たような形態になっていたとしても、
前者と後者では、ビジネスに対する考え方がまったく違います。
どちらが良いとか、悪いとか、そういう問題ではなく、どちらでいたいのか?という
好き・嫌いの問題ですね。
同業種が同一地域にあれば、どちらか一方のみということにはならず、
両極からのグラデーションがかかりながらだとは思いますが・・・・・。
自分の前提を自覚しておくことが大事だと思っています。
私の経験則のみで言えば、
他社の売れている商品をすぐマネするのであれば、比較的早い段階で、
多かれ少なかれ成果は出やすいメリットがあるし、大きくしていく展開は早いでしょう。
自社の独自性を追求するのであれば、即時効果は出にくいですし、大きくはなりにくいですが、
周りの環境がどんな状況になっても、ファンがしっかりついて、業績が左右されにくい
強い業態になれるメリットがあります。
無論、双方にデメリットもありますので、どちらが良いかという問題ではなく、
どちらが自分の本来の好みかでしょうね。
標榜する「生き方」はどうなのか?に近いものがあるでしょう。
問題なのは、自分がいつもやっていることが前者なのに、後者である認識をしていることです。
あるいは、その逆だったりですね。
組織が大きくなると、トップが口で言っていることと、実際に意思決定して行動しようとしている
ことがズレまくると、メンバーは相当に苦しむことになります。
端的に言えばいいのです。
例えば、「儲かればいいんだよ。」とか、「他にはない『らしさ』を貫け」とか。
社内の統一性とか、分かりやすさとしいものは、そういうことだと思います。
トップ・リーダーが、いかに自分を知るか?ということは、最も重要で、かつ、
いつも突きつけられる課題なのでしょうね。
好きな方に進もう。素直に伝えよう。
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