私のミーティングは落描きまるけ | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。



私のミーティングというのは、気がつくと、どうして落描きまるけになっているんだろう?


と、いつも思うのです(笑。



ただ、落描きであれ、文字であれ、ボードに書くと、聞いている人の行動が変わるのは、


経験上、確かだと思います。



人前で喋っていると、


①喋っている内容を聴きながらメモを取る人と、


②何も手を動かさずにただ聞いている人の二手に分かれます。



ところが、喋りながらボードに字を書いたり、落描きマンガのようなものを描くと、


③ほとんどの人が、ノートに何か描き始めます。



あとでメモを見せてもらうと、まったく同じ内容がキッチリ書き写してあったりして、


どうでもえぇことを書いちゃったんじゃないか?と反省することもあります(笑)。



この3パターンのうちで、誰が伸びる人かと言えば、何でか知らないけど、①の人が


圧倒的に伸びる傾向にあると思います。




脳科学の本によると、人の脳というのは、受信と発信を同時にできないようになっていて、


「聞く」「観る」といった受信と、「書く」という発信を同時にするというのは一度にしたくないらしい。


よって、これを同時にやるということは、受信と発信を高速回転でやりまくっている状態になって、


相当なストレスがかかるらしいんですね。



しかし、筋肉と同じで、脳も鍛えると鍛えないとではまったく変わってくるらしく、


鍛えた方が、いわゆる「思考力」というのは身に付くらしいんですね。



「聴きながら描いている内容そのもの」が勉強になるというより、


「聴きながら描いている行為そのもの」が勉強している、


ということになるんでしょうね。



ボードに書いてあることをノートにメモするという行為と、


聴きながらノートにメモするという行為は、


脳の受信・発信の回転数はどっちらが多いかと言えば後者でしょう。




確かに、「こいつ頭いいなぁ・・・。」、と思う奴は傾向として、知ってか知らずか、


いっつも落ち着きなく手を動かしている奴が多かったりしますもん(笑)。




自分が発信手でいる時は、情報を共有化したい時はできるだけ前で書きまくった方が


いいでしょうね。



人は忘れる生き物ですから、「あの時あんだけ言っただろう!」と言ったところで


忘れるものは忘れるているのだからしかたありません(笑)。



一緒に書くという行為をした方が共有認識は深まるでしょうね。


私の落描きの狙いは、どちらかと言えばそちらです。


特に、落描きした時は、聞いている側の集中力が高まるように思います。



イラスト・マンガ・図解といった情報は、人が最も認識しやすい視覚効果であることは、


子供の頃に最初に学ぶのが絵本であるように、人の脳が最も認識しやすいのでしょう。





ただし、逆に人の話を聞く側に回った時は、できるだけ手を動かすようにしています。



それは時々、「人の話を聴いているんか!?」とお叱りを頂くこともありますが、


それは、ちゃんと目を見てうなずきながら聞いていれば、発信手としての満足は満たされるの


でしょうが、こっちの思考力について責任など持ってくれないのだから、


私は、そんなお叱りどうでもいいと思っています(笑)。



そういう方は、「理解して欲しくて伝えている」のか、「自分の話を聞いて欲しくて伝えている」のか、


どっちなんでしょうね(笑)。


別に論争する気もありませんけど(苦笑)。



むしろ、私は、何も書かずに適度な笑みを浮かべて、ちゃんと聞いている風を装っている時は、

まるで聞いていない場合が多いです(笑)。




以前、社内研修で皆の前で


「オレの話がどうでもよかったり、つまらなくなったとしたら、落描きでもいいから、


手を動かし続けることはしろ。話がつまらなければ、それは私の責任だから、とやかく


言わない。


でも、自身の脳を鍛える事だけはしなさい。」


とよく言ってたことを思い出します(苦笑)。



相手に対する礼・マナーの側面と、

自分の思考力を常に鍛えるという側面と、


それは二律背反するわけで、それは相手によってうまく使い分けられればいいと


思っています(笑)。




              脳は鍛えるなら落描きです(笑)。


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