いくら、これで良し、と意思決定して行動したつもりでも、
後になって、本当にそれで良かったのかどうか、フと気になったり
迷ったりすることがあります。
選択が大きければ大きかったほど、果たして良かったのか?と
思うものですが、私はそんな時に、この場面を思い出しては、
戻れます。
以前書いたブログ記事のリライトです。
若干の編集を加えています。
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誰が好きかというと、とにもかくにもスティーブ・マックイーンです。
もちろん、マックイーンの出演している映画の全ては観ていますが、
その中の名作の一つ、
「荒野の7人」で一番心に残ったシーン。
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ユルブリンナー・マックイーンはじめ主役7人が、山賊に襲われピンチの村を
救いに行きます。
物語の途中、敵の罠にかかり、捕まってしまう場面があります。
敵のボスは、7人のガンマンの拳銃を、その場に置いて、村から立ち去ることを
命じます。
ユルブリンナーやマックイーン達は、不本意ながら、自らの拳銃を
一人一人、敵のボスの座るテーブルの上に置いていきます。
その姿を見ながら、敵のボスが、不思議そうに聞きます。
「おめーみたいな男が何でまたこんな仕事引き受けるのか分からねぇなぁ?
なんでだ?」
それを聞いたマックイーンが答えるセリフがこれです。
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「いつだったか服を脱いでサボテンの上に飛び降りた奴がいたんで、
何で、そんなことしたのか俺も聞いたことがある。」
敵のボスは興味深そうに、「それで?」と聞きます。
「そん時はそれでいいと思ったそうだ。」
※記載している文字が日本語版の口語です。字幕版は若干の言葉の違いがあります。
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初めて観たのは、話の内容など、まったく分からない子供の頃だったのですが、
とても心に残る場面だったのを記憶しています。
以来何度観ても、都度、心に残っているってことは、余程、何かにしびれているんだろう
と思います。
利害や損得とは関係なしに、
他人からは、「バカじゃないのか?」と不思議がられるほどの行動や、
常識を逸脱するほどの一途さ、
そういう姿を見たときや、行動行為を垣間見た時に、
人は、その人らしさというもを感じてしまうのだと思うのです。
きっとそれを、その人の「美学」とか「天命」とか「使命」とか「理念」とか・・・、
まぁそんな言葉で表すのだと思う。
憧れさえ持っているが、残念ながら私は、行動のほとんどを損得や利害で判断し、
動いている。
ビジネスの現場となればなおさらか・・・・。
自分にとっての「美学」というものは何なのか?という問いに対し、
ズバッと表せる言葉にならぬジレンマと闘ってはいますが、
恐らくそれは、頭で考えたり、口で言っていることではなくて、
土壇場の最後の行動そのものに隠されているような気がします。
環境や他人のせいにすることなく、本当に自分の欲しいものを真っ直ぐに
取りに行ける素直さを、誰もが持てたら素敵だと思う。
でも、それはきっと、他人に理解などしてはもらえぬことかもしれませんが・・・。
「そん時は、それでいいと思ったそうだ・・・・・。」
今も、しびれ続ける名セリフです。
自分だけの最後の決めゼリフを持っておこう(笑)。
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