勉強は、勉強する目的を知る方が大事である | 坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

坪井秀樹の起業実験日記 いくつになっても「理由なき反抗期」

反抗しているんじゃない。反抗期が続いているだけなのさ。


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「子供があまりに勉強しないから何とか言って。」


と、ピンチコールが入ったので、子供と電話で話をしました。


私が説教できた義理ではないのは百も承知ですが・・・・・(笑)。




私は、小学校から大学に至るまで、一貫して勉強が嫌いでした(笑)。


大っ嫌いといった方が良いくらい、嫌いでした。



勉強そのものが嫌いと言うより、


なぜ勉強しなくてはいけないのかという目的がよく分からないことに


時間を費やすことが嫌いでした。


(ちなみに、図画工作と美術だけは、ずっと良かった(笑)。)



親も先生も、「勉強しなさい。」とは言ったし、


テストの点数が悪ければ、怒ったり嘆いたりしましたが、


私の、どうして勉強しないといけないのか?という問いには誰も


答えてはくれませんでした。



答えてくれたとしても、私にとっては、


「そんな程度のことの為に無駄なことやらにゃいかんのかい?」


という程度でした。



「どうして、勉強しなきゃいけないの?」


「いい高校行って、いい大学入らないといけないからだ。」


「どうして、いい大学入らないといけないの?」


「いい大学入って、いい友達つくって、いい会社に就職しないといけないからだ。」


「どうして、いい会社に就職しないといけないの?」


「いい会社に就職して、いい経験して、お前には今の会社を継いでもらわないと


いけないからだ。」


「どうして、今の会社を継がなきゃいけないの?どうして?」



私の子供のころの夢は、絵描きか、漫画家か、プロレス専門アナウンサーでした(笑)。



高校2年のころ、私の一学期の通知表は、10段階中2が並んでいました。


赤座布団が複数つく、というのを経験したことがあります(笑)。


学校の友人からは、「学年で一番バカなのはこいつだ」と言われていました(笑)。


私は、勉強をしなかっただけで、自分はバカだとは思ってはいませんでした(笑)。


夏休みに補習とか受けさせられて、さすがに進級も危ないと思って、


2学期はテスト勉強だけ頑張って、10段階中、8とか9が付きました。



保護者面談で、転任の先生は


「長年、教師をやっていますが、1学期が2で、2学期に8とか、これほど


上下する生徒は初めてです。


これは最悪です。やればできるのにやらないというのは最悪で、


こういう安定しないタイプは社会に出てから最も困りますよ。」


と言いました。



私は、なぜ良く頑張った、と言えないのか?このオッサンはと思っていましたが、


それを鵜呑みにして嘆いている親を見て、さらに嘆くのでした(笑)。


やればできるのだったら、無理してやらなきゃいいじゃんくらいに思ってましたから(笑)。



大学では、学生プロレスと、アルバイトと、ファッションと女の子ばかりにウツツを


ぬかしていて、


当然勉強などせずギリギリの進級を4年間続けていましたが、


就職したのは、当時のアパレルメーカーでは最大手の(株)ワールドでした。



勉強しなくても、世間でいうところの「いい会社」に入った訳です(笑)。



ところが、(株)ワールドを退社し、家業を継いで、10年後にはあえなく廃業します。


いい会社に就職して、いい経験をしたに関わらず、家業をぶっ潰した訳です(笑)。



その後(株)買取王国を立ち上げ、10年間で株式上場を果たします。


会社をぶっ潰したような者が、株式上場した訳です(笑)。



さらに、ところが、株式上場の2ヵ月後には、退任・退社をし、今、ニート真っ只中のです。


ついこの間まで、上場を叶えた花形のような副社長が、ニートな訳です(笑)。



もう、こうなると、どの段階が、勉強しなかったからダメで、


どの段階が、勉強しなくても良かったじゃん、なのか、もう何が何だか分かりません(笑)。



ただ、一つ言えることは、私は、自分が「このためにやっている。」と自覚したことは、


誰よりも時間をかけてやってきたことは確かです。


平均的にキチンとやってきた人と比べて、トータルで何倍も時間をかけてことは


確かです。



例えば、父親に「新聞くらいはちゃんと読め。」と言われて、


「新聞は読んでないけど、ゴング(プロレス雑誌)は読んでるもん。」と口答えして


ど叱られたことはありましたが、どう考えても、親か新聞読んでいる時間より、


私がプロレス雑誌読んでいる時間の方が長かった(笑)。



それでいかんのか?と今でも思う訳です(笑)。


そんなに平均的で均一的な、面白くも何ともないその辺にゴロゴロいる人に


なって欲しかったんですかね(苦笑)。



まして、どいつもこいつも、周りと同じようなことして、やれ業績が悪いだ、


これからは差別化が必要だ、などと言いながら、結局他人と似たようなことしか


やっていなくて、どうしようもなくなっているこのご時世ではなおさらでしょうに(苦笑)。



私は、そう思う。


こういう考え方が、成功するのか、どツボにはまるのかは知らんけど(笑)。



私は、勉強そのものが嫌いではありません。


こう見えて、やるとなったら、とことんやりますよ(笑)。


でも、勉強する目的そのものが不明確なことについて、「勉強」という名目だけで


時間を費やすのがアホらしく思えて仕方ないのです。


それは、もはや勉強ではなくて、作業であったり、拷問です(笑)。



だから、私は、部下やメンバーに「やれ。」と言う時は、


「なぜですか?」という質問が出た時には、徹底的に答え切ります。


それがリーダー側の義務だと思っているからです。






さて、そんな私が、今回、どうやって子供に勉強しなさいと言ったか(笑)。


今日は、下記のような感じでブチ込みました(笑)。



「今やってる勉強なんて、将来、大して役に立たないことばっかりだから


やりたくなかったらやらんでもいいよ。アホくさい・・・・。


そもそも、お前、何で勉強してるんだ?」



「・・・・・・、将来の〇〇のため・・・・・・。(割と近い3年後くらいの目標だった。)」


(おっ、ちゃんと答えてきやがった(笑)。俺より立派な中学一年生(笑)。)



「だったら、お前が勝手にやりたいんだからやればいいだろ。


ただし、それなら、点数とれるまでやれ。凡ミスとか、記入ミスとか、分かってた、とか


そんなもんは知らんよ。×は×だ。〇〇点は〇〇点だ。


試験も社会も、結果しか見られないんだよ。


受かる奴が受かって、落ちる奴が落ちる。そんだけだ。


どれだけ努力しただの、何時間勉強しただの、そんなもんは誰も見ないよ。


だから、何時間は勉強したとか、塾には行っただの、そんなことは知らん。


点数とれるまでやり続けろ。ただただやり続けろ。


3回やってダメなら、4回やれ。


100回やってダメなら、101回やれ。


1000回やってダメなら、1001回やれ。


結果を出してる奴は、皆、そうやってるだけだよ。


毎日絵を描いてる奴と、毎日描いてない奴とでは、どっちが絵が上手くなる?」


「毎日描いてる方・・・・・・。」


「毎日ドリブルしてる奴と、毎日してない奴とでは、どっちがサッカー上手くなる?」


「毎日ドリブルしてる方・・・・・。」


「じゃあ、聞く、お前が今日から毎日やることは何だ?」


ここまて言えば、当然、同じ問題を間違えなくなるまでやる、と言いました(笑)。


さらに付け加えました。


「今やっている勉強は、将来役に立たないかもしれないよ。


ほとんどが実際には社会では使わないよ。パパもそうだから。


どんなに勉強しても、目標は達成できないかも知れない。


でもな、本当にやらなきゃいけない時に、やり切るだけのクセや、


思考しなきゃいけない時に、どんなに疲れても思考できる脳になる訓練には


間違いなくなる。


パパは、勉強の内容そのものよりも、そっちの方が大事だと思ってるんだよ。


いいか、後になってバカに気づいて、ちょっと頑張った程度では、取り返しなんか


絶対つかんぞ。


大人になってからのアホは、死ぬまでずっとアホだ。どうしようもない。


そんな奴、いくらでも見てきたぞ。


そうなりたくないなら、今やるべきことの結果を出すまでやり切ってみろ。


どれくらいやらないと、成果というものが得られないのか、自分の基準を


持っておくことが大事なんだからな。


それでも、もう勉強が嫌なら、勉強なんてするな。しんでいい。もう一生するな。


分かったか。」


「・・・・・・・・、うん、わかった・・・・・・。」


と、彼は渋々答えるのでした(笑)。




前職で、一所懸命に「やれ」と言われたことをやっているタイプの人は多く


いました。


規模や人数が大きくなればなるほど、指示されたことをちゃんとやるタイプが


増えていきました。


時々、「お前、それ、何でやってんの?」


と聞くと、「〇〇さんに『やれ』と言われたからです。」というような答えが多く


なりました。


楽しそうにやっているなら、作業だろうと何だろうと、私はいいのです。


でも、つまらなさそうに、辛そうに、やっていると、大丈夫か?と思えてしまう。


だって、そういう子は、大抵辞めていきますから。


そして、辞めていった先でも、きっと同じようなことになりますから。


それ不幸でしょ。


仕事の内容そのものではなくて、仕事の目的をどう捉えられるかという「脳」の


問題ですから。



ただ、目的展開できるか・できないか、というのは一朝一夕では大変難しいのです。


できない人は、これでもか、というくらいできません(苦笑)。



私は「勉強」というのは、そもそもの「目的展開」できるかどうかの訓練の場だとも


思っています。



もうお分かりの通り、私は息子に言うフリして、自分に言い聞かせていたに違い


ありません(笑)。


ごめんチャイ。ありがとう(笑)。


あんまり無理してやりたくない勉強なんてしなくていいからね(笑)




        

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