正直に告白しますと、第一線から黒星ナシの連勝街道をまっしぐらに
突き進んでいた「マネキン顔マネ選手権」でありましたが、
今回の神戸決戦において、初の黒星を記してしまいました・・・・。
しかも、2連敗という誰も予測しえなかった事態になりました(苦笑)。
しかし、負けは負けです。
もう一度、初心に帰るべく敗因の究明と打開策を練りたいと思います。
まず敗戦の最初の相手は、こいつです(笑)。
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店舗の立体販促物としては、何の根拠も関連もなく、ただ目立てばいいじゃん、
と言わんばかりに突如現れた、「何とかザウルス」。(恐らく等身大・・・・・)
もう私の心は釘付けです。
まずは、相手の特徴を捕えねばならないと思い、カメラを向けたところ・・・・・・、
いきなり無言で、目と口をパクパク動かす威嚇攻撃!!
突如の事に、思わずのけぞる私!(笑)
(マジでビビった・・・・・)
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思わぬ先制攻撃に一瞬たじろきなからも、即座に反撃を試みようとしたところ、
この前掛けが、目に飛び込む!!
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これでは何もできないではないか!?
(別に、いつもの闘いでも、さわっている訳じゃないけど・・・・・(苦笑)。)
反撃の術を失った私は、あっけなく撃沈・・・・・・・。
後は、不定期に無言のパクパクをさせる、この「何とかサウルス」を
遠くから見つめることしかできないのでした・・・・・・。
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私は、どうやら「一方的なモラル」を宣言されると、なす術がなくなって
しまう弱点を持っていることに気が付いたのでした(苦笑)。
ショックを隠せないまま、何とかペースを整えないといけないと焦りながら、
しかし、そんな時に限って、私にとっては絶対の存在が目の前に立ちはだかって
しまうのでした。
そう、それこそは、あの「光の巨人」の異名を持つ、あの人。
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私が神戸に住むことになって初めて目撃したあの日から、もはや
20年近く・・・・・・、あの人はずっとこの場所で変わらずに光を
放ち続けていたのです・・・・・・。
涙がでそうになる感傷を抑えるのがやっとの状態で、
もはや、「顔マネ選手権」のことすら頭から飛んでいます・・・・・。
ただ、手を合わせるような気持で、(合わせてないけど・・・)、
遠巻きに、その後光の指すお姿を見つめるだけになっています(笑)。
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実は、更に遡ること40年前・・・・・・、私には、この光の巨人の
忘れえぬ想い出があるのでした。
その記憶は、まさしく、この青丸部分に隠されているのです。
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この「帰ってきたウルトラマン」(間違っても新マンとかジャックとは呼ばないぞ)は、
右足に100円を入れると、恐らく何らかのギミックが働いて、左足から
ガチャポン式にボールが出てくる仕掛けになっている。
私は、この「光の巨人」こそは、確か6~7才くらいの時に一度お会いしているのを
明確に記憶しています。
おじいちゃんが、確か岐阜県あたりの傘の取引先に何かの用事で行く際に、
なぜか私がお供することになりました。
母からは、
「ヒデキ、何かあったら、おじいちゃんをお願いね。だからヒデキに付いてって
もらうんだからね。おじいちゃんを、ちゃんと守ってね。」
伝えられました。
(いつもは優しく遊んでくれる、おじいちゃんを、今日はボクが守らなきゃいけないんだ。)
まだ、幼い坪井秀樹君は、人生初めてのミッションを、胸に秘めるのでした。
母の言葉を100%真に受けたのです。
姉もいない、弟もいない、今日はボクだけなのだ、という強い責任感と、
あわよくば、もしこのミッションを達成したなら、今日はボクだけが、何かご褒美に
すごいオモチャを買ってもらえるかも知れないという浅はかな期待を胸に、
おじいちゃんとの旅は始まりました。
私の頭の中は、まだ知らない田舎の町の商店街に並ぶ、まだ見ぬオモチャのことで
一杯です(笑)。
名鉄電車(多分)に乗り込んで、席に着くや否や、おじいちゃんから、
「はい、これ今日のお駄賃。」と言って、ある箱を渡されました。
空けるまでもなく、それは一目で分かる見慣れたポッキーの箱でした。
私の淡い期待を打ち砕くような先制パンチでした(笑)。
「今日は、これだけだからね。オモチャは買わないから、向こうに行ってもダダ
こねないでね。」
という暗黙の声を子供心に敏感に察したのです(苦笑)。
同時に、何があるか分からない大変なミッションとは、このポッキー程度と、
比例するレベルなのかと、自分に対する周囲の期待の小ささを感じて、
少し寂しくなったものでした(笑)。
どこに行って、何をしたのか、まるで覚えていません。
ただ、帰りの電車を待っている際に、ちょっとした遊戯コーナーみたいなところがあって、
そこで遊ばせてもらっている中、その一角にそびえ立つ、この「帰ってきたウルトラマン」を
見つけていたことだけは確かです。
右足に100円玉を入れたら、左足の五角形の穴から一体何が出てくるのか?
どれだけ見たかったことでしょう・・・・(笑)。
何度、五角形の穴から手を入れてみたことでしょう・・・・・(苦笑)。
どんなギミックが隠されているのか、どれ程体験してみたかったでしょう・・・・(泣)。
ご理解頂けるでしょうか・・・・・?(笑)
しかし、私は、とうとう、おじいちゃんに、100円カプセルを、おねだりすることが
できませんでした。
考えてみれば、ゲームコーナーで遊ばせてもらっているのですから、
100円程度なら既に使っている訳で、アホとしか言いようがありません(笑)。
恐らく、ウルトラマンというのは、私にとって特別な存在であるが故、金額の問題
でなく、ただ付いていっただけに関わらず、過分なご褒美になってしまうことへの憂慮、
そして、姉や弟を出し抜いて自分だけ所有感を満喫してしまう罪悪感がそうさせた
のかとは思っていますが、
原因は何にせよ、そういうアホなことに限って、ずっとこうして記憶に刻まれてしまって
いる訳ですね(苦笑)。
特別な存在の「光の巨人」×切なく物悲しい郷愁の念が、心の中で
幾層にも入りまじり、この時点で闘う前から敗北が決定している訳です(笑)。
せめて、恐れ多くも近づいては、じっと、そのお顔を拝むのが精一杯(苦笑)。
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気が付けば、あれよあれよと言う間に、まさかの2連敗を記していたわけ
であります(笑)。
そもそもリングにも立っていません(笑)。
今回の2連戦を通して、どうやら私は、「大型」「モラル」「郷愁」のキーワードが
弱点であるのではないかと自己分析してます(笑)。
果たして、今回の負けは、負けだったのか?
それとも、正しい人としての心を持っていただけなのか?
その真相は定かではないにせよ、次回闘いの時へ向けて、また一からの修行を
心に誓うのでした・・・・・・。
(そんなことより、「光の巨人」と「何とかサウルス」をどうしても対決させたい欲求を
押さえられない・・・・・・(苦笑)。)
そもそも顔マネができる対象かっつーの(苦笑)。
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