御室御所庭園 | 何処へ行くんだ! 土佐瑞山

何処へ行くんだ! 土佐瑞山

明日死ぬかもしれない。 だから今日を悔いなく生きる!
回遊魚の如く動き回らないと酸欠状態になる。帰巣本能を忘れた肉体派オヤジの全く世の中の役に立たない独り言・・・

関西にて、パソコンや携帯電話等と隔絶された状況に陥っていました。


コメント、ペタ返しの放置、ご容赦下さいませ。





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今日は多くを語るまい・・・



勅使門


大正2年(1913年)に完成した勅使門。 設計は京都府技師の亀岡末吉で、檜皮葺の四脚唐門で

前後を唐破風とし、左右の屋根を入母屋造としています。


鳳凰の尾羽根、牡丹唐草、宝相華唐草文様などの彫刻は、伝統的な文様に独自の意匠を

取り入れたもので、実に良い仕事をしていますねぇ。





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二王門 (重要文化財)勅使門を白書院から望む


仁和寺正面に聳える様に建つ巨大な二王門は高さ18.7m、重層入母屋造の本瓦葺。


大門として知られる知恩院三門・南禅寺三門は禅宗様の三門ですが、仁和寺の二王門は

平安時代に見られた和様で、個人的にはこちらに軍配を上げます。


南庭には左近の桜、右近の橘が植栽され、広大な白砂が大海を表し、松・杉・杉苔を配して

シンプルではありますが、なかなか趣のある庭だと思います。





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宸殿より北庭を望む



広大な白砂の南庭とは打って変わって、こちら北庭は池泉観賞式庭園です。


地形をうまく利用したものか、或いは意図的に造成したものか?


滝石組と池泉を配し、築山には119代光格天皇遺愛の席と伝えられている重要文化財の

飛濤亭(茶室)が建ち、後方には寛永21年(1644年)に建立された重要文化財の五重塔

望む事が出来ます。


庭園の制作年代は不明ですが、明治~大正期には私の敬愛する七代目小川治兵衛(植治)

よって整備されて今日に至ります。





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そしてもう一つ忘れてならないのが坪庭です。


建築物の直線美に柔らかみを加える竹・苔・景石・・・



おっと、いけません! 口が過ぎた様です。





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今日は多くを語るまい・・・