また、上映中の映画の感想を書きますので、

読みたくない方はここでお帰りくださいね。





子供の頃、マンガでカムイを読んでいた記憶はある。

ストーリーは全く覚えていない。


が、うら悲しいような、非情なような、イメージは残っている。

面白かったというと、語弊があるかもしれないが、気に入っていたのだと思う。


ずいぶん前から映画館で前宣伝が行われていた。

一年くらい前ではなかったろうか。


それで、上映が始まるのを心待ちにしていた。


ついに観にいってきた。


記憶のイメージどおりのカムイだった。

やはりカムイはカムイだった。


映画は楽しいのか、感動的なのが好きだから、こういうのは・・・

観た後、心がすさむようなのは・・・


今まで、もう一度観たいと思った映画は何本かあるけれど、

カムイ外伝は二度と観たくない映画だ。


だけど、別のカムイ伝がまた映画になったら絶対観にいくと思う。


辛いけれど、見ごたえはある。



おまけに、わたしの頭の中で、現代の今の社会情勢とも重なってみえるのだ。


もちろんわたしは、むしけらのように殺される愚民のひとりで、

藩主軍兵衛は、天下りや渡りをする官僚や、利権をむさぼる政治家で、

民主党が不動でなければいいがと思うのだ。


どうにもくら~い感想しか書けないなぁ。


カムイには安らぐ日は来ないのだろうか。

人間は温かい社会を築くことはできないのだろうか。