小林徹のラテンブロ -61ページ目

小林的里帰り事件簿2


case 2 ~ぴあでございます~


国際交流盛んな我が家

数年前から
高校生の交換留学生を不定期だが迎えている

今年はノルウェーから

18歳の女の子

名はぴあ

数日前から我が家に滞在している



ノルウェーといえば



ノルウェーといえば...?



『ノルウェーといえば何?』



『A-HA デスネ』



ユーロビートの大御所



ノルウェー



玄関では靴を脱ぐ文化の国




夏の日の出は朝3時
日の入りは夜11時



そんなぴあ



アニメが大好き

韓流も大好き

松潤が大好き

大河ドラマ『江』が大好き

みそ汁問題無し

辛ラーメンオッケー

熱いお茶大好き



もう日本人だ




そんなぴあ





時間があったので



母と1日行動を共にする






その日の母の予定は





フラダンス

と

イタリア歌謡




のレッスン




だから、ぴあも





フラダンス

と

イタリア歌謡のレッスン





文化の交流は素晴らしい





夕食の頃には


すっかり意気投合





『カムサムニダ~』

『オモニ~』





と美しい発音で会話をしていた

小林的里帰り事件簿


case 1 ~寝室にて~


深夜暗闇でベットを探る徹



部屋掃除しなきゃ



そう思いながら天井から垂れ下がる電気の紐を得意の右フックで探す徹




部屋はガランとしてるので、足下、特に両足の小指は安全だ





むにっ




ん



何か踏んだ




右手で靴下からその物体をはがす徹




固く平たい10センチ程のプラスチックの様だ






ゴミだろう






フックを左に替えさらに電気紐を探す徹


無い



紐無い



ヒモナイ!




なんで!!




もう観るに絶えない喧嘩ボクシング





『あ!スイッチ壁じゃん!』







もう明かりはいい




このゴミも明日捨てよう



ベット横のテーブルにプラスチックと携帯を置き



眠りに就く






翌朝




目覚めると




周りが暗い





窓には雨戸が下りていた




その閉鎖感から逃れたい衝動で雨戸を上げる




陽光と眼下の真緑の稲穂が眩しい





今何時だろう




思いついて探したのは携帯電話



確かテーブルの上



ふと目を向けると




携帯の横に黒い物体





近くまで行った自分を後悔する









なんとムカデ






OHhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh!!!!!!!!!!


My God!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




昨日交換留学生と話したからか



思わず英語



田舎とはいえ初めて見た



屋内ムカデ


That's indoor MUKADE!!


恐ろしさをぐっとこらえて

ちょんちょんする



ん?


全く動かない



死んでる



『カチカチだ』

と思うや否や


よみがえる記憶




...俺が置いたんだ...



...昨夜此処に



~fin~



エピローグ

その話を母にしたら

ははははははと笑った

そして


そうなのよ~


と言った





あれから三日

まだ、


あの大物俳優が


私の頭の中で




でーん



としてる



割り本を改めてみると


ほんの半行のト書き




こちらはすっかり台詞のあるところだ
と勘違いしてしまう程



間の埋まった芝居



ううー





どうすればあそこに辿り着けるのか




俯瞰と凝視

記憶と反応