おはようございます。
仕事でお世話になっている方(I氏)のパターとFWをいじりました。
パターはシャフトの延長、FWはリシャフトです。
その模様を報告します。写真中心ですがお付き合いください。
スリーラック「デリカタッチ」スカイドリームジャンプのステンレスヘッドのパターです。ソールのトゥ・ヒールにはウェイトのようなものがイナサートされています。ちょっと球を転がしてみましたが打感は柔らかめで球足も伸びるようなフィーリングでした。このパターのシャフトを延長するというリクエストでした。
↑ バット延長パーツを抜きます
グリップを抜いてみたら、もともとシャフト延長パーツで1インチほど伸ばされていました。
とりあえず、そのパーツを抜きます。I氏から指定された0.75インチの延長をするためにスチールシャフトで合計1.75インチ延長することにしました。
適当なスチールシャフトを延長パーツに加工します。加工するといっても元のシャフトの内径に合う部分をカットするだけの作業です。接着する表面部分をザラしておきます。ピッタリ内径と外径が合うように接着します。
延長した部分がしっかり固まったらグリップを挿入して完了です。今回は元々延長されていたパーツ(プラスチック製?)の重量が少しあったのでスチールシャフト使用することで極端な手元の重量UPを抑えることが出来ました。
スペックは以下の通りです。
スリーラック「デリカタッチ」スカイドリーム
重量:550グラム バランス:E0 レングス:34.50インチ
⇒ 重量:545グラム バランス:E8 レングス:35.25インチ
レングスは0.75インチ長くなり重量はさほど増えずにバランスがUPしたのでよりいっそうゆっくりとしたリズムでストロークするのに適したスペックに仕上がりました。これ以上の重量になるとシャフトを長くするメリットが無くなってくるのでこのあたりが丁度いいのではないでしょうか。逆に短くして重くするのであれば550グラムオーバーでも構わないと思います。
お次はFWのリシャフトです。モデルは往年の名器ホークアイVFTの3Wです。スルーボアなので一筋縄ではいかないのですが、何回か経験することで、だんだん慣れてきました。
スルーボアのヘッドからシャフトを抜くんですが、この治具をつかうことでスリーブ付きのソケットごと抜くことができます。これが無いときはシャフトを切断したりしていましたね。
ヘッドから抜いたシャフトについていたソケットを熱をかけてはずします。一般的なソケットの素材とは異なりますので熱をかけても燃えたり、あまり変形したりもしません。シャフト抜き器で力をかけた部分だけちょっと変形しましたが、うまくはずすことができました。きれいにはずすことが出来たので再利用してみることにしました。
交換するシャフト。これも当時一世を風靡した藤倉のスピーダー569(R)です。US仕様のシャフトは日本仕様よりは少し重めで固めですので、リシャフトすることで打ちやすくなるのではないでしょうか。またレングスも43.5インチとスプーンとしては少し長めです。若干短めにすることで振りやすくなることも期待できますね。
US仕様のシャフトはチップ系が9ミリだったのでスペーサーを利用してシャフトをソケットに装着します。やはり純正のソケットを再利用することでクリアランスがピッタリ決まりました。強度も十分といったところでしょうか。I氏が指定したグリップは50グラムの重量があったのでバランスが出にくいと判断。キャロウェイ純正の軽量ラバーグリップ。(程度の良い中古)をとりえず装着してみることにしました。
スペックは以下の通りです。
キャロウェイ「ホークアイVFT」#3
重量:318グラム バランス:D2 レングス:43.50インチ
⇒ 重量:316グラム バランス:C9 レングス:43.25インチ
これでUS仕様のままより使い勝手が良くなったと思います。後日、試し打ちをしてみましたが弾き感抜群のFWに仕上がりました。やはりUS仕様モノはリシャフトして使うのが定番です。今回のリシャフトでこのFWがまた日の目を浴びることが出来るようになればいいですね。たまには「温故知新」一昔前のモデルを蘇らせることを楽しんでみても良いのでは?
PS 全く関係の無い話ですが
NHKの鈴木菜穂子アナが結婚することになりましたね・・・
おめでとうございます