日本のメディアで取り上げられているかどうか分かりませんが、タイがBRICS加盟を正式申請することを決定しました。

 

BRICSへは今年1月1日に6か国(だったかな)が追加加盟したのですが、そのときすでに数十か国も加盟希望を出していて、その中にタイも含まれていたのです。

(越境3.0チャンネルより)

 

タイはバランス外交というか八方美人型外交というか、いろいろな国と適当な距離をおいてうまく立ち回っています。タイが東南アジアで唯一植民地にならなかったのはこの外交のおかげでもあります(地政学的な理由もありますが)。

 

BRICSに加盟するということは欧米とはさらに距離を置くということでもあり、タイが加盟することは他の東南アジア諸国にも影響を及ぼすはずです。

 

さてこのBRICSとかグローバルサウスとかの勢力が力を持つのは遠い未来のことと思っている人がいるかもしれませんが、自分は10年もすれば世界の情勢が大きく変わっていると思っています。

 

BRICS通貨の話も出ていてこちらはさすがに難儀するでしょうが、金に裏打ちされた通貨を考えているようです。

 

実際中国でもロシアでもインドでも世界各国の中央銀行は金の購入を増やしており、米ドルの影響力は弱まっていくでしょう。

 

日本はどうするのでしょうか。

 

衰退するG7に固執し泥船のまま沈んでいくのでしょうか。

今の岸田政権は完全にアメリカDSの隷属政権ですから、少なくともこの政権を終わらせない限り日本は2度と立ち上がれなくなるかもしれません。

 

そして日本とタイとの関係も今後変わっていくでしょう。

 

今は日タイは非常に友好的な関係にありますが、タイの影響力が増した時日本はタイにいいように利用されるだけになるかもしれません。

 

これはタイの近代史を見ても分かることだし、タイ人気質を見ても分かることで、政治やビジネスにおいては慎重に対処する必要があるのです。

 

政治的な話は控えていましたが、ちょっと気になる出来事だったので書いて見ました。