知り合いからとあるビデオを紹介していただきました。

http://www.youtube.com/watch?v=oNyvFg-Y8Bo&feature=player_embedded

私はこれを見て久しぶりに心が揺さぶられる思いがしたのです。

タイに来るまでは日本という国、日本人というものを深く考えたことがありませんでした。ですから政治にもそんなに真剣にタッチしていませんでした。

私が日本という国を真剣に考えるようになったのはタイに来てからです。日本の歴史、特に近代史を重点的に、またタイの歴史や日本との関係などの書物を読み漁りました。戦中や戦後一時期の反日感情があったものの現在は非常に親日的です。

私はこれにいたるまでの先人たちの努力、そして日本人のメンタリティーや潜在力、文化、国家に共感してくれているからの賜物だと思います。

藤原正彦氏の著書にもそこかしこに書かれているとおり、日本の歴史は世界に類を見ないまれなもので、多くの文学や芸術を生み出してきました。
黒船の来航で脅しをかけたアメリカがそれでも最初は侵略するのを躊躇させ、大戦では非戦闘員を対象にした大空襲、原爆投下による歴史上最悪の残虐行為によって日本を侵略したアメリカによって日本人の精神腑抜け作戦が取られたにも関わらず奇跡的な復興を成し遂げたことは世界の誰もが認めるものでしょう。

東日本大震災における一般市民の振る舞いはここタイでも絶賛されました。

長い不況で自信を失いかけている日本人ですが、その民族としてのチカラは一朝一夕にしてできるものではなく、東南アジアや南アジア諸国では日本国に大いに期待しているのです。

戦後アメリカによってとられた国際法完全無視の日本解体作戦は未だに尾を引いているものの、少しずつ目覚めだした日本人が自信をとりもどし将来に希望が持てるようになればいいと思います。

私も気持ちを新たにしました。