たまたまYou Tubeで”おすすめ”に上がってきたチャンネルを見たのだが、あまりに衝撃を受けたのと脱力感に駆られモヤモヤするので、今日のブログネタにしてみようと思います。
普段テレビを見ることがなく、エンタメ系には全く興味がないのに、これには珍しく興味が湧いた(笑)
2月4日、11日と2週に渡ってCX系で放送された『ザ・ノンフィクション』で3人の男女の「婚活」を追ったドキュメンタリー番組。
私自身は「婚活」よりもむしろ「終活」を考えるような年齢になってきているので、他人様の婚活事情なんてどうでもいいといえばいいのだが、身近な親戚関係で妻の兄がアラフォー独身ということもあり、妻の実家での宅飲みの話題に「婚活」がテーマに上がることがたびたびあるのです。
そして番組内でも「親の意見」というのも重要視される場面があり、自身の子供たちの将来にも関係するかもしれないのでやはり他人ごとでもなさそう(￣▽￣;)
東京の結婚相談所に登録して活動する男女3人を追った内容なのだが、簡単に登場人物のプロフィールを紹介したいと思います。
※ もちろんすべて仮名。もしかすると仕込み！？
▶ 進藤さん
29歳会社員（メーカー技術職）
理系私大卒
年収400-500万
▶ 内田さん
55歳会社役員（親族経営）
バツイチ子なし
年収600-700万
▶ ゆかさん
28歳OL事務職
短大進学上京
年収350万
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進藤さん 29歳会社員
男子高校から理系私大を卒業、技術職に就職と女性との出会いが少ない環境だったので、「彼女いない歴＝年齢」、実家で母と二人暮らし（家賃本人負担）。
結婚相談所にて自分のプロフや希望条件など登録を済ませ、婚活アドバイザーの面談を受けるのが「婚活」のスタートのようです。
＜婚活アドバイザーからの指導内容＞
① 美意識が低い（髪型、ムダ毛など）
② 自立を促す（家事全般、一人暮らし）
＜私個人的見解＞
① 年齢相応な29歳の青年、不潔感もなくむしろ清潔感が高いと感じた。
男性エステや脱毛もあるのは知っているけど、強要されると悪徳商法や宗教に感じる。
② 母親と同居していても家事を分担するのは将来に役に立つと思う。一人暮らしも同様であるが、同居と比較すると生活費が2倍、つまり貯蓄にまわすお金が減るのもどうか？
自己啓発、自分磨きといった自己投資と並行して、結婚相談所より希望条件に見合ったお相手を紹介されるのが、【お見合い】といわれるようです。
【お見合い遍歴】
（1） 主人公でもあるOL事務職28歳ゆかさん
→結果×
原因： マザコンを疑われる。
（2） 46回目のお見合い、OL34歳北川さん
→結果×
原因： 仕事をしながらWEBエンジニアの専門学校に通い、一日10時間勉強しているが、会話内で否定される言動がありケンカ勃発。
（3） 歯科助手32歳新田さん
→結果仮交際
仮交際中のデートにて、結婚願望の温度差で交際修了。
（4） メーカー研究職29歳園田さん（東大卒！）
→結果仮交際
仮交際何度かデートを重ねる。
→真剣交際
真剣交際中、園田さんの要望で「毎晩自炊写真をLineさせられる」
◎ 専門用語の補足説明
※ 「仮交際」とは、一般的に「友達付き合い」に値する。
※ 「真剣交際」とは、一般的に「恋人関係」に値する。
【率直な感想】
（1） 主人公3人目唯一の女性であるゆかさんが、初めてのお見合い相手として登場するのもエンタメ的にはありなんでしょうけど、実家で母と二人暮らしに両親と溝が深い（のちほど記述します）女性を紹介するのもどうなんでしょう(;^_^A
（2） 全編通しで見どころ（ツッコミどころ？）多いお相手であったOL34歳北川さん
29歳進藤さんより5歳年上は一歩譲って良いとして、正社員で専門学校に通い、一日10時間以上勉強している人が結婚相談所に登録するのってそもそも無作法なんじゃないでしょうか？
母親と同居していることにダメ出し、6ヶ月間一人暮らし経験がある進藤さんに「半年くらい一人暮らしとはいわない！」とこき下ろしたり、挙句に逆切れして途中退席するなんて、人としてどうなの！！
（3） 上記2人と違ってお見合い面談中は終始和やかな雰囲気だった32歳新田さん
紹介される方がなぜか進藤さんより年上なのが気になるが、ようやく仮交際へ進む。
しかし、「すぐにでも結婚」という考えの新田さんに対して、人生初めての女性と交際する進藤さんとで温度差が生じたのは理解できるけど、進藤さんには一番のお相手だと感じました。
（4）先ほどの（2）OL34歳北川さんはキョーレツなキャラでしたが、29歳園田さん（東大卒！） もなかなかのツワモノです(笑)
冒頭にも記述しましたが、私自身は「婚活」よりもむしろ「終活」を考えるような年齢になってきて、自身の子供たちの将来にという目線で視聴していましたが、園田さんの両親のご意見「学歴も年収も合わない」という「親の意見」に現実を感じました。
まぁ、そもそも「進藤さんの家事力をみたい」ということで、毎日作った料理の写真を送るよう要請するのは、温厚な私でもブチ切れすることでしょう(-_-;)
内田さん 55歳会社経営
34歳で結婚、子宝に恵まれなかったのが原因？50歳で離婚。
離婚後自分磨きで全身脱毛、日々筋トレに励むちょいイケおじさん。
結婚相談所には、4年以上在籍されている？
＜婚活アドバイザーからの指導内容＞
① 美意識を高める？
② スナックや居酒屋でのおやじトークは絶対ダメ！マナーをわきまえて上品な会話を。
③ せっかちな性格を改善。
＜私個人的見解＞
① 男性エステは否定しないが、55歳男性が「婚活」するには財力がかなり必要と誤認されかねない。
会員歴が長いようで、前話がわからないが、現在、全身脱毛？筋トレ？エステに100万！？ととんでもない発言。
② 55歳男性に見合った40代後半のバツイチ女性を紹介されることが多いようで、多少のオヤジトークも理解あって然るべきではないでしょうか？
③ 同意。
【お見合い遍歴】
（1） 取材前のエピソードで、仮交際を経て軽自動車でドライブデートにいくも、「シートクッションが悪くて気分が悪くなった」と。。。
→仮交際で終了
（2） 46歳仮名（バツイチ子持ち・中学生高校生2人）
→結果×
原因： 話題に「旅行先の宿泊で”ラブホ”」という発言がNG。
（3） OL事務職49歳岸田さん
→結果×
原因： スポーツジム・筋トレの話題に一方的になり会話が不成立。
（4） 会社経営40代中国国籍遼さん
→結果仮交際
何度かデートを重ね
→真剣交際
真剣交際中、互いの意思疎通にズレが起きる
→最終結果×
【率直な感想】
（1） お相手の年齢等は公表されていないのでわかりませんが、恐らく50歳前後の女性だと推測します。その年代は、バブル全盛期を経験しており「3高（高学歴・高収入・高身長）」しか認めないという発言なのでしょう。現在は令和、バブル崩壊して30年経過しております(笑)
（2） バツイチ55歳内田さんとバツイチ子持ち46歳女性の会話に「ラブホ」というワードが出るだけが原因ではないかと思います。真相は！？
（3） ストーリー？演出？が、内田さんのワンマントークを映していたので真相はわかりませんが、一方的な会話だけが原因ではないと思います。
（4） 画面上には現れなかったのでどんな方かはわかりませんが、内田さんと同じく経営者で中国籍の女性。お互い経営者でありながら、結婚後の生活費はすべて内田さんと要望されるなど、『紀州のドンファン事件』を偲ぶ内容で、なんかモヤモヤしました。
ゆかさん 28歳OL
両親の仲が悪く、怒りっぽい父と過干渉の母（本人高2の時に乳がんで死去）から離れたかったことで上京進学で希望が叶う。元々結婚願望が薄かったが、勤務先の上司ご夫婦をみて「婚活」を開始。
＜婚活アドバイザーからの指導内容＞
① 自身の年収の丈にあった相手を。
② 一重目のコンプレックス克服。プチ整形推奨？
結果、二重整形を行う。
＜私個人的見解＞
① 同意。身の丈に合った価値観は重要。
しかし、動画内では「お相手の年収欄はあまりチェックしていない」と発言されている？
② 女性の美の追求は大切だと思うが、整形を推奨されても・・・
この結婚相談所 ≒ 「宗教的要素、強力会社との癒着、悪徳商法」と感じてしまった。
【お見合い遍歴】
（1） 主人公でもある会社員29歳進藤さん
→結果×
原因： 男性マザコン気質がNG。
（2） 会社経営33歳黒木さん（年収800万＋土地持ち資産家）
→結果仮交際
仮交際中に整形カミングアウトするも・・・
→真剣交際
⇒3、4ヶ月後成婚
【率直な感想】
（1） 両親と不仲なゆかさんに、母親と同居している進藤さんを紹介するのも演出？なのかもしれませんし、”ツカミ”なので一旦スルー見送りました。
（2） 顔モザでわからないが、アドバイザー曰く「イケメン」とのこと。
進藤さん・内田さんの悪戦苦闘とは対象に、とんとん拍子僅か半年以内に仮交際→真剣交際→成婚と「絵にかいた餅」という演出！？ハッピーエンドに(笑)
－ ・ － ・ － ・ － ・ －
ダラダラと思い出しながら、思いつくまま乱文記述しましたが、
最も驚いたのが
結婚相談所の費用
初期費用 27.5万円
月額料金 3.3万円
成婚料金 36.8万円
つまり、
1年で成婚しても
103.9万円！！
普通に考えて出逢って1年で成婚なんてかなり確率は低いと思われるので、2年とすると約150万円必要となる計算です。
番組名『ザ・ノンフィクション』ですが、テレビ的に多少の華飾脚色があるのかもしれませんが、番組の意図として、ターゲットは婚活に一歩踏み出そうとしている方に向けて、
「独身の皆さ～ん！
結婚相談所に入会してくださいね！
明るい未来が待ってますよ！」
であると思われますが、実際に『ザ・ノンフィクション』だったとして、こんなハードルの高い婚活市場業界、
私だったら二の足を踏むことでしょう。。。
長々とどうでもよい個人見解を最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m