高校1年次男坊と友達たちの日帰りスキーに車で送って行き、終わるまでの待ち時間を同行した妻との浜大津デートをブログに綴っています。
JR列車で行こう ほぼ”ビワイチ”
浜大津散策 【前編】【後編】
一路、akippa駐車場の最寄りである山科駅まで戻り、もう一度滋賀県大津市に再訪しました。
文学部卒の妻のリクエストで向かったのは、
近江神宮
大津市神宮町1-1 <地図>
授与所: 9:00~16:30
※ 画像は、近江神宮公式HPより引用。
ここ近江神宮は、
2018年上映 映画『ちはやふる 結び』の舞台となった聖地で、そして「小倉百人一首競技かるた」の全国大会に会場になっているのが、境内北にある近江勧学館なのです。
※ 画像は、映画.com公式HPより引用。
飛鳥時代645年(皇極天皇4年)、天智天皇(当時中大兄皇子)と中臣鎌足(藤原氏の始祖)と共謀して蘇我入鹿を暗殺【乙巳の変】、その後、36代孝徳天皇即位より新たな元号「大化」を定めた一連の革命である【大化の改新】は、日本人であれば誰もが知っている日本史でしょう。
それから、37代斉明天皇が中継ぎ女帝を務め、667年(天智天皇6年)に都を飛鳥京から近江大津京に遷都したのが、近江神宮の祭神・天智天皇となります。
小倉百人一首の歌番号1番は、天智天皇
秋の田の
かりほの庵の
苫をあらみ
わが衣手は
露にぬれつつ
歴史街道好きの私としては、『小倉百人一首』といえば、
知るも知らぬも
雪は降りつつ
逢坂の関は、三条大橋-大津宿の間にある逢坂山のことです。
田子の浦は、実は”西田子の浦”だそうで、現在の東田子の浦(富士市元吉原)ではなく、蒲原(静岡市清水区蒲原町)だと東海道五十三次の旅で教わりました。
「近江神宮」と刻まれた石柱、左に重厚な一の鳥居。
間には「ようこそ かるたの聖地 大津へ」と描かれたイラスト看板が立てられています。
真っすぐに森の中の参道を抜けると、二の鳥居
手水舎の鉢は自然石?を削ったような凝った形状をしていて、大地の偉大さを感じることができます。まずは手を清めさせていただきます。
手水舎のすぐ右に、かの有名な朱色の楼門がどーんとそびえ立っています。
恐らく1940年(昭和15年)創建時に築造されたものだと思いますが、さすが昭和の建造物となるとかなり細部まで新しさを感じます。
ところどころに装飾品が施され、非常に美しい造りとなっています。
『ちはやふる』の影響で、若い女性の参拝客が多く、カップルもそこそこいらっしゃいました。
アニメに映画と放映されているので、幅広い年齢層に親しまれているようです。
アニメ『ちはやふる』 主人公・綾瀬千早(あやせちはや)が楼門を見上げるシーン。
※ 画像は、YOUTUBEスクショより引用。
映画『ちはやふる』では、綾瀬千早役の広瀬すずが楼門を見上げるシーン。
※ 画像は、映画『ちはやふる』公式HPより引用。
楼門をくぐり広々とした境内の正面には、外拝殿
アニメ『ちはやふる』では、外拝殿はこのような描写となっていました。
※ 画像は、YOUTUBEスクショより引用。
「和平」と刻まれた台座に鎮座する左の狛犬。
「博愛」と刻まれた台座に鎮座する右の狛犬。
台座裏面には、「大津市と中国ロータリークラブの双方寄贈」と刻まれていました。
どちらも大きな口を開けている狛犬さんに違和感を感じ、御師の方に確認してみると驚くべき真実が・・・
「狛犬ではなく、
西洋獅子です」
一般的には、向かって左に口を閉じた吽形(あぎょう)、右に口を開けた阿形(うんぎょう)といわれますが、西洋獅子ということは日本のセオリーは通用しないのかも?
外拝殿の中庭を挟み、奥に一段上がったところに内拝殿
左手に外拝殿、中庭を挟んで内拝殿と位置関係がわかるアングルで撮影しました。
参拝者は外拝殿でお詣りします。
参拝順路に従って右側の回廊に進みます。
いくつか摂社が祀られていましたが、今回はスルーさせていただきました。
楼門の南隣には、併設されている時計館宝物館
下調べしていなかったのでスルーしてしまいましたが、ここは絶対立ち寄るべきスポットだったようで、悔やまれます・・・
大津市のゆるキャラ「おおつ光ルくん」は、21世紀版光源氏なんだそう。
小倉百人一首の絵札が順番に飾られていました。
授与所で授かった御朱印。
帰宅後、オリジナル御朱印帳にファイリングしました。
近江神宮の参拝を終え、びわ湖バレイにスノボーに行っていた次男坊よりおおよそ合流できる時間連絡がきたので、そちら方面に向かいます。
道の駅 琵琶湖大橋米プラザの駐車場より、琵琶湖大橋を望む。
向こう側は、守山市。
現在高校1年の次男坊が小6の頃、私と二人この道の駅をスタートして自転車”ビワイチ”にチャレンジした思い出の地です。
【乗り鉄】に始まり、【グルメ】【散策】【参拝】と久しぶりに休日らしい日を過ごすことができました。
最後までお読みいただきありがとうございますm(__)m