「十日戎(とおかえびす)」
 
 
毎年1月10日兵庫県西宮市・西宮神社で行われる「開門神事福男選び」のダッシュがあまりにも有名ですね。
赤門から本殿までの約230mを参加者約5,000名が全速力で走り抜ける様子は、テレビニュースで毎年取り上げられています。
 
そんな十日えびすに比べたら規模は小さいながらも地元の伝統行事である
「丹波市八日えびす祭」に行って来ました。
 
実家といっても自宅から2kmしか離れていないので、自転車で6、7分程度の距離です。

 

 

 

 

左側は末社・市座恵比須神社で、右側が村社・市座神社となります。

 

 

 

 

私の実家はここより50mしか離れていないので、物心がついた頃から市座神社の境内で遊んでいました。

今でも実家に立ち寄る際は、必ず手を合わせにいっています。

 

 

神社の前は、伊勢本街道・上街道といって大阪・玉造稲荷神社を起点に伊勢神宮までをつなぐ参宮街道として栄えた歴史街道。さらに時代を遡り古代では藤原京から平城京に遷都される際のサブ遷都の道として「上ツ道」と呼ばれていたのです。

 

この地は平安時代より商業街として栄えていたのも、丹波国からの移民が住み着いたことで当時は「丹波庄」という地名が生まれ、鎌倉期には現在の地名「丹波市(たんばいち)」となったと古書に書かれてあるそうです。

 

 

境内拝殿には八日えびす祭の紅白幕が吊られ、普段は開帳されない奥の本堂もお目見えされています。

「商売繫盛で笹もってこい♪」

という軽快な音頭がスピーカーよりエンドレスリピートされていました。

 

 

 

実は住民一軒に1枚のくじ引き券が配布され、そのくじ引きをしにやってきたのが最大の目的だったりします。

私はすでに実家を離れて隣の町に住んでいるのでくじ引き券は貰えませんが、母親と妹夫妻は実家を建て直し同居していているのでくじ引き券を貰えます。

ちょうど八日えびす祭の当日、韓国に家族旅行で出かけていたので代役でくじを引きにやってきたわけです。

 

 

商売人の街とあってくじ引きの景品は、縁起物。

左の大きなえべっさんの顔を幼少時に当てたことがありますが、夜中トイレに行けなくなった苦い思い出(;^_^A

 

 

狙うは、1等 20万円の旅行券!!

 

 

 

 

チーン・・・(^-^;

敢え無く撃沈。

 

 

 

福娘さんより参加賞?の御札をいただきました。

太陽の出る東向きか南向きに飾ることにしよう。

 

 

行事のメインは、商売繁盛を願ってえびすさんを先頭に巫女さんを引き連れ、ちんどん屋さんと共に町中を練り歩き、特に商売をされているお店の前を中心に回られのですが、残念ながら時間都合で断念しました。

 

 

「商売繫盛で笹もってこい♪」