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建築知識経験がまったくない素人がセルフビルドで”四畳半ハウス”の制作備忘録をブログで紹介しております。

検索ワードで当ブログに辿り着かれた方は、恐らくDIY好きで自身で小屋を建ててみようとされていると思いますが、一つでもアイデアが参考になっていただければ幸いです。

但し、くれぐれも自己責任でお願いいたしますm(__)m

 

 

 

【序章】まえがき

【第1章】ブロック基礎

【第2章】樹脂パレット土台

【第3章】外壁カバー工法内壁化

【第4章】角パイプ躯体工事

【第5章】片流れ屋根工事①~③

【第6章】天井・壁軽天工事

【第7章】内装天井

【第8章】床下地

【第9章】内壁下地①~②

【第10章】玄関土間・玄関ドア

【第11章】外壁下地

【第12章】フローリング貼り

【第13章】玄関欄間(ランマ)

【第14章】内装仕上げ①~⑥

【第15章】天窓(トップライト)

【第16章】外壁①~②

【第17章】インテリア

 

 

【第18章】エクステリア①~②

 

 

 

【第19章】庇型ポーチ

 

現在の”四畳半ハウス”の玄関周りはこんな感じ。

 

 

玄関ドア右下に設置した屋外用防水コンセントは、DIY好きの私にとって非常に便利です。

ブログでは紹介していませんが、風呂椅子が見えるスペースは外部収納としてBBQコンロや農業用工具などを置く予定をしています。

 

 

この”四畳半ハウス”は、仕事場として室内はすでに使用しているのですが、生活していると次々に不便さを感じることが出てきます。

 

 

 

そんなことで今回、【第19章】は、庇型ポーチを制作したいと思います。

 

 

庇型ポーチとは・・・

エントランスシステムひさし(YKK AP株式会社)| 部資材ホットリンク 【一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会】

※ 画像は、YKKAPさんのHPより引用。

 

 

雨の日の玄関前(エントランス)で、傘をたたんだりする際、雨よけになってくれる屋根があると便利ですよね。

それに”四畳半ハウス”の玄関ドアは、上下ガラスでしかも欄間もガラスなので、直射日光を和らげるためにも、庇の必要性を感じたのです。

 

 

 

楽天市場で、『後付け庇』で検索してみると、結構いいお値段します(-_-;)

 

 

 

 

 

しかもどれを見てもサイズが小さく、雨よけにもならないように感じます。

価格も高いし、自分好みのサイズもないことだし、こうなったら自作するしかありません。

 

 

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DIYerの方に人気がある素材、それは

 

 

単管パイプ

 
 
いわゆる足場工事などに使われる鉄パイプで、ジョイント金具や専用クランプを用いて組み、どこのホムセンに行っても売られているので入手経路も安易、しかも強靭でコスパが良いことが上げられます。

 

単管パイプ特集 | -ホームセンター通販サイト・コメリドットコム

※ 画像は、コメリ.comさんより引用。

 

 

小屋や自転車置き場、なかにはカーポートまで単管パイプを使って自作されている方もいらっしゃるようです。

 

 

この単管パイプで屋根部を制作するのに必要な基材は、

 

・ 屋根材(ポリカ波板が主流)

・ 垂木、根太にする木材

 

 

 

”四畳半ハウス”は、角パイプで躯体フレームを組み、軽天材で骨を入れ、外壁もガルバ鋼板を使うなど、せっかく腐らない素材をセレクトしたので、玄関アプローチの庇(ひさし)も木材を使わず制作したいと思います。

防錆対策が肝になるでしょうね。

 

 

ホムセンで買ってきた単管パイプ48.6φ×3mをパーツクリーナーで油脂を落していきます。

 

 

 

続いて、下地処理をどうしようか迷ったあげく、車用のソフト99工房ホワイトプラサフを吹くことに。

 

単管パイプは亜鉛メッキ処理を施されているので、表面は錆びにくい素材ですが、切断切口やそもそも見た目が「単管パイプ」というのもあんまりなので、塗装することにしました。

 

 

塗料の密着性が低い素材のプライマー処理剤としては、「ミッチャクロン」があまりにも有名ですが、なかなかいいお値段ですし、車の塗装用のホワイトプラサフも同じような効果だろうと思い「ミッチャクロン」は却下しました。

 

 

 

ホワイトプラサフ1回塗り。

 

 

 

ホワイトプラサフ2回塗り。

 

 

下地処理なのにホワイトプラサフをチョイスしたのが功を奏したのか、本塗りしなくても良くない!?と思いつつも、プライマー処理はこれで乾燥させます。

 

 

乾燥時間に次の作業に入ります。

 

 

ホムセンで買ったきた単管ベースピンコロ(190×150×190H)を土中に埋め込む為、柱を立てる位置を20cmほど掘りました。

単管ベースピンコロの高さが、19cmなので砕石を敷くと20cmくらいの深さで良いかと思います。

さらに単管は+10cm深く埋めるので、合計30cm埋め込み3m単管の地上高は、2.7mとなるように計算しています。

 

 

 

下に砕石(新居よりある庭石)を敷いて、”四畳半ハウス”の基礎より、ピッチ110cmが中心になるように配置。屋根材4尺(約1212mm)を想定。

 

 

 

ゴムハンマーで水平を出します。

 

 

 

単管ベースピンコロの周りに砕石(庭石)を敷き詰めます。

 

 

 

水を混ぜるだけのインスタントモルタルは、砕石の中まで浸透するように少し柔らかめにしました。

 

 

 

水分多めのモルタルを流し込み、念のために、もう一度水平器でレベルを出します。

 

 

 

そして、プライマー処理した単管パイプ3mを差し込みました。

本塗りは立てた状態で塗装する為、マステと新聞紙で養生しています。

 

 

 

本塗りに使用する塗料は、アサヒペンの「サビの上からそのまま濡れる鉄部用油性インキ/ホワイト」というのを選びました。

 

 

 

ハケ塗りをしたのですが、難しいですね~(-_-;)

ペイント薄め液は10%程度で希釈と取説に書いていましたが、あまりに塗りにくいので途中から15%くらい希釈すると塗りやすくなりました。

 

 

結構、ダマになっていて見た目が悪いです。

車用のラッカー噴いた方が良かったのでは?とちょっと後悔・・・

完全に乾燥しきったら、水研ぎ耐水サンドペーパーで仕上げる予定です。

 

 

 

ちょっと高価な鋳物ジョイントパーツを購入しました。

東京足立区のジョイント工業さんにてネット購入。

 

 

 

単管ジョイントパーツにも塗装します。

 

 

 

自宅外壁に土台ジョイントを3ケ所ビス止めして、単管パイプ3mを通します。

 

 

 

ピンコロ基礎で建てた柱とT字ジョイントで接合。

もちろん水平器でレベルを出しています。

 

 

ちょっと長くなってきたので、

 

次回【第19章】庇型ポーチ②に続く。。。