2000年前半、日本全国の日本語学校の生徒はほぼ中国人の技能実習生で溢れ、次に多かったのはブラジル人であったと思います。

当時、サラリーマンで人事を担当していたのですが、正規雇用人件費の固定費を削減するため、外国人の派遣労働者を受け入れていたので、片言の日本語しか話せない中国人の人事はなかなか手を焼いた思い出が残っています。

 

 

現在、日本における中国人労働者数は40万人で、国籍別では初めてベトナムに抜かれ第2位となりました。

 

※画像は、2020年の円グラフなのでさらにベトナム人比率が高くなっています。

 

 

本業である運送業の得意先・製造業の現場でもベトナム人をよく見かけます。

いつか日本を離れ、母国ベトナムで日本で学んだ技能を活かしたビジネスを展開されるんでしょうね。

 

さて今日は、副業の包装資材販売のブランディングでお世話になっているお店の試食会にご招待いただきました。

 

 

 

今回試食会を開催していただくのは、この春新設備を導入し新工場を設立された

 

『バインミーサンキュー製造所』 

大阪市平野区加美北8-1-24

 

 

 

 

 

以前までは、飲食店舗にてホテルなどの朝食パンOEM製造されていましたが、日本国内のベトナム人ネットワークを用いて大阪発全国区に輸送販売をされるのだそうです。

 

 

 

 

こねたパン生地を発酵機に入れてイースト菌を繁殖させふっくらと膨らませます。

 

 

 

 

 

 

三能食品器具の天板ラックにキレイに並べられたバインミー。

 

 

 

 

 

 

 

新麦机械のコンベクションオーブンで15分焼成します。

 

 

 

 

 

 

 

外カリ、中もちのバインミーは、フランスパンとはまた違った風味が、ベトナムのソウルフード「バインミーbánhmì」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このままでも充分美味しくいただけますが、今日は試食会ということなので、サンドイッチを作ってくれました。

サイドから切り込みを入れて、バターとレバーペーストを両面に塗り、お好みの具材をサンドしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

チャーシュー、ハム、きゅうり、にんじんと大根の漬物、チリソース、そしてパクチー。

普段あまりパクチーは好んで食べないですけど、「パクチー入れますか?」と聞かれて、やはり本場の味でいただきたいと思いたっぷり入れていただきました。

 

 

 

ベトナムのソウルフード「バインミー」

包材を作るにあたってパンのみは以前にも頂いて寸法採寸などを行ったのちに、自宅のオーブンで焼いてマーガリン塗って食べましたが、サンドイッチにする「バインミー」は格別ですね。

 

アジアフードで独特の香辛料を使った料理が多く、好き嫌いが分かれるのかと思いますが、この「バインミー」は癖がなく、日本のサンドイッチを食べているのとさほど違いを感じませんでした。

その他に、ベトナムシュウマイ(ベトナムでもシュウマイと呼ぶ)をサンドしたのが、私的には一番美味でした。

 

 

 

 

2018年6月にオープンされた店舗

 

 

 

異国で頑張っておられる方を見ると、中国で長年駐在していた自分と重ねてしまい、他人事とは思えません。

 

言葉の壁、文化の違い、様々なハードルを越えて、異国で事業を展開するバイタリティに尊敬と共に「元気」をおすそ分けいただけました。

 

 

 

 

バインミーサンキュー製造所で使われている設備は、私が長年お世話になっている台湾メーカーの機械・器具ですので、宣伝を兼ねてURLを掲載させていただきます。