京都府木津川市と奈良県奈良市の県境あたりにある浄瑠璃寺(じょうるりじ)と岩船寺(がんせんじ)を周るクロスカントリーランをしてきました。

 

クロスカントリーランとは、コースの半分以上が舗装路で、半分以下がトレイルというランニングになります。
 

今回も近鉄電車さんの「てくてくマップ 京都-④」のモデルコースを参考に見どころを巡っていきたいと思います。

 

 

 

 

JR東海のキャッチコピーに「そうだ京都、行こう」というのがありますが、私のバイブルは近鉄てくてくマップと近鉄あみま倶楽部です。

 

どちらも基本は近鉄沿線を起点スタートして、4km~15kmくらいのハイキングコースをご紹介されています。「あみま倶楽部」とは、「歩く・見る・学ぶ」の頭文字より「あ・み・ま」で、スマホアプリでGPSチェックインでスタンプラリーをして、名所・史跡などを巡る倶楽部であります。

近鉄沿線の自然、歴史、文化などに触れながらハイキングを楽しみましょうと恩知を無料で使わせていただけるなんて、こんな時代に生まれて本当に良かったです。

 

私はなるべくスマホGPS機能は使わずに、モデルコースをプリントアウトしてアナログに行っています。

 

 

自宅から浄瑠璃寺までは26km、スーパーカブC50で40分程度の道のり。

 

浄瑠璃寺は、平安末期の本堂および三重塔が残り、平安朝寺院の雰囲気を現在に残している国宝です。

 

 

 

 

入り口入ってすぐに鐘がありました。

 

 
 
すぐ横には三重塔(国宝)。
 
 
 
池の向こうには本堂が見えています。

 

 

 

本堂側から三重塔を眺める。非常に風情があります。

 

 

 

そして本堂(国宝)。

 

 

別名九体寺と言われているのは、本堂内の九体阿弥陀像(国宝)があるからです。

平安時代の思想が広がり、その頃の理想の形の寺として建設されたといわれている浄瑠璃寺は国宝が多く残る当尾(地名)の代表的なお寺です。

 

 

 

早々と浄瑠璃寺を後にして、岩船寺(がんせんじ)を目指します。

クロカンコースなので、舗装路が多くアップダウンも少なめで走りやすいです。

 

 

 

しばらく西に進んでいくと、「唐臼(からす)の壺阿弥陀」石仏が現れました。坐像の石仏は大きな岩に細い線で彫られています。

 

 

 

林道を進んでいきます。先日雨だったこともあり、コンクリート路がちょっと滑りやすい。トレイルシューズが正解でした。

「眠り仏」、一見見た時ゾッとしてしまいました。顔だけ地上に出ていて、恐らく胴体は地下。

なんか生き埋めを連想させます(−_−;)

眠りといえば良い表現なのかも。

 

 

 

横には「岩船三体阿弥陀」鎌倉時代後期の和暦永仁の時代のものらしいです。

 

 

 

本格的なトレイルコースになって来ました。

先日雨だったので、やや山道がぬかるんでいる箇所があって慎重に進みます。

こういう道はトレランシューズの本領を発揮できます。

 

 

 

山道に入って500m程度で岩船寺(がんせんじ)に到着。もうちょっと山道走りたいかも。

ちょうど紫陽花のシーズンで、若い女性が多く訪れておられました。緊急事態宣言は今日までなんですけど、フライング!? なるべく人と離れて歩きます。汗だくだから自然と皆さん離れていかれているような(笑)

 

 

 

岩船寺にも三重塔があります。

こちらは重要文化財として指定されています。

 

 

この辺りでおおよそ5kmの道のりです。

比較的アップダウンもなく、森林の中の遊歩道コースなので、日陰で涼しいくらいです。

 

【後編】に続く。