【原因】
・非淋菌性尿道炎の約半数がクラミジアによる感染で、世界的に流行している。
・クラミジアは、女性の子宮頸部の上皮細胞に親和性を持ち、性行為により感染する。
・女性では、子宮内膜炎、卵管炎を引き起こし、不妊症、子宮外妊娠の原因となることがある。
・妊婦では、胎児への垂直感染を誘発し、新生児の結膜炎、肺炎の原因となることがあるので、妊娠中には必ず検査を行う。
【症状】
・約2週間の潜伏期間の後、男性では症状の軽い尿道炎症状(頻尿、尿道違和感、漿液性分泌物)があり、女性では軽い膀胱炎、帯下を伴う子宮頸管炎を引き起こす。
・しかし、自覚症状を欠くことも多い。
・ときに骨盤腹膜炎症状を起こす。
【検査】
・本症の診断には、クラミジアの存在を証明する必要があるが、現在施行されている方法は、初尿またはスワブ検体で、抗原検査法として細胞培養、酵素免疫法、蛍光抗体法、遺伝子診断法(DNAプローブ法、PCR法)が、血清学的検査として抗体測定法(血清中の抗クラミジアIgA抗体、抗クラミジアIgG抗体を測定する方法)がある。
【治療】
●テトラサイクリン系、マクロライド系の抗菌薬を、クラミジアに関しては、ニューキノロン系抗菌薬も使用する。