こんにちは、とーるです。

今日はなんだか自己紹介をさせていただきたいなと、急に思い立ちましたので記事にします。


長いですが、やえやまカスタムへと至る道のりを自分語りさせていただきます。皆様の貴重な時間を無駄にしたくありませんので、興味ある方だけ読んでいただけましたら幸いです。


【出会い】

私が始めてエアソフトガンに出会ったのは子供の頃、夏休みに田舎の祖母の家に親戚が集まった日です。従兄弟の兄ちゃんが持ってきた東京マルイの電動ガンMP5Kと固定スライドガスガンのデザートイーグルでした。パパパ!と飛び交うBB弾。バシュバシュと鈍い音で命中精度抜群のデザートイーグル。

その後、 従兄弟の兄ちゃんへの憧れから今は亡き祖父に買って貰った始めてのエアガンが「東京マルイ・ワルサーP38」でした。そこから私のシューター人生は始まりました。 ノンホップですが命中精度が高く本当に良い銃でした。

【いつか直せるようになってやる】

愛銃エアコキのワルサーP38がある日突然弾詰まりしたのを壊れたと勘違いして分解し、戻せなくなった悔しさは今でも覚えています。

今となっては、あれが自称ガンスミスである現在の私を生んだきっかけだったと確信しています。今の自分なら簡単に直せるはずなのに、もっと大事に遊べばよかったな。優しくも時に厳しかった祖父はあの世でも元気してるかなぁ。

(エアコキが家にこれしかないので画像はこれで勘弁願います。クラウンモデルのP228)


【リボルバーのロマン】

リボルバーへの興味はお祭りか何かで買って貰ったキャップ火薬を使う小さなダブルアクションオンリーのリボルバーに始まりました。また、ルパン三世の映画か何かに出てきた保安官が2丁拳銃で撃っていたシングルアクションリボルバーは、ダブルアクションしか知らない私にシングルアクションの魅力を伝えてくれました。


シングルアクションダブルアクションの両方ができるガスリボルバーは最高の憧れでしたが、学生の頃に東京マルイのガスリボルバーを購入したとき、それがライブカート式でなかった事から多少の消化不良が大人になるまで続きました。

(当時消化不良に思った東京マルイの24連発リボルバー。私にとって始めてのガスリボルバー、長い年月が経った今でも修理しながら大切に持っています)


【クラウンモデルとの出会い】

大人になり、自分で稼いだお金でエアガンが買えるようになった私、最初は専らお座敷シューターでした。機械弄りも好きなので中身を分解したり絶版のジャンク品を修理して売ったりする事も楽しんでいました。

リボルバーのエアソフトガンを特に愛用してきましたが、中でもコクサイやクラウンモデルの製品が好みでした。しかしコクサイは既に倒産したメーカーで市場には個体も少なく貴重でしたから、手に入りやすいクラウンモデルのリボルバーをカスタムして使いやすくする事を考えてきました。

意外かもしれませんが、お子様向けエアガンメーカーの代名詞?であるクラウンモデルとの出会いは実は大人になってから。始めて手にした18歳以上用ライブカートガスリボルバーがクラウンモデルM19の6インチでした。

まだ今ほど有名になる前だった?赤羽フロンティアのトルーパーズという店舗にあったものです。憧れのライブカートリボルバーが目の前に、その低価格のリボルバーは私の目には圧倒的に魅力的でした、購入は即決。スピードシューティングならハンズアップから初弾0.5秒のトップシュータークラスの素早さ。

ちなみにその時のM19は壊れて今はもうありません。あの時はなんて壊れやすいエアガンなんだとがっかりした記憶…


【ターゲットワンとの出会い】
行きつけのシューティングレンジ、ターゲットワン秋葉原店の店員さんが、クラウンモデルのリボルバーで遊ぶ私を旧新宿店のリボルバーイベントに誘ってくれたのが大きな転機だったのかなと思います。
かれこれ8年くらい前の話です。この頃はターゲットワンさんもできたばかりでした、おそらく皆手探り状態の時代。有名なマック堺さんがYouTubeを始めてまだ数年?YouTuberなんて言葉が本格的に流行る前の時代、まだまだマニアの隠れた趣味でエアガン競技自体の知名度も少なかったような頃です。

今みたいにスピードシューティングやサバゲー動画が当たり前にYouTubeで見られる時代ではまだなかった気がします。

【始めての競技、楽しさと悔しさ】
参加前日にクラウンモデルのガスリボルバーが壊れて急遽エアリボルバーで参加したのですが、初参加のシューティングマッチ、本当にとても楽しかった記憶が今でも蘇ります。欲を言えばガスリボルバーで出たかった…
あの頃はまだ東京マルイがエアリボルバーを出す出す言って全然出しておらず、確かあのリボルバーマッチのちょっと後に発売したかな?それにクラウンモデルの純正スピードローダーも無かった時代です。優しい年配の参加者がクラウンってスピードローダー使えないの?と貸してくれようとしたHKSのスピードローダー、あら本当に入らないんだ…と皆驚愕。

次元大介の三発同時装填を必死に練習して臨んだ、今はなき旧新宿店における初参加のシューティングマッチでした。本当に懐かしい。
ちなみにガスリボルバーが壊れた理由は、クラウンモデルM19最大のウィークポイントにしてやえやまカスタムの最重要ポイントでもあるガスルートの破断…

「いつかクラウンモデルのガスリボルバーをカスタムして競技でも通用する改造を施して、実際にそれを持ってシューティング競技に出る!それで皆にクラウンモデルの本当の力を見せつけてやるぞ!いつかきっと…」

その想いを胸に、少しずつではありますが研究を重ねてきました。


【やえやまカスタム誕生】

初期にカスタムしたクラウンモデルのリボルバーは様々な面においてタナカや東京マルイ、コクサイ、マルシンなどの主流のリボルバーには到底及ばず…

丁寧に狙えば命中精度は決して悪いわけではなかったのですがダブルアクションで速射した途端にバラツキが見られたりするなど、とても競技に耐えるような性能はありませんでした。
しかし、努力の甲斐あってか今ではカスタムの手順も確立し、非常に高い精度を有する競技用リボルバーにまで仕上げることができました。

それが「やえやまカスタム」です。


【JTGSとの出会い】
更に、レギュレーションを守りつつも前例のない構造の高性能な革製ホルスターを製作してくれる素晴らしいメーカーとの出会いもありました。
革製品なのにレースホルスターに匹敵する性能を持つ最高のレザーホルスターです。これがなければ私のスピードシューティングは始まりませんでした。素晴らしいレザーホルスターメーカーがJTGSさんです。皆様も最高のホルスターをオーダーメイドしてみてください。


【公式マッチ参加】

そしてつい先月、初心者向けの小さなポスタルマッチとはいえ、念願だったスピードシューティング競技に出場して数々の有名メーカーのリボルバーと戦えるポテンシャルがあることを証明できました。



以上がクラウンモデル製ライブカート式ガスリボルバーの競技用カスタムの最高峰(?)「やえやまカスタム」に至る軌跡です。

【まだ見ぬ出会い】
特に大きく飛躍したこの1年は濃い密度でした。四六時中リボルバーのカスタムやスピードシューティングの事を考える1年でしたが、まだまだ夢への挑戦は始まったばかり。 次に待ち受けるのは一体どんな出会いなのか、とても楽しみですね。

ガンスミスとしてもシューターとしても、 クラウンモデルのリボルバー以外に私のシューター人生を充実させて貰える代わりは考えられません。

ブログをご覧の皆様にも感謝申し上げます。読んでいただける皆様がいてこそだと思います。

これからも応援よろしくお願いいたします。

やえやまとーる