こんにちは、とーるです。


これまで私は、クラウンガスリボルバーの競技カスタムの製作に尽力してきましたが、その中でも至上命題であった「命中精度の向上」という1つのテーマに、ついに終わりが見えて参りましたのでご報告させていただきます。

この結果を見てください。5メートルでダブルアクション射撃でのグルーピングが実に3センチという驚異的な精度を実現することができました。

明らかにこれまでの弾道とは違います。

こんなに気持ちよく、まるで東京マルイの電動ガンのようにスッとした弾道は、クラウンガスリボルバーでは初めての経験です。
しかもこれはリキッドチャージガスで弾を撃ち出しアイアンサイトを使用して狙う機種であって、競技専用の外部ソース光学サイト搭載ノンホップカスタムではありません。

10禁純正ホップ搭載のカスタムインナーバレルを使用したサバゲーでも使えるように作成した銃での命中精度です。

ではなぜ純正ホップのままこのような高精度を実現できたかというと、前回の記事「純正プラカートリッジにテーピングを施す事で命中精度が上がった件」でコメントを下さった方が、更に良い方法を教えて下さったからです。
 



更なる精度アップの答えはインナーバレルのガタ取りにありました。

アウターバレルを分解し、フォーシングコーンの部分に、トラスコのフッ素樹脂テープを一周巻くだけです。
それと、追加で写真の位置にテープを短く貼ります。これにより、インナーバレルのカタカタもアウターバレルのガタつきも無くなります。


そうして命中精度試験を行いますと、このような最高精度の安定性が実現するわけです。

東京マルイの24連発ガスリボルバーに匹敵する性能です。ライブカートガスリボルバーの限界値ではないかと思います。

また、私やえやまが考案した「やえやまカスタム」においては、気合の入った自作インナーバレルなど存在せず、機関部の改造もほとんど行っておらず、ただ素材の味を生かしているだけです。

エアコキ1丁とガスリボ1丁、そしてガスルート補強用の6ミリパイプ、そしてトラスコのフッ素樹脂テープだけで良いのですから非常にお手軽で、手順も簡略化しており量産にも適しています。

この「簡略化」と「量産に適している」特徴は、同じ品質の物を長く供給することが可能であり、長くスピードシューティングで使用することを考えると非常に重要です。

そういった意味でもおはずかしながら「やえやまカスタム」は史上最高のクラウンガスリボルバーカスタム方法だと自負しています。
 


もちろんこれで終わりではありません。

いまや目的は、 スピードシューティングで使用できるリボルバーの製作ではなく、スピードシューティングで上を目指せるリボルバーの製作へと移ってきております。


トリガーフィーリングの改良など、必要なことはまだまだたくさんあります。


応援してくださった皆さまに感謝申し上げると共に、これまでのカスタムの成果をブログで共有することで多くのライブカートリボルバーファンの方々に役立てて欲しいと思います。


これまでバレルを固定すると精度が上がることは経験則でわかってはいたのですが、前後運動のスムーズさを阻害せずにタイトにする良い方法が無く頓挫していたところ…


コメントを下さった方、やえやまカスタムの命中精度問題に終止符をうってくださり(笑)本当にありがとうございました。いや笑い事でなく本当に感謝。



【まとめ】

クラウンリボルバー命中精度向上カスタムの方法(影響度が高いと思われる順に書いています)

①フォーシングコーンの拡張

②インナーバレル&アウターバレルのガタ取り

③カートリッジの選定(先込を使う。後込の場合はテーピングでタイトにする)

④BB弾の選定(5.94±0.01㎜を使用する)

⑤シリンダー回転軸にテーピングしガタ取り

⑥インナーバレル出口のテーパー加工




ひとまずの区切り、応援してくださったすべての皆さまに、ありがとう。