こんにちは、とーるです。

名付けて「クラウンモデル・ガスリボルバー・やえやまカスタム」

リボルバーのエアソフトガンとしては充分すぎるほどの近距離命中精度と堅牢さを実現しつつ、作業効率を練りに練った手順と理論によってお手軽に(※比較的お手軽に)できる事が強みとなっています。

工具等別途必要ですが、ガスルートのカスタムとカートリッジの変更を除き、基本的にはエアコキとガスのクラウンモデル純正パーツを加工&組み合わせて使っています。

(驚くべき事に、これはダブルアクション速射の結果である。5メートル先にある10センチ程度のターゲットならば、ほぼ確実に仕留める事ができるだろう)




(スピードシューティング仕様、外部ソースコネクタを装備している。速射に耐える安定した命中精度を実現するカスタムが、慣れれば僅か一日でできてしまうのだから素晴らしい)


今回から記事を数回に分けて、この謎に包まれたカスタムをご紹介します。

ただし、細かな方法やコツ、使用工具までは紹介しきれません。理論的な部分が多くを占める事を何卒ご了承下さい。


【ガスルート破損対策】
(解説用として特別に内部をデフォルメしたM19)

クラウンモデルガスリボルバー、特にM19やM586に手を加える上で、必ず最初にやってほしいのが、ガスルート破損対策です。

ただし、複雑な内部機関の分解組み立てを必要とします。自信が無い人はやらないほうが良いかもしれません。

その場合は、箱出しで問題なく発射できている限りは分解等せず、ガスルートの破損が起きてから修理ついでに行っても良いのかなとも思います。※

※クラウンモデルに送って修理してもらうのが本来やるべき事だとは思いますが、記事の趣旨とは異なるので


M29やパイソンなんかは、分解組み立ての難易度が高い代わりに比較的壊れにくい印象です。

M19や586が最近市場であまり見かけなくなったのは 故障しやすいからなのかなぁと危惧しています。改造やカスタムをする人間にとっては最高なんですが…

(強度不足のパイプが接着剤で無理やり固定されている)

クラウンモデルガスリボルバーは、実は堅牢な作りで内部機関は特に壊れにくい玩具なのですが…

唯一、ガスルートに使用される透明なパイプが非常に脆くなっております。

運が悪ければ、箱出しで数発撃っただけでちぎれることも…

驚くほど、笑えるほどに壊れやすいです。

(耐圧ホースを組み込むだけ。言うのは簡単?)

私はこれを、サンプロジェクトの外径6ミリ(内径4ミリ)耐圧ホースに交換しています。これにより、既に数千発撃っていますがまだ壊れる気配がありません。


元の柔らかいチューブを、ペンチ等で接着剤が残らないように慎重に外して組み込むだけ。はめ込みにくかったりした場合は、黒いガス放出用のパーツ(放出ノズル?)をホビー用ハンドドリル等の工具で若干拡張しても良いです。

実は全く同じ形状をしている10禁エアコキのパーツを流用しても良いでしょう。なんとクラウンリボルバーのエアコキとガスは互換性のあるパーツが多いです。

(メンテナンス性を考えて、接着剤等は不使用、慣れればとても簡単)

 組み込みが完了したら絶対にやって欲しいのは、シリンダーがしっかりスムーズに回転するかを確認する事です。

耐圧ホースの長さを微調整する必要があります。この際、長すぎても短すぎても駄目です。

長い 耐圧ホースのまま使用を続けてしまうと、トリガーが異常に重くなったり内部パーツやカートリッジの破損が起きる可能性あります。

逆に短いと隙間からガス圧が逃げてしまい初速が大幅に落ちて使い物になりません。


※耐圧ホースの長さは調整のたびに分解&組み立てが必要で、若干面倒に感じるかもしれませんが、おかげで分解組み立てがとても早くできるようになります笑


また、耐圧ホースをはめ込むときにグリースをたっぷり塗っておくことでガスの機密を取ります。

ということで、今回は以上となります。

解説はまだまだ始まったばかり。次回からは本格的に命中精度を上げるのに必要な理論のご紹介となります。

続く!


※エアソフトガンの改造は自己責任です。怪我等に充分注意して、眼鏡や手袋等の保護具を着用して行って下さい。

※解説内容は、必ずしも科学的に検証を行ったものではなく、あくまでもエアガンカスタムを行ってきた経験に基づいた予想です。よって内容の正確性、再現性については一切保証できません。中には間違い等あるかもしれません事、何卒ご了承下さい。