ブルックリン橋をわたって
撮影現場に出発
マンハッタンのダウンタウン
ワールドトレードセンターが見える

今回のニューヨーク撮影
リハーサル前と
撮影前の2回も
診療時間外と
休日にも関わらず
ドクターナカノに診てもらえ
リハビリとテーピングで
本番に望む
ドクターのクライアントの
ハリウッド大スターの様に
「次回は撮影現場に大金払って
先生を呼びつけますよ〜」
と笑いながら
色んな話をする
彼の友達のドクターは
トム・クルーズさんが
クライアントで
いつも付き添っているという
ミッション・インポッシブルの
撮影時にクルーズさんは
高いとこからの
ジャンプで足首を骨折したそう
しかし一度アクションをやめ
カメラを止めてる間に
足がはれて動かなくなるので
そのまま走りきりテイクを
やり終えたらしい
クルーズさんはその後すぐに
病院行きで
6週間後の撮影に備え
毎日休みなしで
12時間のリハビリをこなした
このプロフェッショナリズムは
あなたや僕らのお手本だ
プロだからうんちく垂れて
保身に走り
リスク取りたくなく
やっつけ仕事に甘んじるんじゃなく
プロだからやる
良いプライドでする!
そんなのに比べれば
僕の半月板や靱帯なんて
大した事はない
リハーサルでは
ディレクターに無理するなと
言われだけど
僕のそのプライドが
メラメラ燃えてくる
そして
かがんだり
歩いたり
ちょっとジャンプしたり
色々な動きを
つけてもらい
これなら
ロケでの本番は
イケると
感覚をつかむ
当日
ニューヨークシティから
クルマで2時間のロケ地で
最後のリハーサル
スタジオと違い
土や石がゴロゴロしてる
農家の敷地
その上
お面をかぶるので
視界がわるく
足元はほとんど
見えない
メインのシーンは
夕暮れどきの
マジックアワー
2時間以内で
撮影しなきゃならない
現場独特の
緊張感がはしり
テイクが進んでいく
ディレクターも気持ちが
乗ってきて
「エディ、そこから走って!」
と3分以上の
ロングテイクの最後に
何と走る事に、、、
そこで失敗したら
長いテイクが台無しになる
普通、TVや映画は
細かくカットして
映像をつなげるけど
ディレクターは
なるべくカット割ナシで
撮りたいという
一瞬「ヤバっ!」
と不安が脳裏に
しかし一挙に
例のプライドで
全てを瞬時に消し去る
脚を引きずらない様に
お面がづれて
何も見えないけど
こけそうになりながら
7、8回のテイクを
無事に終える
何と僕の息が切れている、、
お面と足のせいか
鍛錬し直さないといけない
クルーから足悪いのに
走る事になっちゃったね
と心配そうにいわれ
「お陰で良くなったよ
しばらくリハビリは
必要ないかな」
と笑い返し
皆んなで初日撮影
大成功を喜んだ
取り敢えず
一つ目の山は
何とか乗り換えた
後で相方に連絡したら
「大丈夫か?
もう車椅子買うぞ!」
と脅かされた、笑