ニューヨークでは見なかった光景
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先日ハイウェイを走ってると買ったばかりの
クルマの調子がいきなりおかしくなり
慌てて出口に向かう
幸いコンビニがあり
駐車しボンネットを開けると
クーラント液がほぼ空っぽ
慌ててゲットして
液を補充してると
後ろから通りがかりの人が
「それ何入れてるんか分からんけど
下からむっちゃ漏れてるで〜
(英語のニュアンスを直訳、笑)」
ハッと見るとほんとダダ漏れ中!
「Oh, really? (えっホンマに?) Thanks!」を言って
早々トリプルA (日本のJAFみたいなとこ) に問い合わせ
2時間後にヘルプの隊員が来てくれる
近くの修理工場まで約15分
レッカーされたクルマと一緒に
彼の助手席に乗り
僕が「一日中道路(現場)に出てるの?」
と聞くと色んな話を教えてくれる
一年前に奥さんの病気が発覚
医者にオーランド(フロリダ州のディズニーで有名な都市)の
病院を勧められてマイアミから引っ越して
ハイスクールに行くの息子を育てながら
毎日12時間路上に出て
仕事をしているそうで
マッチョでとても気さく
フロリダには純朴で
優しい人が多いと感じる
のは何なんだろう?
ニューヨーカーのプライドや
意識高い感を削ぎ落とした感じで
初めてアメリカに来た時に
受けた印象にとっても近い
僕がニューヨークから
引っ越し中の話をすると
「マイアミはリトルNY
と言われてるけど
君はニューヨークから来たなら
アメリカのどこに行っても大丈夫
準備は万端だね」
と中々粋な事を言われた
その後奥さんの回復を祈りながら
彼は忙しそうに次のヘルプに
向かっていった
金曜日の夕方だったので
クルマは週明けまで預かってもらうことに
その後ウーバーで滞在中の家まで帰る
この運ちゃんはエジプトからの移民で
10年前に革命から逃れ
旅行会社のマネージャー職は勿論
裸一貫で家族とアメリカに移住
去年までルフトハンザとエミレーツ航空で
働いていたけどコロナで解雇になり
現在は1日15時間運転する
ウーバーのドライバーで
高校と大学の子供たちと
奥さんを養っているそう
今は色んな顧客を抱えてるらしく
急いでいた少し横柄なお客さんを
目的地まで送り届けた1時間後に
電話がかかった来て
少し取り乱した調子で
「財布がなくなったの
忘れてないかしら?」
よく見るとドアと座席の隙間に
数枚のクレジットカードと現金50万がはいる
財布が挟まっていて
無事届けてあげて
今は彼女もレギュラー顧客になったそう
色んな出会いは面白い
人生色んな状況で
星の数ほどの生き方がある
今のあなたの状況と
この隊員やドライバーとの
共通点や違いはあるだろうか
ハードワーカー
一生懸命日々を生きる
愛情に満ちている
人生のドン底辺りを見ながら
また再復帰にかけて頑張り中
謙虚で前向き
現状や他人に文句は言わず
直向きに生きる姿勢
家族を大切にする
僕はいつもこう言う出会いに
心が打たれてしまうし
自分の生き方を顧みせてくれることに
感謝せずにはいられない
ただ彼らの幸せを祈り
チップを多めに払うしか出来ない
無力さを感じてしまうけど
こんなモーメントや人たちが大好きだ

