今日は元旦疲れて服を着る元気もなく一日中どてらで玄関(寝室)の板の床に座布団を敷いてコタツに入って寝ていました。暮れには例外的に雑用が突発し普通何もしないでブログ書きとテレビと寝ていますが今年の暮れだけは家の中だけですが資料を揃えたり額装作品にカビが生えていないか県立美術館の学芸員が見に来る前に箱から出してみました。私は両腕の力が無くなって自分で出せないのでヘルパーの仕事が終わって15分だけ時間をもらってやってもらいました。やはり30パーセント近く何らかカビが生じて7いました。それでも学芸員はなんとか7点カビ無しの額装作品を選びました。そのうち5点は代表作です。初めての県立美術館での展示でどう見栄えがするか個展以外の展示はまず滅多にないので楽しみです。昨夜大晦日はいつも助けてくれる研師の友人を招びました。大晦日はたいてい10時ごろには就寝します。彼もそれが分かっていて9時に帰りました。すぐ玄関の間、寝室に戻ってテレビのスイッチを入れたらヴィクター.マチュアーとヘンリー.フォンダ主演の「OK牧場の決闘」をやっており見たことない作品でついつい最後までみたら監督がジョン.フォードでした。次に作った「OK牧場の決闘」は名作です。3回ぐらい見ましたが見るたび感心します。しかし今回初めて見たのは駄作です。何処も秀逸なところがありませんでした。ヴィクター.マチュアー演じるドク.ホリデイにしてもヘンリー.フォンダ演じるワイアット.アープも全く冴えませんでした。しかしリメイクの2作目は同じ役者が全く別人のように演じました。ジョン.フォードがその間どれだけ進歩したかです。人間というもの伸びるときは信じられないくらい伸びるものです。私は巨匠の作品でもたいてい初期の作品により興味を持ちます。ジョン.フォード、黒沢明、溝口健二、小津安二郎(サイレント作品)ヒッチコック(イギリス時代の作品)などアーチストなども初期の作品の方がより魅力的です。私にもそう言えます。真似をしても若い時の作品は全身全霊からもたらされ今考えてもどこから来たか分からない神秘性を具現しています。これは人間の脳が思春期に肉体とアンバランスに発達しそのきしみみたいな苦痛がすごいインスピレーションを生むのかも知れません。稀には大器晩成型の天才もいますが。夭逝型の天才が圧倒的に特に詩人におおいいです。現代科学は脳が成長するには25歳ぐらいまでかかると言われます。その時には平凡な脳になっているかも知れません。昔元服は16歳でした。そのころ大人としての意識を持つことは国家にとっては若い考えが影響を与えいいのかもしれません。今は平均寿命も延び子もモラトリウム化して親に養われていますがもっと早く親離れをすれば若者がもっと政治に参加して溌剌とした国になるのではないでしょうか。生命が一番研ぎ澄まされている十代に思い切って思考を行動に移したら社会は生き生きするでしょう。三歳から漢字を学ばせると優秀な子ができると言われます。伸びる子は自由にどこまでも伸ばすことが大切ではと考えます。そして天才にどんどん金を出すことが地球の問題解決にも必要です。今日元旦から能登半島では震度7の大地震が発生しまだはっきり被害も分かっていません。能登は最近何回か大地震に見舞われています。日本列島がどうなるのか不安でもあります。