たった今BSで中国山東省のプラスチックのゴミを精製して再生工場に売って生計をたてる経営者家族と2家族を雇っての零細企業のドキュメンタリーを見終わったところです。プラスチックのゴミは欧米と日本などからの輸入されたものです。山東省のこの町には5,000軒のこのような零細プラスチックゴミ再処理工場があるそうです。雇われている2家族の一つはもと四川省の農家でしたが両親を置いてここで働いています。神経痛で農業がやれなくなったのが理由です。もう一家族は農業では食えないからここで働いていると言ってました。経営者も儲けが薄いがこれ以外の仕事ができないので続けているのです。彼も元は農業をやっていました。私はこのドキュメントを見てすぐ昔フィリピンのマニラ郊外に一大ゴミ集積所がありそこに住んでいてそこから日常生活に必要なものを捜し再利用の品を売って現金を得て辛うじて生きてる家族のルポをテレビで見、NHKラジオ「心の時代」でもそこを訪れたキャメラマンのドキュメントを聞きました。ここの子供たちは20歳まで生きられないそうです。このごろこのマニラ郊外のゴミ集積所の報道がなされていないところをみると合理的に処理できる施設ができたのかもしれません。中国は発展を続けていますが世界の最先端を行く企業と下請けでの儲け国民の大半が支えられていて最後にこのような底辺の処理業も存在しています。それも自国のゴミでなく先進国が出すゴミを輸入しているのです。先進国はまだまだ自分たちが推し進めた文明の尻ぬぐいを他国にやらせています。CO2の排出量もこのゴミの輸出を計算しなくてはならないでしょう。先進国ではプラスチックの容器からもっと自然を壊さない再生可能な材質に替える動きがあります。現代生活がかくもゴミを出すようになったのは生活の無駄が際限なく増えてきたせいです。週2回燃えるゴミと1回プラスチック類を出すようになっていますが毎日郵便受けに入っている広告類だけでも大した量です。それと食品が包まれている梱包材量のゴミがまた大変な量です。子供が見たってこのままいけば地球の資源の枯渇と環境破壊が極限まで進むことは分かるでしょう。
私は毎日多くの時間テレビを見ますが世界認識にはたいへん勉強になります。このような結果を生んだのは年々経済が上向いていかないと成り立たないようなシステムになったからでしょう。地球の資源は有限、人類は増える一方その上消費が多くなって行くのですから地球が危機的状況になっても当然です。西洋が生んだこの文明の半分影の部分を考えると大きく価値観を変えないと地球と人間の崩壊を招くことは間違いないでしょう。この地球上で人間がおこぼれに預かれるのは1/100位ではないだろうか。実際は90パーセントは独占しているでしょう。欧米の創造主は人間を神に似せて創り動稙鉱物を人間が支配利用するために創ったと言われますが本当だろうか。神が人間を創ったのはミステイクではなかったか。人間が人間に対して行う極限、ユダヤ人強制収容所や日常起こる信じられないような殺人、マザーテレサのような聖人がでても帳消しにならないくらいこの地球上では人間が方向を失って「人間は人間にとって狼である」を日夜実行しています。到底楽園など手にすることはできないでしょう。
テレビを見る度に怒ったり悲しんだり喜んだり感情が揺れます。
私はここ1ケ月大きなイーゼルに大作「被爆のキリスト」を飾っています。これはイーゼンハイムの祭壇画の中央のキリスト磔刑の顔から影響を受けてつくったものです。十字架には「グリュネヴァルト頌」と刻んであります。毎日この作品を見て心が安らぐのです。これは1点も売れてないかも知れません。ずっと前の個展で予約した人が居たそうですが土壇場で別のノスタルジックな小品になったと画廊主は言いました。もう傑作は生めない精神肉体の力になってしまいました。でも我人生でこのような作品が生めたことに嬉しいです。
新潟の企業美術館での個展の折これは超大作「キリスト磔刑、Crucifixion」を出品しましたが50代のご婦人が感動して時の首相小泉さんに見せなくてはならないと言って帰っていきました。感心は間々あることですが感動してもらうことは少ないです。作家は生きるために小回りの利くパン絵も作らねばなりませんが目的は人に何らかの感動を与える作品を目標にしなければならないでしょう。
この頃は自分の作品を振り返ってまあ非才の割にこれくらいやったのだからまあいいとするかとだんだん甘くなっています。只心の底にはこれでも欺瞞だったのかという疑問は残ります。
今日の午後13日にくる同業者の友人にご馳走するカレーをつくりました。手ごろな玉ねぎ6ケとニンニクを2玉をオリーブ油で1時間ほど炒め玉ねぎが飴色になるまで煮詰めお湯を差し出来合いのルーを沢山入れそのほかカレー粉、ターメリック、ガーリック粉、クミン、パセリ、練乳、ココア、ケチャップ、干しブドウ、コニャックなど色々加えます。ジャガイモ、ニンジン、肉は当日カレーと別に圧力鍋で柔らかく煮てカレーに入れて温めて出します。丁度家内の姪夫婦が会津にいって有名な豆腐屋で出来立ての豆腐を買ってきてくれたので出来立てのカレーをタッパーに入れてあげました。夜に私たちも食べ残りをタッパーに5ケ入れました。13人分残ったことになります。どうせ作るなら多く作れば冷凍庫に保存できます。味はレシピが無くその時の舌の感覚で作るので毎回違います。今日も結構美味しいのができました。