午前中に個展出品の最後の額装を終わりました。満足した作品ではありませんが自画像のようです。題名を「老いた道化王」と名付けました。明日からはまた2年前に仕上がらずに放っておいた作品に手を加えて何とか完成にこぎつけたいと思います。仕事も印刷もできるのですが頭の中の神経の巡りがなく濁っている感じです。脳内の情報の伝播が滞っているせいでしょう。若い時はもっと脳が澄んでいたように思うのです。最近の脳科学は入った情報が眠っている間に整理されたりDNAだけは情報によって変化しない唯一と思われていたそうですが経験が大脳皮質と海馬を通して内臓の機能にも関係しDNAをも変化させることは分かってきているそうです。昔から人力引きの家系は代々脚が強いことは知られていました。それは経験がDNAに作用すると分かっていました。生物を見れば素人でもその順応の力が想像できます。ある高山植物にそこが乾燥地帯で子孫を残すために普通のめしべ、おしべのシステムの他にそのシステムが機能しないときのために別の器官に遺伝子を蓄えて子孫の断絶を防いでいます。植物にもこれだけの知恵が備わっています。若し地球の温暖化が進んだとして猛暑の気候の中で生き延びられる人間が出てくる可能性があります。魚類、昆虫あらゆる生物が変化していくでしょう。地球に雪など存在しなくなるかもしれません。世界は全く変わるかも知れません。

今日も夕食前に自転車で往復3㎞買い出しに行ってきました。毎日脚を鍛えないと翌日に脚が効かなくなることもあり得ると想像するこの頃です。というのは今朝階段を下りかけたとき右膝がカクッと力が抜けて手すりにつかまっていなかったら膝の骨を折った可能性もあります。全く膝の力が抜けたのです。この頃初めてのことが起こります。死へのワンステップが来たという気がします。すべての体の機能が新たな次元に変化したということです。このまま何段階かを経てソフトランデイングできたら最高でしょう。

ブログを書く前にフランスの50年来の友人からご亭主が90で4月に亡くなったメールが届いていました。彼女はモロッコ系のフランス人で若い時シチバンクに勤めていました。なかなかの勉強家で老子を読んだりしてました。あるとき婦人服店の経営者と知り合い結婚しました。夫は殆ど20歳くらい年上でシチバンクを定年近くまで勤め辞めてからピアノを習いプライベートなコンサートをやったそうです。幸せな生活のようで年1回近況を知らせてくれました。夫は家でしかも彼女の腕の中で息を引き取ったとありました。私はすぐ返事をだしました。貴女の夫は現代では稀な幸せ者だと書きました。彼女はオープンで私には何でも話しました。今でもすぐかつての彼女の顔が目に浮かび声さえ聞こえます。