ゴールデンウイークも勤め人にはお気の毒な天候です。私は午前中仕事をして午後はテレビで過しました。最近精神的に低迷してやる気が起きません。おそらく10日ほど前クルマを手放し生活のリズムを失ったせいもあると思います。最近夢をしばらく見なかった(見ても覚えていない)のですが昨夜家内とパリに戻った夢を見ました。家内と離ればなれになって漸く再会した時は家内はホテルレストランの主人に付き添われていました。こういう心配するような夢のときは何か潜在意識の中で不安があるときです。このパリに戻って昔住んでいたアパルトマンの誰もいないところにもぐりこんで滞在中過しトイレが何処だったかなど気がもめるのは人生に不安を感じるときです。同じような夢を3年に1回位みるのは30年のパリ生活で病気になったときの不安がやはりがこのようなカタチでフラッシュバックするようです。実際滞在しておったときはこんな夢は見ないで頑張り通したのですが今頃になって現実の不安がこのような過去と結びつけるようなカタチで不安を象徴させると言うことはパリ時代の困難や不安がやはりどこか潜在意識の中に残って現在の心理に通底しているのかも知れません。
強いドラッグなど飲んでいてそれを止めて何年かたったあるとき思いもかけずに同じ症状が起きるという話を聞いたことがあります。脳の一部に記憶されそれがなんらかのきっかけで突然蘇るのかも知れません。老を意識するようになって自己に起こる心理の変化が今まで経験したことのないニュアンスをもっています。最近などは自分が自分の体の匂いが口の中でします。長くいろんな薬を服用していると体の匂いが変わることもあり得るでしょう。韓国航空や東方航空の機内ではニンニクの匂いがします。最近口の中で感ずる匂いが変わった気がします。初めての匂いです。昔は老人は独特の匂いがしたものです。この頃は清潔になってあまり感じませんが。それは強い鎮痛剤と湿布の匂いかも知れません。或いは死臭かもわかりません。大戦中ジャングルなどで行倒れになってまだ死ななくともそれが間近かであることがハエなどは分かるらしくさっそく卵を産み付けて口や目などからうじが湧くそうです。敗戦後の復興は戦友の死を沢山見てきた生き残った人々によってなされたといってもいいでしょう。戦友の分までという気持もあったでしょうしせめてこどもには腹いっぱい食べさせようという気持もあって頑張ったことでしょう。
しかしそういったモチベーションが無くなり競争の原理でこれでもかこれでもかと加速化しているあいだに世界はデフォルメし不均衡になり気がついたら地球の自然が取り返しのつかない状況になってしまいました。アメリカでは牛肉を得るために全農地の70パーセントが放牧地とその飼料のために使われているそうです。せめてブタや鶏肉に切り替えただけでも80パーセント節約できるという試算があります。グリーンランドでは永久凍土が解け始めその中に封じこねられていたメタンハイドレートが空中に放出され始めています。地球温暖化にはCO2ガスの10倍ちかい効果があるとか言われます。人類が日々浪費するパルプ一つみても恐ろしいことが分かります。人間が神の創ったエデンの楽園と等しいものを創ろうとした結果地球は地獄になりかけています。
社会に貢献できない老人の私は自分という肉体のエネルギーを利用して最低生きたいと思います。