今朝起きてすぐパソコンを開いたら1973年以来家族のように付き合っているフランス人の77歳のルーシーからメールが入っていました。彼女は12月23日に一つ年上の旦那を闘病の末失くしました。子供はいません。彼女には82歳の姉がいて3週間以来食事を食べず弱ってツーロンの病院に入院しているとのこと、検査で脊髄にガンが見つかって色んな所に転移が起きているとのことです。30代に離婚して一人息子を一人で育て孫もいます。この1年位彼女が弱り始めてから息子が引き取って一緒に暮らしています。でもおそらくこのまま病院で看取られるのではないかとルーシーは言っています。
今日は夕方91歳の知り合いの女性から電話があって長話しました。私がスケッチ入りのハガキを出して着いたのでよこしたのです。クルマがあった時は月1回ぐらい家内とちょっと顔をだしてました。ご主人が3年前に亡くなり以来一人で暮らしています。近くに一人暮らしの娘がいますがほとんど一人でいます。この1年痩せて28㎏しかなく食欲も無く時々クリニックで点滴で栄養を摂っています。耳も頭もしっかりしています。しかし去年にくらべたら本も針仕も手紙書きもずっとやらなくなったといいます。今日はこのように歳を取る現実に接し死が本当に大事業であることをしみじみ再確認しました。
今日は先日印刷した作品が乾いたのでちょっと修正しナンバー、タイトル、サインを入れました。そして2点をマットに入れました。額は1点しか見つからなかったので明日探すことにして午後は休んでしまいました。寒暖が激しいのと心労もあって何かやる気がなくごろごろしてしまいました。丸2年仕事を休んだ結果制作額装など全くスムーズに行かなくなりました。もっとストックがあったと思った新しい額もほとんど使ってしまっていました。50年も休みなくやっていた仕事でも2年中断するということはたいへんなことだと思い知らされました。これからは毎日ちょっとだけクルマで市内だけ出ていた習慣が無くなり代わりに自転車と歩きになり行動範囲も狭まり刺激がなくなるのでもっと仕事に集中し体を動かして家の中で活動をしないとボケがはやまるでしょう。ちょっとフランス語を書かないとすぐやりたくなくなります。ルーシーからの返事もすぐ書かないともう翌日になると面倒になるので思い切って1時間半かけてこちらの近況を詳しくかきました。ルーシーのと同じくらいのヴォリュームでした。日本文なら便箋6枚は30分で書けます。英語とフランス語がかなりできるなら外国人の友人と面白いやり取りができ人間の認識の領域がぐっと広がるのですが残念です。でも言葉のレベルが低くともパリでしばしば会食しお互いの作品を理解したので後は言葉が無くともお互いの本質と感性などは分かっているので一生親友でいられるという安心はあります。
今日は実に寒く感じアトリエでストーブを点けて額装しました。今日は雨降りでしたが明日雨ふりでなかったらまた自転車で散歩に行こうと思います。そして神経痛がおさまったら歩いてみたいです。相当弱っていることでしょう。歳とるとちょっとのことで気が滅入りちょっとの快方で元気を取り戻したりします。呼吸ができ美味しく食べられることに感謝したいです。