昨日は2ケ月に一度の腎移植の定期検査に片道今回は2時間以上かけてほぼ1日かけていってきました。冬以外は平均速度70キロでいきますが冬はどこに見えない凍結場所があるかわからないのでほとんどのクルマが60キロを守って巡行しています。歳のせいばかりでなく多少緊張して運転するのと各所で工事で片側通行で平常より30分多くかかって帰りました。その日は何もやらずに炬燵で休みそのままねました。次の検査は4月18日で友人の60歳の3週間の個展期間に入るようにしてもらいました。この私も関係している画廊の別の作家がまだ63歳なのに脳梗塞になり東京でリハビリしているとのことです。私のように2ケ月に一度検査をしているとたいていの故障は見つかり易いですが一人でくらして健康に自信があるひとは医師の診察をなかなか受けませんから脳梗塞や心筋梗塞で倒れることがあり手遅れになることもあります。一生体にメスが入らず大した薬も飲まないで長命で終えるひとは私からみたらたいしたものです。お袋がそうで百歳3ケ月でボケましたが亡くなるまで定期的に薬も飲まず食事もおいしく年に1回あるかないかぐらい惹きつけを起こし大抵は小しゃじ1杯自家製の梅肉エキスを義姉にのまされるとおさまりちょっとひどいときは医師にきてもらって注射1本してもらうと30分後には元気になり本当に恵まれた一生でした。子供の方は不甲斐なく3男が57で次男が65で長女が79で長男が75で次女が去年93で亡くなり目下3女が82と私が77で二人だけ生きています。男では私が一番長生きということになります。今は77といっても珍しくもありません80代で元気なひともたくさんいます。誰にとっても人生1回、老年もたったの1回でおそらく男同志話さないだろうが皆内心は老いというものに肉体も頭も機能が1年ごとに落ちるのに気落ちしなんとか受け入れて少しずつ元気を失っていってるのではないでしょうか。私は自分を馬鹿し馬鹿しという表現を使っています。この1年は暮れから1ケ月以上膀胱、尿道炎気味で精神状態も良くありませんからなおさら老いるということが身にしみます。そんな状態の時NHKのスタジオにあるミッション系の大学の学長である尼さんで80いくつだったかの方がよばれ彼女の生い立ち36歳で学長に任命され年上の同僚がなかなかついてこないで辞めようとおもったこと、また50代で鬱を発症しそのたびに「言葉」と出会い勇気をもらったといってました。つまるところ自分が変わらなければまわりも世界も変わらないということです。またこの方は残りの人生で今日が一番新しい日で出発の日で心を新たにして真剣に生きようとしているとおっしゃいました。心にわだかまりがなくとても素敵な80代のクリスチャンの尼さんでした。仏教の尼さんにも素敵な方がいらっしゃるようですがなかなか私が出会う機会はありません。本当は自ら訪ねればいいのですが。目下私がお会いしたいのは「漂える想念」の著者長澤寛行氏です。インターネットで調べてもでておりませんし本の略歴に生年も出ていず東北大の法科卒としかでていません。語彙の使い方から私より年上ではないかと想像するだけです。彼は敗戦以来の日本、日本人を長らくみてこのままであってはならない。どうして無自覚のうちにこのようになってしまったのか研究の末ある仮設をたてました。それは日本は鎖国心理に影響されている、しかしその鎖国は徳川時代からではなく3世紀百済が大和朝廷に唐と新羅軍に攻められているので援軍して欲しいと頼まれ27,000の兵と数百艘の船を送り白村江の戦いで大敗してから鎖国をしそれが日本人の心理を今日まで拘束して今日も鎖国心理に陥っているといっております。この本は2009年に刊行されその時点で日本が危機的状況にありそのことを日本人が自覚をして日本という国の行く末を決断し実行しなければますます漂う想念の国になってしまうと警告しています。長澤氏はこれは私個人の仮設に過ぎないかもしれないが現実に敗戦以来64年(発行された2009年)で日本は日本でなくなった事実をこの仮説で説明できるという自信をお持ちですし、私も大いに納得しています。彼はほんものの憂国の士とおもいます。本の厚さ内容からみてそうとう広範囲の勉強をされた方と思います。無気力に陥りやすい昨今、自分の仕事が精神の日本復興に添えるかどうか心を新たにしなければと思います。