今朝の7時のアトリエの気温は-2℃今冬の記録でした。外は-5,6℃でしょう。しかし陽射しが明るく気持が晴れやかです。今日の午後は知り合ったばかりのひとが横浜だったかで美術関係の材料の会社を営む知人を連れてくると約束があり楽しみです。今年に入って新しい知り合いが増え例年にない活気があります。今年は活気のある年になるのではとこころ弾みます。昨日テレビで里親のドキュメントがあり興味深くみました。0歳から3歳まではまた別の施設で4歳から18歳までが里親制度の対象になります。大抵の里親は中学生までの子を望み高校生などは扱うのが難しいせいでなかなか里親になり手がすくないそうです。里親には自分の子がいてさらに里子の面倒を看る人や子の無い親が複数の里子をみるひとなど色々です、里子は4人までですがもう1つのカテゴリーでは6人までのがあり名称も違います。6人の場合は一人雇うことができるそうです。里子の親は大抵離婚するか未婚の母に育てられていて母が働いていて疲れて子どもとうまくいかないか虐待したりして里子に出すケースが多いです。里親とくらすようになり子供たちは自分の居場所を見出し子供たち同士年上は年下のものを面倒見、それぞれに里親を助け家庭というものがどういうものか学び将来家庭をもったときにそなえます。本当の親はできれば一緒に暮らしたいが現実になると母親の精神的、肉体的な疲労で破綻してしまうので預けざるを得ないようなこどもは実の母親の愛も感じ里親にも日常愛されていて割合幸せな子が多いです。一番大変なのは思春期になって親から離れて里親のもとに送られた子は自分がそれまでの親などからの扱いで自分の存在なんて誰も喜んでくれない生きる居場所なんてないんだとひねくれているのが大部分で里親に馴れるまで大変で里親も経験がないとまた里親から別の里親に移って人間不信がつのる場合もあり難しいです。全国で里親を必要としている子は40,000人実際の里子は4,000人弱という統計です。これからはもっと里親を必要とする子は増えるのではないでしょうか。敗戦以来経済の復興だけを最重要と位置づけ、経済が十分になってからも大企業を保護して経済優先をつづけ人間の幸せや生きる充足とは何かを考えず国民側からも政府に要求せず経済のレベルが上がって物質生活をエンジョイしている間に子どもたちがモラルが形成できない人間として何かおかしくなってしまいました。知識層もそれらにたいして危機意識不在で自分らも物質欲望の病に冒され日本がこのようになって生きつつあることに闘いをいどんできませんでした。知識人は単に専門家でなくトータルに人間とは何かを専門の土台の上に構築し国民を引っ張っていかなくてはならない筈です。そういった意味では明治期の人間のほうが立派な知識人しかも命を張ったひとが何人もいました。やはり武士の系譜からの精神でしょう。そしてこの頃の殆どの人間が見えるもの、手に触れるもの、すぐわかるものなどに価値を置き、見えないもの、直接触れ得ないものなど精神的な最重要なものが疎んぜられ、軽薄な世迷いごとしか目を向けずおぞましい社会になってしまいました。私がこうゆう文を書くにあたって実はサンテグジュペリの‟星の王子さま”からの文が元にもなっているのです。キツネが王子さまにいいます。「人間ってやっつあ、いまじゃ、もう、なにもわかるひまがないんだ。あきんどの店で、できあいの品物を買ってるんだがね。友だちを売りものにしているあきんどなんて、ありゃしないんだから、人間のやつ、友だちなんか持ってやしないんだ」。そしてキツネが王子さまと別れるとき「心で見なくっちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」。7,80年も前に出たこの本はちっとも色褪せていません、どころかますます時間を超えて輝いています。ということは近代になり人間が利益それも表面だけのを追うようになってから人間が急速におぞましくなってき人間が王子さまがいうようになってしまいました。今、アメリカに留学している韓国、中国その他の国々の留学生の共通の認識は世界は止む事のない競争である、だから最後まで競争に勝ち、生き残らなければならない。そのために必死で勉強するのだ。文明は真の認識から加速度を増しながら離れるばかりのようです。宇宙の森羅万象には自ずからのテンポがあり悠久のなかで行われています。それをこざかしい人間の知恵で速めたとして何が変るか、人間と自然の破壊を早めるだけ、人間がいなくなったらやはり再びゆっくりと自然は元に戻るでしょう。あたかも文明などなかったかのように。人間がこざかしくなったとの認識は持つべきでしょう。もう一度‟星の王子さま”を読むときではないでしょうか。