ベルギーのブリュッセルに1959年から2003年に93歳で亡くなる3年前まで自然食品店を営み一生涯常に日本を心配し友人のために25年間自費で月1回ブリュッセル通信を出していた憂国の士高波市太郎氏が友人によってまとめられた本のあとがきにこうしるされています。
「私どもは生きています。生きていながら"生きる"という一番大事な本質を知らないまま過ごしています。
どう生きることがマトモであるのか,イノチのモトがどこにあるのか,どうすることが自然なのかを,みんなが考えようとねがっています。」
今日BS2でチェ.ゲバラと生前関わりのあった人物たちにインタヴーをしそれにドキュメンタリーを混ぜなら見ごたえのある番組があった。人物たちとは最後まで行動をともにした部下,殺された場所である小さな小学校の当時娘だった教師,村を巡回する医師,ゲバラの亡骸を洗った看護婦などその教師は最後の1日だけの付き合いだけだったのにゲバラの女だったとか彼の子を孕んでいたとか噂を流され教師も首になったそうです。彼女がゲバラがなにか食べたいというのでスープを持っていき両手首縛られた手で飲み甲で口をぬぐったと40年たったいまでも目のあたりに覚えていました。また死体を村人に公開してボリビヤの兵士を殺した外国人の革命家の首領の顔を一目みようと集まった人々の何人かがおもわずキリストのようだと口ばしったそうです。その看護婦がその時まで開いたままだった瞳を閉じさせようとしたが目は開いたままカッと見開いたままだったそうです。現存する彼の最期の写真もその目が果てしないものを見ているものでした。その医師は死体を見てすぐ戦闘で殺されたのでなく捕まってから殺されたのがわかりそのことを外国人のジャーナリストに勇気をもって語り母に殺されるから逃げろといわれボリビヤに民主政権ができるまで17年ブラジルに亡命していたそうです。最後まで行動をともにした同志はゲバラが生きていて一緒にまたやろうといったらついていくと即答してました。彼と会った人たちのすべて彼の魅力と印象を生涯鮮明に覚えてこの人たちの人生を豊饒にしていることが見てとれます。キリストの存在も人々に強烈な光を放ったことでしょう。現代人はだれもキリストの顔を見てませんがゲバラの顔は永遠にわれわれにインパクトを与え続けるでしょう。人間の栄光,理想を失った今人類はいったいどこに向かっていくのだろうか。地球規模で合理化が進むなか人間が要らなくなるまで突き進むのではないか。